映画「SPIDER-MAN」(スパイダーマン)<2002:アメリカ>




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映画「SPIDER-MAN」

(スパイダーマン)

<2002:アメリカ>

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toikunの評価: ★★
2.0点/5点満点中
主要登場人物配役 (役名俳優)

スパイダーマン=ピーター・パーカートビー・マッガイア(トビー・マグワイア)
ピーターの隣人メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)キルステン・ダンスト(キルスティン・ダンスト)
グリーン・ゴブリン=
アメリカ軍需産業オズコープ社
社長ノーマン・オズボーン
ウィーレム・デーフォー(ウィレム・デフォー)
ノーマンの息子ハリージェームズ・フランコ(ジェイムズ・フランコ)
ピーターの叔父ベンクリフ・ロバートスン(クリフ・ロバートソン)
ベンの妻メイローズマリー・ハリス
ニューヨークの新聞社編集長ジェームソンJ・K・シモンズ
ジャンル: SF, アクション, ロマンス
上映時間: 121分
アカデミー賞(オスカー)結果:
受賞: なし
録音賞ノミネート: Kevin O'Connell, Greg P. Russell, Ed Novick
視覚効果賞ノミネート: John Dykstra, Scott Stokdyk, Anthony LaMolinara, John Frazier
<スタッフ>
製作: Laura Ziskin, Ian Bryce
監督: Sam Raimi
脚本: David Koepp
撮影: Don Burgess
音楽: Danny Elfman
出演(キャスト) Tobey Maguire, Willem Dafoe, Kirsten Dunst, James Franco, Cliff Robertson, Rosemary Harris, J.K. Simmons, Gerry Becker, Bill Nunn, Jack Betts, Stanley Anderson, Ron Perkins
<感想>(紹介,レビュー,批評,評論,解説)はクリック
<ストーリー>(あらすじ,内容,ネタバレ,ラスト,詳細)

 アメリカの田舎町に住む、顔は中々かっこいいもののイマイチ”冴えない”高校3回生のピーター・パーカー。 彼の両親はいなく、叔父のベンと叔母のメイと一緒に住んでいた。 そんな彼の隣人は同級生のメリー・ジェーン(MJ)。 ピーターは彼女が隣に引っ越してきた6歳の時から淡い恋心を抱いていたが、伝えられずにいた。 恋心を伝えられないので、MJはガキ大将のフラッシュの彼女となっていた。

 そんなピーターと仲が良いのは、軍需産業の会社オズコープ社社長ノーマン・オズボーンの息子ハリーだった。 ピーター達の高校は、コロンビア大学の施設に大学見学に来ていた。 その施設では、蜘蛛を遺伝子レベルで改良して、”スゴイ蜘蛛”を作る研究をしていて、 15匹のスゴイ蜘蛛が誕生していて、それを見学者に見せていた。 生徒達が興味深そうに蜘蛛を観察していたが、スゴイ蜘蛛が1匹ケースにいなかった。 そしてピーターが、その蜘蛛に咬まれてしまった…。

 ピーターは家に帰ると、出迎えるベンとメイを、気持ち悪さのために避けて早々と自分の部屋に戻った。 そして彼は意識を失った…。

 ピーターが目覚めたのは翌朝だった。いつも通り眼鏡をかけると、どうも変だ。 うん?視力が合わない?いや、視力が回復していたのだ。更に身体は幾分か筋肉がついていた。 何が起こった?それを考える間もなく学校である。ピーターは家を出た。 いつも通りバスに乗り遅れるピーター。 走っても追いつくわけはないが、バスに手をかけると張り紙が手につき、中々離れなかった…。

 学校。お昼の時間になり、食事を取るピーター。そんな彼にまたしてもおかしなことが起こる。 尋常ではない反射神経でMJの転倒を助けたり、腕から蜘蛛の巣が出て、 それが物に張り付きすごい粘着力で物を引き寄せるのであった。 誰もこれを見ていない、分かっているのは自分だけ。だがこのことでガキ大将フラッシュを怒らせてしまった。 ケンカを売られるピーター。MJをはじめとした他の生徒が見守る。 体格を見ればフラッシュが勝つのは明らか…と思えたが、ピーターがフラッシュをノシてしまった。

 ピーターは自分でも驚き学校の外に出た。そして徐に”壁をよじ登って”みた。 ピーターは、ロッククライミングで岩を上るよりも簡単に、”掴むところがない”ビルを登ってしまった。 歓喜に満ちたピーターは、なんとビルとビルをジャンプして飛びまくった。 そして、今度は手から蜘蛛の巣を出して、それをツタとして飛ぼうと考えた。だが上手くはいかなかった…。

 夜の自宅。隣からはMJの飲んだくれの父親のいつも通りの叫び声。 それを避ける様に外に出たMJと話しをするピーター。高校卒業後の話しをする2人。 ピーターはニューヨークで、働きながら大学に通いたいということを話し、 またMJもまたニューヨークで女優になりたいと夢を語るのであった。 そんな2人だが、遠くでMJを呼ぶフラッシュの声。MJがフラッシュのところに行くと凄い新車があった。 喜んで乗り込むMJを見ているピーターがいた。

 ピーターは車の広告を見ていた。自分もMJを乗せたいと思ったのであろう。 だが到底買えない。アズ・イズの車でさえも。そんな広告にプロレスの広告が載っていた。 リングに3分立っていることが出来れば3000ドルと書いてあった。 ピーターは胸をときめかせた。そして赤と青の派手なコスチュームを一晩中考えるのであった。

 次の日、一人で出かけようとするピーターを、ベンが呼び止め、車で送っていくと言った。 送ってもらったピーター、車から降りようとすると、ベンが言いだした。 不思議な力を持ってしまったピーターが、ベンは力のことは知らないが、何か変わってしまったと感じたのだ。 大事なことを言おうとしたベンだったが、それを遮ってピーターは車から出て行ってしまう。

 ピーターはプロレス会場に着いた。 リング上にはボーンソーと言う筋骨隆々な男がいて、3000ドルを夢見る何人もの挑戦者を退けていた。 ピーターが顔を隠した赤と青のコスチュームで登場すると、リングアナウンサーは”スパイダーマン登場”と言った。 観客に歓迎されないピーター。彼がリングに上がると、逃げられないためのオリが降りてきた。 こんなことは聞いていないピーターは文句を言うが、誰も聞き入れるわけはなかった。 そして試合は始まった…ピーター=スパイダーマンは見事ボーンソーをやっつけて勝利するのであった。

 試合の後、プロモーターから3000ドルを貰おうとしたピーターだったが、 プロモーターはケチを付けて100ドルしか渡さなかった。 ピーターが彼の部屋を出ると、プロモーターの部屋に強盗が押し入り金を奪った。 それを見ていたピーターは、自分には関係ないことだと、何もせずに強盗を逃がしてしまった。 その後外に出ると、パトカーと人だかりがあった。 近寄るピーターが目にしたのは、車を奪われた瀕死の傷を負ったベンであった。 ベンはピーターの腕の中で静かに息を引き取った。

 怒ったピーターは、警察の無線から逃げる犯人を特定、”スパイダーマンの力”を使って犯人を追った。 そしてビルに逃げ込んだ犯人を倒してみると、その犯人はピーターが逃がした強盗であった。 強盗は過ってビルから落ちてしまった。それを断片的に見ていた警察はスパイダーマンを包囲しようとした。 だがスパイダーマンは逃げた。その後、一人後悔をするピーター、メイが1人で待つ家に帰るのであった。

 その頃、軍需産業の会社オズコープ社のライバル会社に、 空を飛ぶボードに乗った仮面とスーツを纏ったグリーン・ゴブリンが現れ、その会社を激しく破壊してしまった。 この男はピーターの友達ハリーの父親ノーマンの変身した姿であった。 彼も又不思議な力を得ていた。自分の会社の実験を自分自身に施した副作用によって得た力、 そして自社の兵器を利用して。

 ピーターの高校は卒業式を向かえた。ピーターの唯一の心残りは、ベンおじさんが出席できなかったことだった。 メイ叔母さんと話したピーター。その後、ある決意を胸にスパイダーマンのスーツに腕を通す、決意を持って。

ニューヨークに来たピーター。彼はニューヨークの治安を守るために立ち上がったのだ。 次々と犯罪者を倒していくスパイダーマン。 ニューヨークの街中は顔を隠す正義の味方スパイダーマンの話しで持ちきりであった。 新聞社編集長ジェームソンも、新聞の予想外の売り上げに、嬉しい悲鳴を必死にこらえていた。

 そのニューヨークの街で、ピーターは偶然MJと再開する。彼女はウェートレスをしていた。 しかもMJは今はピーターのニューヨークでのルームメイトのハリーと付き合っていると言った。 ピーターには初耳であった。

 自宅に帰るピーターを出迎えたのはルームメイトのハリーと彼の父ノーマンであった。 ピーターは偶然、新聞の”スパイダーマンの写真募集の記事”を見た。 思い立ったピーターは、スパイダーマンとしての写真を自身で撮って、それを持ち新聞社に赴いた。 新聞社のジェームソンはフリーのピーターの写真を、安い報酬で買い取った。

 オズコープ社のパーティが開かれた。そこにはハリーに招かれたMJがいた。 そしてピーターも1人出来ていて、ハリーと一緒のMJを見かけるのであった。 そこに、グリーン・ゴブリンが現れた。そう、正体はオズコープ社社長ノーマン。 しかしもはやノーマンは社長を追われていた。事前の取締役会で、取締役からクビを言い渡されていたのだ。 それに怒ったノーマンが、取締役への復讐のために現れたのだった。

 ゴブリンは空飛ぶボードに乗り、派手に暴れてパーティ会場をメチャクチャにした。 そしてMJが壊れかけたベランダから落ちそうになった。そこにスパイダーマンに変身したピーターが現れた。 凄い力で攻撃してくるゴブリンを何とか撃退して、MJを助けたスパイダーマン。 MJに恋心を抱くピーターであるが、自分がスパイダーマンだと言う訳にはいかず、 スパイダーマンは正体を明かさず彼女の元を去った。

 その後、ピーターは新聞社にいた。ジェームソンと話していた。 そこにゴブリンが現れた。新聞に載せたスパイダーマンの写真を撮った人物をジェームソン聞き出すために。 ジェームソンを締め上げるゴブリンだったが、ジェームソンはそれを言わなかった。 そこに変身したピーターが現れた。 いつも事件現場に現れるのを不審に思っていたジェームソンは、スパイダーマンをゴブリンの仲間の悪者だと判断。 その後、スパイダーマンVSグリーン・ゴブリン…と思われたが、ゴブリンはスパイダーマンを眠らせて連れ去った。

 目覚めたスパイダーマンに、自分の仲間になるか考えろといったゴブリンであった。

 ジェームソンの新聞には”スパイダーマン=悪者”の記事が踊り、それを見て複雑に思うピーターだった。 ピーターはMJの仕事の終わりを待っていた。そして少し話しをするのであった。 話も終わり別れた2人。もう既に夜である。帰るMJを見ていたピーターが、彼女に訪れるであろう危機を察知した。 MJは、彼女を狙う男達に襲われた。そこへスパイダーマンが駆けつけ男達を片付けた。 2度も助けて貰ったMJは、スパイダーマンに”好き”という感情を持ったのかも知れない。 スパイダーマンのマスクの口の部分だけを捲り、お礼のキスをするのであった。

 ニューヨークの下町。今日は高層マンションで火事が起きていた。建物には逃げ遅れた赤ん坊がいた。 だが消防署員も近づけない。そこにスパイダーマンが現れた。彼は燃えさかるマンションの中から赤ん坊を救った。 感謝する母親。そこに警察がやってきて、スパイダーマンを逮捕しようとした。 ゴブリンとの一件のためだった。逮捕しようとした矢先、建物からまた叫び声が聞こえた。 警官はスパイダーマンに救出を許可して、スパイダーマンはまた建物に入った。 だが叫び声を上げたのはゴブリンであった。仲間になるかどうかの答えを聞きに来たのだった。 スパイダーマンはもちろん断った。攻撃するゴブリンから、腕に切り傷を負うスパイダーマン。 ゴブリンは逃げ出した。

 この日は感謝祭の日であった。ピーターとハリーの家に招かれたMJ、メイ、そしてノーマン。 スパイダーマンとして活躍していたピーターはまだであった。 そこにピーターが帰ってきた。そして楽しい食事だ…と思われたが、メイがピーターの腕の切り傷に気付いた。 ピーターは、事故で傷ついたと言ったが、ノーマンは気付いた、ピーター=スパイダーマンだと。 食事もせずに帰ろうとするノーマンをハリーは止めようとする。彼女であるMJが一緒にいるためだ。 だがノーマンは、MJのことを”好きと言っているが財産を狙う女だ”とハリーに言い放して去った。 それを否定したハリーだったが、聞いていたMJは怒って席を立った。

 ゴブリンはスパイダーマンを苦しめるために、1人で家にいたメイを襲った。命を奪わずに心を痛めつけた。 病院に入院しているメイ叔母さんをピーターが見舞った。そこにMJも見舞いに来て話すピーターとMJ。 MJは、”スパイダーマンに恋をしているかも…”と話した。 ピーターも昔からの自分の気持ちを…そして手を握る2人…そこにハリーが現れ、手を繋いでいた2人を見た。 帰ったハリーは、”MJは父の言った通りの女だった”と言うのであった。

 みんなが帰った後、話したピーターとメイ。そのメイの言葉から、ふとMJの身が案じられ、電話をかけるピーター。 その電話に出たのはゴブリンだった。 息子を傷つけたMJ、そして敵であるスパイダーマンを倒すため、MJを人質に取ったゴブリン。 スパイダーマンはすぐに駆けつけた。だが、ゴブリンは強引な二択を迫った。 大勢の人々を救うか、愛するMJ1人を救うか。捉えた大勢の人々を入れたゴンドラと、MJを同時に落とすゴブリン。 強引な二択の中で、スパイダーマンは、両者を救うことを選んだ。 素早い身のこなしで、MJ、そして人々を救おうとする。それを邪魔するゴブリン。スパイダーマン、ピンチ! それを救ったのは、他でもないニューヨークの市民であった。彼らの助けで、人々、MJを救ったスパイダーマン。

 ゴブリンはスパイダーマンを廃墟に強引に連れてきた。そこでスパイダーマンをボコボコにするゴブリン。 やられてしまうのか?いやスパイダーマンも反撃をする! やられそうになったゴブリンは、自分の正体=ノーマンであることをマスクを取って知らせた。 そしてスパイダーマンの隙を突こうとした。スパイダーマンを背後から襲う刃! だが、スパイダーマンはそれに気付いて、寸前で避け、刃はノーマン自身を貫く。 ノーマン=ゴブリンの最後の言葉は、”息子にはこの事を言わないでくれ”であった…。

 ノーマンの葬式が開かれた。 父の正体は知らないものの、命を奪ったのはスパイダーマンであることを知っている息子ハリー。 彼は、スパイダーマンに対する憎しみを、親友であるピーターに語り、復讐を誓った。 複雑なピーターであった。

 ベン叔父さんの墓にきたピーター。そこにMJが現れ、”スパイダーマンよりあなたを愛している”と告げた。 キスをするMJ。MJにピーターは言った。”友達として君を守っていく…”と。 ピーターとのキスの感触に、懐かしさを感じるMJがいた…。
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<感想>(紹介,レビュー,批評,評論,解説)

 スタン・リー(Stan Lee)とスティーヴ・ディッコ(Steve Ditko)の大人気アメリカン・コミックの映画化。 大ヒットした今作は2004年に 続編「スパイダーマン2」、 2007年に続々編「スパイダーマン3」が作られた。 メガホンをとるは「シンプル・プラン」などの 監督サム・ライミー。彼は続編2作も監督をしている。 そして、タイトルロールの”スパイダーマン”=青年ピーター・パーカーを演じるのは、 あのレオナルド・ディカプリオの 親友として知られていたが、この「スパイダーマン」シリーズで見事な”ヒーローとしてのスターダム”に のし上がったトビー・マッガイア。そしてこの映画の ヒロインMJには、toikun的に「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の 幼いイメージが抜けないキルステン・ダンスト。 そして今作の敵役ゴブリンに扮するは、数々の映画を脇役として支えてきたウィーレム・デーフォー。 他の主要キャストには、ゴブリン=ノーマンの息子ハリー役でジェームズ・フランコ、 ピーターの叔父ベン役で、「アルジャーノンに花束を」のオスカー主演賞俳優クリフ・ロバートスン、 またベンの妻メイ役で、「愛しすぎて〜詩人の妻〜」のオスカー助演賞ノミニーのローズマリー・ハリス、 そして新聞社の編集長役で”典型的”J・K・シモンズなど。

 この映画を見るのは一昨年以来今回で2回目。だがすっかりまったくストーリーを覚えていなかったtoikun。 な・ん・だ・こ・れ・は・?今一度見てみても、キチンと内容の詰まった”それなり”の映画であるのに、 覚えていないというのはどういうことだろうか…?

 それは置いておいて、この映画、toikunにとってまさしく、”それなり”であった。 アメコミ映画らしいと言えば一番しっくり来るであろう、その展開・演出。 アメコミに疎いtoikunにはそう感じてしまって、”あぁ、アメリカ人ウケはいいだろうな…”とテキトーに感じた。 映画批評は、こんな姿勢では決して許されないであろうが、しょうがない。

 ピーター・スパイダーマンが女性の描かれた壁にぶつかる…あぁ、どっかで見たなこの展開。

 怒り気味の新聞編集長…あぁ、よくいるよね、アメリカ映画の中に。

 人々に敵視されたスパイダーマンが、一転英雄視…よくありますよね…。

 なーんかねー、このハリウッド・エンターテイメント作品、toikunにはウケはよくありませんでした。 作りはね、悪くないんだけど。一級のエンターテイメントなんだけど。ごめんなさい。

2007.10.18
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