束の間の、快適な季節にいまぼくは在るのに、気持ちは、鬱陶しい。
二つの原因がある。
一つは、ツバメの巣が、昨秋11月ころだった、破壊された、こと。
今年4月10日(木)朝一羽突如(のように僕には思えた)やって来て、一瞬、半壊の巣に、中を覗くように脚爪を掛け、ツバメは事の実態を悟ったのだろう、あっというまに去った。週を越えて14日(月)朝やって来たが、何もしないで、眼の前を飛び去った。きのう5月2日(金)も、ツバメマンションの庭にいるとツバメが一羽、眼の前をかすめた。
もはや、ツバメ屋敷ではない、旧ツバメ屋敷だ、元ツバメ屋敷だ。
ここは、単に彼らの飛行通路だ。二番子の六月、再来するだろうか。来るわけないよ、ここは危ないんだ。
そう言えば、毎週土曜日仕事で出向く板橋の本蓮沼(もとはすぬま)にあるツバメの巣、このあいだ見たら、ちゃんとツバメはいた。卵を温めていた。羨ましい。
なお街の生き者、人虫、大ま科駄属などについては、60号、63号「街の生き者」をごらんください。