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映画「THE GOOD SHEPHERD」
(グッド・シェパード)
<2006:アメリカ>
紹介,レビュー,ストーリー,あらすじ,ネタバレ,ラスト,詳細,内容,感想,解説,批評,評論,評価,
上映時間,出演者,キャスト,スタッフ(製作,監督,脚本,撮影,音楽),
主要登場人物配役(役名,俳優),アカデミー賞結果(受賞,ノミネート),映画,洋画,ハリウッド,
DVD,Blu-ray Disk,サントラ,サウンドトラック,原作,原作本,関連本
| toikunの評価:
★★★★ 4.0点/5点満点中 |
主要登場人物配役 (役名/俳優) CIAエージェント、エドワード・”マザー”・ウィルソン/マット・デーモン(マット・デイモン) エドワードの妻マーガレット/アンジェリーナ・ジョリー ウィルソン夫妻の一子エドワード・ジュニア(成年)/エディー・レッドメーン(エディー・レッドメイン) エドワードの元恋人のローラ/タミー・ブランチャード エドワードの上司フィリップ・アレン/ウィリアム・ハート エドワードの部下レイ・ブロッコ/ジョン・タートゥーロ(ジョン・タトゥーロ) フレデリック博士/マイケル・ガンボン ソ連側スパイ・”ユリシーズ”/オレグ・シュテファンコ FBI捜査官サム・ミュラック/アレック・ボールドウィン サリバン将軍/ロバート・デニーロ |
| ジャンル: スリラー, 歴史もの, ドラマ | |
| 上映時間: 167分 | |
| アカデミー賞(オスカー)結果: 受賞: なし 美術賞ノミネート: (美術監督)Jeannine Claudia Oppewall, (装置)Gretchen Rau, (装置)Leslie E. Rollins | |
| <スタッフ> | |
| 製作: James G. Robinson, Jane Rosenthal, Robert De Niro | |
| 監督: Robert De Niro | |
| 脚本: Eric Roth | |
| 撮影: Robert Richardson | |
| 音楽: Marcelo Zarvos, Bruce Fowler | |
| 出演(キャスト): Matt Damon, Angelina Jolie, Alec Baldwin, Tammy Blanchard, Billy Crudup, Robert De Niro, Keir Dullea, Michael Gambon, Martina Gedeck, William Hurt, Timothy Hutton, Mark Ivanir, Gabriel Macht, Lee Pace, Joe Pesci, Eddie Redmayne, John Sessions, Oleg Stefan, John Turturro | |
<ストーリー>(あらすじ,内容,ネタバレ,ラスト,詳細)
米ソ超大国が繰り広げる冷戦の中でキューバ革命が大きな脅威となりつつあったアメリカ。 1961年に極秘でCIAが進めていたピッグス湾事件は、敵方への情報の筒抜けにより大失敗に終わった。 事件を指揮していたCIAのエドワード・ウィルソンや彼のチームはまずい状況となった。 事件は何故ばれたのか、裏切り者はいるのか?いるなら誰なのか?を調べなければいけない。 そんなエドワードは20年来の旧知、FBI捜査官のサム・ミュラックから、 エドワードの上司であるCIA長官フィリップ・アレンの秘密資料が渡された。 怪しい銀行預金の口座があった。この他にエドワードの元に、 何者からか写真と会話を録音したテープが送られてきた。エドワードは、部下のブロッコらに調べさせた…。
時は遡り、第二次世界大戦の対ドイツの火ぶたが切って落とされようとしていた1939年。 イェール大の優等生だったエドワードがミュラック捜査官に出会ったときもこの頃であった。 エドワードが専攻する詩文学のフレデリック博士がナチスであることを調べていたミュラックは、 エドワードに近づき、あるメンバーリストを調べるようにと言ってきた。 スパイはできないと最初は断ったエドワードだったが、それを受けてミュラックに渡した。 それに起因するかのように、博士は教職を追われた。
エドワードは”ボーンズマン”の会員であるほど優秀なことなどから、 アメリカ軍のサリバン将軍に目をかけられ、”国のために働いてみないか?”と言われ、 海外でのスパイ活動を頼まれた。
この頃、エドワードは学校の図書館で耳の不自由な女性ローラと知り合う事になる。 ハンデという障壁がありながらも、次第に距離を縮め恋人関係になる。 だが、一方で友人の妹マーガレットからアプローチがあり、肉体関係を持ってしまう。 これはローラと肉体関係をうまく築き上げられないせいなのか、それとも他の不満か、マーガレットの良さか…。 マーガレットの妊娠を知ったエドワードは、ローラとの関係を絶ち、マーガレットと結婚する事にした。
結婚式の後の自宅でのパーティの時、サリバン将軍の使者が来た。1週間後に海外に赴任して欲しいと手紙にあった。 それを受け入れるエドワード。
ヨーロッパの任務。上司に就いたフィリップ・アレンや、 ナチス信仰のために教職を追われたが諜報任務に就いていたフレデリックから指導を受け、 またイギリスなどのノウハウを学んで”スパイ”として実力をつけていったエドワード。 しかし諜報活動には色々な面があった。ソ連側のスパイ・ユリシーズとの折衝、裏切り、買収…
様々な経験を積み、また祖国アメリカの為の仕事をして、アメリカに戻ったのは1946年の事であった。 生まれた息子エドワード・ジュニアは既に齢6歳となっていた。
1946年に立ち上がったアメリカの諜報機関、アメリカ中央情報局=CIA長官アレンの元、 中心となって活動したエドワード。冷戦下の対ソ連に対する諜報活動で活躍した反面、 妻マーガレットやジュニアの事にはほとんど”タッチ”する事はなかった。 この事で妻とは大きな軋轢が生まれていた。
エドワードは偶然からローラと再会する。妻子を持つエドワードに対して、子猫1匹が家族のローラ。 10数年の時の隔たりは残酷だったのか…。エドワードはローラと一晩の関係をもってしまった。 後に何者かからそのことを写真に撮ったものがマーガレットに送られ、激怒する彼女。 最早関係は修復できるようなものではなく、別居という形となる。以降、ローラと会う事はなかったエドワード。
そして1961年現在。何者からか送られた写真とテープを分析したCIAは、それがコンゴで撮られたことが分かった。 コンゴを訪ねるエドワード。問題の部屋へと訪れると、彼の目の前に現れたのはユリシーズであった。 テープのオリジナルを聞かせ、事の顛末を話した。 ”エドワード・ジュニアが、エドワードの話す作戦の事が聞こえていた。 ジュニアには愛する人ができた。その女性はスパイであり、作戦の事を話したために、バレた”と。 祖国の安全か、それとも息子の安全どちらをとるかを尋ねるユリシーズ。 エドワードには答えは出なく、ただジュニアをかえすようにと言ったエドワード。
ジュニアと会ったエドワード。ジュニアの婚約者の女性はスパイである事を言うが、ジュニアは信じない。 これまでの家族に対する接し方を見れば当然であった。
結婚式が開かれるので久しぶりに会うエドワードとマーガレット。共に息子の幸せを願うのは当然であった。
結婚式前にシャンパンを開ける3人。だが、式は結局開かれる事はなかった。
婚約者は式のためのフライトの途中に殺された。それはCIAの仕業なのかKGBの仕業なのか…。
エドワードは、幼い頃に自殺した父の今まで未開封にしていた遺書を読んだのだった。 その後、金銭問題でアレン長官がCIAを去り、新しい上司の下で、 CIAの更なる中心に座るエドワードがいるのであった。
米ソ超大国が繰り広げる冷戦の中でキューバ革命が大きな脅威となりつつあったアメリカ。 1961年に極秘でCIAが進めていたピッグス湾事件は、敵方への情報の筒抜けにより大失敗に終わった。 事件を指揮していたCIAのエドワード・ウィルソンや彼のチームはまずい状況となった。 事件は何故ばれたのか、裏切り者はいるのか?いるなら誰なのか?を調べなければいけない。 そんなエドワードは20年来の旧知、FBI捜査官のサム・ミュラックから、 エドワードの上司であるCIA長官フィリップ・アレンの秘密資料が渡された。 怪しい銀行預金の口座があった。この他にエドワードの元に、 何者からか写真と会話を録音したテープが送られてきた。エドワードは、部下のブロッコらに調べさせた…。
時は遡り、第二次世界大戦の対ドイツの火ぶたが切って落とされようとしていた1939年。 イェール大の優等生だったエドワードがミュラック捜査官に出会ったときもこの頃であった。 エドワードが専攻する詩文学のフレデリック博士がナチスであることを調べていたミュラックは、 エドワードに近づき、あるメンバーリストを調べるようにと言ってきた。 スパイはできないと最初は断ったエドワードだったが、それを受けてミュラックに渡した。 それに起因するかのように、博士は教職を追われた。
エドワードは”ボーンズマン”の会員であるほど優秀なことなどから、 アメリカ軍のサリバン将軍に目をかけられ、”国のために働いてみないか?”と言われ、 海外でのスパイ活動を頼まれた。
この頃、エドワードは学校の図書館で耳の不自由な女性ローラと知り合う事になる。 ハンデという障壁がありながらも、次第に距離を縮め恋人関係になる。 だが、一方で友人の妹マーガレットからアプローチがあり、肉体関係を持ってしまう。 これはローラと肉体関係をうまく築き上げられないせいなのか、それとも他の不満か、マーガレットの良さか…。 マーガレットの妊娠を知ったエドワードは、ローラとの関係を絶ち、マーガレットと結婚する事にした。
結婚式の後の自宅でのパーティの時、サリバン将軍の使者が来た。1週間後に海外に赴任して欲しいと手紙にあった。 それを受け入れるエドワード。
ヨーロッパの任務。上司に就いたフィリップ・アレンや、 ナチス信仰のために教職を追われたが諜報任務に就いていたフレデリックから指導を受け、 またイギリスなどのノウハウを学んで”スパイ”として実力をつけていったエドワード。 しかし諜報活動には色々な面があった。ソ連側のスパイ・ユリシーズとの折衝、裏切り、買収…
様々な経験を積み、また祖国アメリカの為の仕事をして、アメリカに戻ったのは1946年の事であった。 生まれた息子エドワード・ジュニアは既に齢6歳となっていた。
1946年に立ち上がったアメリカの諜報機関、アメリカ中央情報局=CIA長官アレンの元、 中心となって活動したエドワード。冷戦下の対ソ連に対する諜報活動で活躍した反面、 妻マーガレットやジュニアの事にはほとんど”タッチ”する事はなかった。 この事で妻とは大きな軋轢が生まれていた。
エドワードは偶然からローラと再会する。妻子を持つエドワードに対して、子猫1匹が家族のローラ。 10数年の時の隔たりは残酷だったのか…。エドワードはローラと一晩の関係をもってしまった。 後に何者かからそのことを写真に撮ったものがマーガレットに送られ、激怒する彼女。 最早関係は修復できるようなものではなく、別居という形となる。以降、ローラと会う事はなかったエドワード。
そして1961年現在。何者からか送られた写真とテープを分析したCIAは、それがコンゴで撮られたことが分かった。 コンゴを訪ねるエドワード。問題の部屋へと訪れると、彼の目の前に現れたのはユリシーズであった。 テープのオリジナルを聞かせ、事の顛末を話した。 ”エドワード・ジュニアが、エドワードの話す作戦の事が聞こえていた。 ジュニアには愛する人ができた。その女性はスパイであり、作戦の事を話したために、バレた”と。 祖国の安全か、それとも息子の安全どちらをとるかを尋ねるユリシーズ。 エドワードには答えは出なく、ただジュニアをかえすようにと言ったエドワード。
ジュニアと会ったエドワード。ジュニアの婚約者の女性はスパイである事を言うが、ジュニアは信じない。 これまでの家族に対する接し方を見れば当然であった。
エドワードは、幼い頃に自殺した父の今まで未開封にしていた遺書を読んだのだった。 その後、金銭問題でアレン長官がCIAを去り、新しい上司の下で、 CIAの更なる中心に座るエドワードがいるのであった。
<感想>(紹介,レビュー,批評,評論,解説)
現代の名優ロバート・デニーロの 公式には「ブロンクス物語」以来の2作品目(「スコア」は監督としてノークレジット)の監督作品。 第二次世界大戦時の諜報活動からCIAの誕生、そしてキューバ革命までを描いたドラマ。 主演の、自分の身、そして家族の身を犠牲に祖国に尽くすエドワードに 扮するはマット・デーモン。 他には上の主要登場人物の欄に書いた個性的な実力者が集まる。 また、「普通の人々」の オスカー俳優ティモシー・ハットンが自殺したエドワードの父親役で、 「グッドフェローズ」のオスカー俳優ジョー・ペシーが 同作でデニーロと 共演している縁か、「リーサル・ウェポン4」以来の映画出演をしている。 なお、製作総指揮にはフランシス・フォード・コッポラの名も。
とても楽しみに試写を待っていた。実は「ブロンクス物語」は 未見なのでデニーロの 監督としての腕は分からないのであるが、名優である事は間違いないし、このそうそうたるキャストであるし、 期待しないわけがないであろう。
内容は実に重かった。 「JFK」や「13デイズ」の 様な史実を背負った作品に共通な感じ。重くて1回試写しただけでは内容を掴めなかったので、 正式に公開されてからか、DVDまで待つ事になるが、もどかしい。
出てくる人物はほぼ仮想と言っていいのかな?仮想というか仮名というか。
デーモンが ほとんど始終眼鏡をかけている。 これは”世間に対するフィルタ”といった演出と考えるのがいいのか。また抑えられた演技、 魅せてくれた。アンジーは 物語の都合上、ただの飾りであった。 大好きなボールドウィンは 「ディパーテッド」と大して変わらず恰幅のいい助演に成り下がっているだけだった。悲しいかな。
劇中で”ボーンズマン”と出てくる。 これはボーンズマンについてのGoogle検索の結果や米国ウィキペディアを 参照していただこう。とても興味深かった。
アメリカ対ソ連と言ったことから、多分に陰謀論が散りばめられるが、結局のところ、1つのところに 終着する作品である。
演出をもうちょっと注文つけたかったのは、約20年を隔てた役を演じる俳優たちの”年の重み”が 感じられなかった事。もったいない。
最後。デニーロは、
プロモーションのために日本に来日したとき、エドワードの役には
最初はレオナルド・ディカプリオを
考えていたと言っていた。スケジュールの
都合上、デーモンにしたとか。
これは成功と考えていいだろう。
劇場公開楽しみだ。
なお、以下のページでマット・デーモンの 最新主演作である「ボーン・アルティメイタム」を 紹介している。
現代の名優ロバート・デニーロの 公式には「ブロンクス物語」以来の2作品目(「スコア」は監督としてノークレジット)の監督作品。 第二次世界大戦時の諜報活動からCIAの誕生、そしてキューバ革命までを描いたドラマ。 主演の、自分の身、そして家族の身を犠牲に祖国に尽くすエドワードに 扮するはマット・デーモン。 他には上の主要登場人物の欄に書いた個性的な実力者が集まる。 また、「普通の人々」の オスカー俳優ティモシー・ハットンが自殺したエドワードの父親役で、 「グッドフェローズ」のオスカー俳優ジョー・ペシーが 同作でデニーロと 共演している縁か、「リーサル・ウェポン4」以来の映画出演をしている。 なお、製作総指揮にはフランシス・フォード・コッポラの名も。
とても楽しみに試写を待っていた。実は「ブロンクス物語」は 未見なのでデニーロの 監督としての腕は分からないのであるが、名優である事は間違いないし、このそうそうたるキャストであるし、 期待しないわけがないであろう。
内容は実に重かった。 「JFK」や「13デイズ」の 様な史実を背負った作品に共通な感じ。重くて1回試写しただけでは内容を掴めなかったので、 正式に公開されてからか、DVDまで待つ事になるが、もどかしい。
出てくる人物はほぼ仮想と言っていいのかな?仮想というか仮名というか。
デーモンが ほとんど始終眼鏡をかけている。 これは”世間に対するフィルタ”といった演出と考えるのがいいのか。また抑えられた演技、 魅せてくれた。アンジーは 物語の都合上、ただの飾りであった。 大好きなボールドウィンは 「ディパーテッド」と大して変わらず恰幅のいい助演に成り下がっているだけだった。悲しいかな。
劇中で”ボーンズマン”と出てくる。 これはボーンズマンについてのGoogle検索の結果や米国ウィキペディアを 参照していただこう。とても興味深かった。
アメリカ対ソ連と言ったことから、多分に陰謀論が散りばめられるが、結局のところ、1つのところに 終着する作品である。
演出をもうちょっと注文つけたかったのは、約20年を隔てた役を演じる俳優たちの”年の重み”が 感じられなかった事。もったいない。
劇場公開楽しみだ。
なお、以下のページでマット・デーモンの 最新主演作である「ボーン・アルティメイタム」を 紹介している。
2007.09.05