@@@ あ れ こ れ think now @@@

ことさらにIT(情報技術)を、声高に叫ぶことは、ない。過去の失敗を思い起こし、そこからの教訓と方策を考えるべきだろう。僕たちは、歴史に学ぶとき、それもぎりぎりの崖っぷちに立っている。

僕の、あやふやであるが間違っていないと思う、その記憶に拠れば、30数年前まだ勤め人だったころ、ITが叫ばれた。当時の表現は、ペーパーレスとコンピュートピアであった。コンピュータのことは詳しくないが、また今ここで調べる余裕もないが、当時のコンピュータと言えば大きな冷房完備の部屋に鎮座するスパコン、スーパーコンピュータであったろう(当時スパコンと言われていたのかどうか、知りません)。
30数年前といえば、ふた昔前のことだ。そんな昔、すでに今言うところのITが叫ばれていた。
何故、今更、ITを叫ぶ。何故、か。30数年前の叫びがお題目に終わった、という事実を忘れている、あるいは見逃しているからだと、思う。歴史に学んでいないのだ。歴史を商売の種子にすることはあるが、歴史から何と学ばないで来たことか。いや一つあった。そう、役人の前例墨守だ、これも歴史から学ぶ、学び方の一種だろう。

コンピュータを使うということはどういうことか、コンピュータの能力を活かす社会とはどんなものか、その社会は、ひとびとの生活に本当にプラスするするのか、いやこれでは始めにピュータありきだ、発想を逆にしよう。ひとびとの生活に本当にピュータはプラスするするのか、そのような社会ではピュー太はどう使えばいいのか、ということを考えないままで、今日を迎え、ITを今叫んでいる。

ペーパレスについて見てみよう。

ずいぶん昔、小学生か中学生のころ「砂糖と紙の消費量は文明の尺度・指標」と教わった気がする。昔のことだから「尺度・指標」であって、今ならバロメータであろうが。この指標は、今の日本では当てはまらない。
そんなことは、皆知っている。知ってはいるが、紙の消費は減らない(僕はここで統計数字をしらべあげて、紙消費を云々するつもりはない)ので、紙の裏を使うとか、いやこれは機密書類だからシュレッダーにかけろ・裏使用はもってのほかだ、資源ごみで回収しよう、新聞はいいけれど広告はペケだ、古紙100%の何とかマークをつけようなど、いろいろやっている。
今日の印刷物の殆ど全部は、ピュー太の画面に置きかえることができる。ピュー太というものがなかった時代なら、紙に印刷するしかないが、今現在ピュー太は、日本では誰でも手に入れることができる。このピュー太を紙印刷の代替物として利用しない手は、ない。もっと進めて、代替物ではなく、本物としてピュー太を使えるよう、工夫した方がいい。
これが実現できれば、直接的には、印刷関連の人的・物的資源を節約・有効利用できる。紙消費量が文明の指標だというのは、正しいのか。印刷される中身をみれば、判断できる。消費量ではなく、内容だ。下卑た内容の印刷に、貴重な人間の能力を投入しない方が、いい。あるいは、ここに製本町工場があり、ほんの3〜400メートルさきでは、ゴミ車が来て処理している。こんな人的・物的無駄は、どの分野でも見られる、一般現象だ。
ピュー太を紙印刷の替わりとして使うべきだろう。そんなことは、皆知っている。何故、それができない、それをやった場合、この国に住むひとたちの生活が良くなるのか、良くなるとはどいうことか、良くならない場合、それは何故か、紙資源を節約したが、生活が良くならない、「あの日本は凄いぞ、紙新聞をやめた、紙資源使用を大幅に減らした」と表向きには大きな顔ができても、1歩内側に廻って住む人の生活がちっとも良くならないとしたら、その原因はどこにあるのか、その原因を排除すれば、ほんとうに生活は良くなるのか、その原因を排除できるのか、抵抗勢力にはどう対処するのか、抵抗勢力の言い分はどんなものか、この国の有り様はこのままでいいのか、・・・・・など考えることは、多い。
どういう風に、利用すればいいのか。家庭にパソコンを配って、たとえば新聞をon-lineで配達すれば、いいのか。かりに、こんな無茶が可能だとしても、これではピュー太の製造・関連メーカーを肥やし、金の匂いを嗅ぎまわる族議員の跋扈や役人の天下り先を増やすだけだ。この国の有り様を現状のままにして、このような方法で紙資源を節約しても、住む人たちの生活は良くならない。かえって悪くなる。
こんな無茶が可能だとしても・・・・現状では、傍目(はため)には無茶にみえても、この無茶が、すんなり実現する可能性は大きい。性質(たち)の悪い政党と総理大臣、性質(たち)の悪い新聞社と社長が、取り引きすれば、こんなことは容易に実現する。そういう性悪の、お偉いさんが、ごろごろいるじゃねーか。《次号に続く、8月14日22時》

ホーペー62号Weekly Inpho no.62  目次contents  図譜symmetrical work  あれこれ think now  街の生き物 happenings  風景landscape

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