対象地域についての言いわけ…


 ここに載せている淡水魚は、「首都圏近郊」に生息している魚たちです。HPに変なタイトルを付けてしまったためしばしば誤解されるのですが、別に「大都会」とは限りません。大体都心から1時間内外で行ける範囲と理解していただけると幸いです。
 その中でも無理があるなあと冷や汗ものなのが利根川・霞ヶ浦。土浦、高浜あたりまでなら首都圏近郊と言えるでしょうが、利根川下流部や北浦はとても1時間で行けるものではありません。私自身、ちょっとこの地域は遠すぎて、年に何回も通うことは出来ません。しかし敢えて、この範囲も網羅しようと考えた理由があります。

 これらの地域と東京とは、江戸時代に水系的にも人間的にも深くつながれました。それまで東京湾に注いでいた利根川を、流路を開削して鬼怒川筋と連絡し、現在の姿に変えたのは水運のためでした。仙台藩の廻米や、銚子の魚介類は銚子から一昼夜で江戸に到達したそうです。水運が消滅して久しい現在、人間的なつながりは希薄になったかもしれませんが、江戸川や利根運河を通じて魚たちは行き来しているかもしれません。かつて東京にたくさんいて、現在では姿を消してしまった魚種もまだ霞ヶ浦ではかろうじて見られる場合もあり、戦後の凄まじい開発を振り返る意味でも取り上げたいと考えました。
 そして現在霞ヶ浦が直面している問題は、淡水魚を取り巻く問題の縮図という気がするのです。水質汚濁、富栄養化。徹底的な護岸と水資源総合開発。外来種の爆発的な繁栄。首都圏の水辺が抱える問題そのものであり、ほんの時々しか訪れることはできない身ですが、一緒に考えてゆきたいと思ったわけです。

 …とまあいろいろもっともらしい言いわけは出来ますが、ご察しのとおり、結局自分の行動範囲をそのまま「首都圏近郊」と強弁し、掲載魚種もちゃっかり増やせるというのが正直なところかもしれません(^^;)。ご不満をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、温かく見守ってくだされば望外の幸せですm(_ _)m



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