映画「THE NUMBER 23」(ナンバー23)<2007:アメリカ>




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映画「THE NUMBER 23」

(ナンバー23)

<2007:アメリカ>

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toikunの評価: ★★★★☆
4.5点/5点満点中
主要登場人物配役役名俳優

動物管理官ウォルター・スパロー
(本の中の人物フィンガーリング)
ジム・キャリー
ウォルターの妻アガサ
(本の中の人物ファブリッツィア)
ヴァージニア・マドセン(バージニア・マドセン)
スパロー夫妻の息子ロビンローガン・ラーマン
アイザック先生
(本の中の人物医者のマイルズ・フェニックス)
ダニー・ヒューストン
囚人カイル・フリンチマーク・ペルグリノ
ウォルターの昔の彼女で殺されたローラ・トーリンローナ・ミトラ
本の中の人物イザベル・リティア・ハントリン・コリンズ(リン・コリンス)

ジャンル: ミステリー, スリラー
上映時間: 98分
アカデミー賞(オスカー)結果:
受賞: なし
ノミネート: なし
<スタッフ>
製作: Beau Flynn, Tripp Vinson
監督: Joel Schumacher
脚本: Fernley Phillips
撮影: Matthew Libatique
音楽: Harry Gregson-Williams
出演(キャスト) Jim Carrey, Virginia Madsen, Logan Lerman, Danny Huston, Rhona Mitra, Lynn Collins, Mark Pellegrino, Patricia Belcher, Ed Lauter
<感想>(紹介,レビュー,批評,評論,解説)はクリック
<ストーリー>(あらすじ,内容,ネタバレ,ラスト,詳細)

 アメリカ。動物管理官をしているウォルター・スパローには、 妻アガサ、そして彼女との息子ロビンがいて幸せに暮らしていた。少なくとも今年の誕生日、2月3日までは…。

 この誕生日、ウォルターはいつも通り仕事に行って、あと少しで定時という時になった。 だが管理局への電話によって彼に野良犬を捕獲するようにと言う指令が舞い込んだ。 いつも通り手際よく捕まえられる…はずだった。だが今回に限り失敗してしまったウォルター。 自分の誕生日のために待ち合わせしているアガサを待たせてしまった。 ウォルターが待ち合わせ場所に行くと、アガサは近くの古本屋に入っていて、1冊の本を手にしていた。 「The Number 23(ナンバー23)」というタイトルの本。作者はトプシー・クレッツ。 その1冊の本からウォルター、そして彼の家族の歯車は狂っていった…。

 誕生日会が開かれた後、家に帰ったウォルターは、徐にその本を読み始めた。

 2月4日。昨日犬に噛まれたことから、ちょっとした精神鑑定を受けるウォルター。 それが動物管理官としての義務、だが特に心に異常は見られなかった。休暇を勧められるウォルターはそうした。 家に帰ったウォルターは本の2章を読んだ。 それを読むと、何か自分の子供時代と似たことが書かれている感じがしたウォルター。 本の中の主人公の刑事”フィンガーリング”は自分に似ていると…。彼はそのことをアガサに話した。 だが彼女はそんな話しに取り合おうとはしなかった。

 2月5日。本は5章に入っていた。フィンガーリング刑事の彼女の名前はファブリッツィア。 彼女には面白い性的趣向があって、脅されると気持ちいい…。 また、フィンガーリングは女性が自殺しようとする現場に呼ばれた。 助けようとするが、結局は助けられず、その女性は死ぬという結果に終わったが、 女性が口にした”23”という数字が気になったフィンガーリングであった。

 その本を読み進めるウォルターは、作者のトプシー・クレッツが気になって調べたが、 どうやらその作者は、この1冊の本しか書いていないようだった。 また、ウォルターは、自分に関係する数字が”23”で溢れていると感じた。 誕生日、名前、社会保障番号の全てが…。そのことをアガサとロビンに話すウォルター。 アガサは相変わらず本のストーリーに興味はないが、思春期のロビンは飛び付いてきた。 また、ウォルターはストーリー、そして”23”が気になり、夜中起き出しては、 本を読み進めたり、”アガサの靴の数”を数えたりした。

 2月6日。アガサの勧めで学校の先生アイザックに会ったウォルター。 文学史に明るい先生は、”世の中は23で溢れている”と言った。 気にしすぎでは?何かあれば連絡するようにと言われるウォルターであった。

 家に帰っては本を読むウォルター。 本の中の登場人物フィンガーリング刑事は、かなり”23”に拘るようになっていた。 彼は精神科医に相談するなどして、休暇を取ることになった。心が荒れるフィンガーリング。 彼女であるファブリッツィアの23足の靴を捨てたりした。

 荒れるフィンガーリングの様にとまではいかないが、ウォルターもかなり”23を感じる様になる”。 妻アガサと話そうと、彼女が働く店に行こうと街を歩けば、目にする数字はほとんど”23”となっていた。 その店ではアイザック先生とアガサが会って話していた…。会うことを止めたウォルターであった…。

 夜中、ウォルターは夢から覚めた。アガサを殺してしまうと言う悪夢から…。 自分を落ち着かせるためか、彼は眠るアガサに書き置きを残して車で街に出た。 目に入るのは”23”の数字ばかり。そんな彼が落ち着くためにホテルにやってきた。 通された部屋は”23号室”ではなかった。

 ホテルで本を読み進めるウォルター。22章。最悪のストーリーであった。 フィンガーリング刑事は、精神科医と浮気をしていた彼女ファブリッツィアを殺してしまったのだ。 逮捕されたのは、その精神科医…。

 23章はなかった。エンディングさえなく、唐突に白紙で終わっていた「The Number 23(ナンバー23)」という本。 彼が部屋から外を眺めると、誕生日の日に咬まれて逃がしてしまった犬ネッドを見かけた。 ウォルターは、こんなに精神的に病んだのは、待ち合わせに遅れたためにアガサが見つけてしまったこの本、 そして、その”遅刻”の根本的な原因はこの犬だと、ネッドを追った。

 ウォルターはネッドを追ってある墓地に来ていた。そこで麻酔銃を撃ってネッドを”倒した”ウォルター。 そこへ神父、そしてネッドを飼っている人物が現れ…。

 なお、ストーリーは完全には記載していません。公開からしばらくしたら記載しようと思っています。
<ストーリー>(あらすじ,内容,ネタバレ,ラスト,詳細)はクリック
<感想>(紹介,レビュー,批評,評論,解説)

 2004年の「オペラ座の怪人」などの監督ジョエル・シューマカーがメガホンをとり、 コメディというカテゴリで有名になったキャリアも、ゴールデングローブ賞ウィナー、 そしてアカデミー賞を取るのも時間の問題と思われるジム・キャリーが主演したミステリー・スリラー。 キャリーがこの物語で”23”という数字に取り憑かれる男ウォルター・スパローを演じる。 他にウォルターの妻アガサには「サイドウェイ」のオスカーノミニーのヴァージニア・マドセンなど。

 この映画はかなり人によって評価が分かれるであろうが、toikunにとってはかなりの良作となった。 何が良かったか。

 ここまで”23”という数字を日常から引き出した脚本が素晴らしかった。”よくぞ考えた!”と。 ”こりゃ、もしかしたらオスカーかね?”、そう思える良さであった。

 また、”手堅い演出”のジョエル・シューマカーのこれまた良い演出に、”酔える”。

 劇中の展開として、実時間と、本のストーリー順という2つの時間軸があり入り交じるものの、 それほど複雑ではないので心配はない。 ただ、劇中の人物と本の中の人物を演じている俳優たちが同じであると言うことで、混乱するかもしれない。 だが、これもシューマカーの狙った演出と伺える。

 そういえば、主人公が犯人というのは 今年「パーフェクト・ストレンジャー」が あったが全く趣が違って、見比べるとこの作品の良さが目立ったように思う。

 もうね、いつかのアカデミー賞で、”自分に投票すればよかった”などと言っていたジム・キャリー、 本当に魅せるようになった。「マスク」の頃と比べて、当然ながら成長を感じることが出来る。

 あなたはこの作品をどう感じましたか?

 なお、ストーリーは完全には記載していません。公開からしばらくしたら記載しようと思っています。

2007.11.23
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