枠つきの画像はクリックすると拡大できます。
飼育している魚については「我が家の水辺」の該当ページにリンクを貼っています。

河川汽水域から内湾に多く生息するようですが、純淡水にも進入します。「河川」の領域ではヌマチチブばかり出会うことが多く、「ダボハゼ」と言われているにも関わらず個人的にはあまり会えない魚のひとつです(^^;)。
Mukai's Encyclopedia of Gobyのむかいさんのご研究内容を拝見すると、ヌマチチブとは大変複雑な関係にあるようで、判別も難しいことがあるようです。頭部の模様が点ではなく紋状であること、胸鰭が水色でなく橙だとしてもライン状の模様はないこと、第一背鰭前縁に四つ星が並ぶこと(これは
日本淡水魚類愛護会で教えていただきました)などがとりあえず判別点に使えるようです。よく言われる頬の斑点の密度では私にはどうしても分かりません。
| |
| |
|
|
全長6cmの若魚。ハゼ類の眼は方向によってエキゾチックな色を呈します。
| |
チチブの顔。胸鰭の橙には濃い線がありません。
| |
背面
|
| |
| |
|
|
小河川河口産。純淡水域にも遡上していました。3月。
| |
全長10cmの個体。大河川汽水域産。夜なので分かりにくいのですが、胸鰭で判別しました。5月。
| |
その背面
|
| |

8月、大雨の汽水域。全長10cm前後のチチブがたくさん釣れました。上の写真に写っている餌はジャリメ。
| |


4月の河口干潟。胸鰭に橙色のラインが見られますが、頭部の模様や第一背鰭前縁の四つ星はチチブなので、チチブにしました(^^;)。
|
| |
| |
|
|
小河川汽水域産。マハゼ、クロダイ、コトヒキ、クサフグと五目釣りでした。全長10cm。8月。
| |
チチブの腹面。
| |
背面
|

生息数は多いです。河川中流〜下流、湖沼、およびそれに連続する用水路で見かけます。同属のチチブは汽水域に住み分けているようですが、厳密ではないようです。釣り人の言ういわゆるダボハゼとは本種およびチチブのことを指す場合が多いようです。色彩は黒色から褐色と変化に富んでいます。
胸鰭付け根の模様に橙色のラインがあることでチチブと見分けられると言われますが、チチブにも出ることがあるそうです。斑点の密度でも分かるそうですが、私は経験不足で分かりません(^^;)。
| |
|
|
立派な第一背鰭を立てる成熟した雄。大河川中流、1月。
| |
その背面。よく太っていました。
|
| |
|
|
ざらざらとした質感の縞模様です。小河川中流、5月。
| |
左のヌマチチブを別角度で。背が隆起しています。
|


コントラストのはっきりしている雄(上)と豊満な雌(下)。小河川下流、7月。
| |

ヌマチチブの腹面
| |

背面。大石の下やえぐられた岸の陰に隠れてたくさんいました。相模湾に注ぐこの川の淡水魚は通し回遊魚に限られ、下流域はアユ、ヌマチチブ、シマヨシノボリで占められています。
|
| |
| |
|
|
黒褐色の個体。獰猛そうな顔つきです。霞ヶ浦産、12月。
| |
左の個体の背面。顔がひときわ大きいです。
| |
|
| |

| |

|
|
霞ヶ浦産。湖沼では小型で個体数が多くなる印象です。霞ヶ浦でも大変多く、クロなどと言われ釣り人からは嫌われています。本種が釣れると触りたくないのか踏みつぶしている人もいます。
| |
近郊のダム湖産。陸封型と思われます。やはり小型で数が多いです。ブラックバスの優先する水域ですが、本種はあまり影響を受けないようです。
|
| |
| |

|
|
汽水域から山間部まで、様々な環境に現れます。これはカジカの住む中流上部の淵にいました。雌は第一背鰭が延びません。
| |
抱卵しています。獰猛なイメージが先行するヌマチチブにしては随分優しそうな雰囲気ですね。
| |
潮の影響を受ける大河川下流域。4,5cmの若魚がたくさんいました。9月。
|
| |
|
|
中規模な河川の中流域産。5月。
| |
その背面。
|

河川汽水域に生息しているようです。
採集時は興奮のためか黒ずむことが多いようです。家に持ち帰って落ち着いたら体色が本来の白色になって綺麗な2本の縞を出してくれました。
| |
|
|
背面。上はアシシロハゼ、下はマハゼ。
| |
|

河川の汽水域で見かけます。マハゼと並んで大型になるハゼです。夜間、岸寄りに15cmを越える立派な個体が休んでいるのを見かけます。初めて見たときこの縞模様のせいかカマツカと思ってしまいました(^^;)。
| |
|
|
顔が大きく下唇が突き出た風貌は独特です。大河川汽水域産、6月。
| |
左の個体の背面
|
7月、河川下流から入り込んだ港湾産の個体。水深4〜5Mの深みで釣れました。昼間は深いところにいるのでしょうか。
| |
| |
|
マハゼやチチブに混じって。ひときわ立派な体躯です。汽水域産、8月。
|

河川汽水域から内湾に生息しているようです。砂〜砂泥底を好むようで、泥底が主体の環境の場合、僅かな砂地にまとまっているのを見かけます。
河川汽水域に婚姻色に染まった本種やスミウキゴリの雌が現れると春の到来です。ある河口干潟の生息地ではスミウキゴリと同所的に産卵していましたが、スミウキゴリの方が産卵期はやや早いようです。
次のジュズカケハゼも昔は本種にひとくくりにされていましたが、関東のジュズカケハゼと比べると全体に体色が淡いようです。

| |
| |
|
|
容姿は次のジュズカケハゼとそっくりです。6月。
| |
背面
| |
ビリンゴの顔。右はマハゼです。
|
| |
| |
|
|
雌の婚姻色は鰭の黒みが増し、黄色の横斑が現れます。3月。
| |
背鰭のパターンの相違する2個体。
|
| |
| |
|
|
ビリンゴもウキゴリ属。中層をホバリングします。
| |
ビリンゴの顔
| |
雌の背面
|

大河川中流で見られます。生息数はまだ比較的多いですが、関東地方の地域個体群はレッドデータブックに記載されており、動向が心配されています。他地域とは遺伝的にかなり異なり、また、河川に住むものと湖沼型のものの間にも相違点があるようです。特に湖沼型はブラックバスやブルーギルの食害の影響を受け著しく減少しているようです。ここで載せているのは河川型といわれるもののようです。
ジュズカケハゼはビリンゴや次のウキゴリ類とともに浮き袋が発達し、中層を遊泳したり静止したりしている姿をよく見かけます。ウェダーを履いて川に入り、中層をホバリングしながら群泳する本種に囲まれる時、何とも言えない幸福感を感じます。
これもウキゴリ属共通の特徴ですが、雌に婚姻色が現れ、春には美しく染まります。しかしウキゴリとは天地の差があるほど温和な可愛いハゼです。
| |
| |
|
春3月、卵を抱え婚姻色が出始めた雌。第一背鰭と腹鰭、顎が黒くなり、体は鮮やかな黄色の横縞で装います。
| |
左の個体の背面。お腹が横にはみ出して重そうです。
|
| |
| |
|
|
雄は馬面です。4月。
| |
1月。典型的な非繁殖期の姿。
| |
左の個体の背面。
|
| |
| |
|
|
和名の由来の数珠掛け模様が美しい大型個体。12月。
| |
1月、暖かい排水に集まっていた雌。婚姻色が出始めていました。
|
| |
| |
|
|
1月、全長5cmの若魚。ビリンゴ同様、見る方向によっては顎が大きくつき出て全然別の顔に見えてしまいます。
| |
8月。全長4,5cmの若魚がたくさん群れていました。
|

ここからは上までとは別水系産のジュズカケハゼです。こちらの雌の方が上に比べて顔つきが可愛いですね。4月。
| |


1月。石の下で砂に潜って冬ごもりしていました。
| |

背面
|


淡く婚姻色に染まり始めていました。1月。
| |

ジュズカケハゼの顔
| |

背面。成熟が始まっている様子が分かります。
|
| |
|
|
平野部の湖沼産。本文に記していますが、湖沼産と河川産では遺伝的に違うようですが、これがいわゆる湖沼産個体かどうか分かりません。婚姻色が出た頃また訪れてみようと思います。10月。
|
| |
|
|
最初ウキゴリと間違えてしまいました。上述の河川産個体ではそんな風に思ったことはありません。心なしか体高が低く、吻が尖り気味のような気がします。
| |
左の個体の背面。
|

河川の中流から下流、湖沼、用水路で見かけます。春先には真黄色なお腹を膨らませた雌によく出会います。スミウキゴリとの区別点は、第一背鰭後端に暗色斑があることです。
ジュズカケハゼと違い、ハゼの中では極めて貪食な部類に入るようです。遊泳力が高く、ほとんどの魚道がまだまだ底生魚には苛酷な壁となっている中、この種だけが越えられることがあるようです。
| |
| |
|
|
上の個体の背面。1月、霞ヶ浦。
| |
雌。スマートで精悍な姿態。成熟してお腹が美しい黄色に染まっています。霞ヶ浦産、2月。
| |
ウキゴリ幼魚。全長約5cm。第一背鰭後端にほんのり黒が出ています。霞ヶ浦流入河川、6月。
|
| |
| |
|
|
下流域が発達しない瀬だらけの中規模な河川下流。大雨の増水時、淀みの草陰ににシマドジョウと共に幼魚が見られました。5月。
| |
ひょろ長くくねっていて蛇のようです。ウキゴリの雄は雌よりも一層スマートな感じです。郊外の用水路、9月。
|
| |
| |
|
|
全長5cm程度のウキゴリの幼魚。郊外の用水路に遡上していました。7月。
| |
幼魚の顔。
| |
幼魚の背面
|
| |
| |
|
|
全長15cmの成魚。1月、大河川中流。
| |
頭には窪みが縦に走っています。
| |
背面
|
| |
| |
|
|
大河川下流に遡上してきたウキゴリ幼魚。全長約4cm。5月下旬。
| |
近郊のダム湖産幼魚。容易に陸封されるようです。ブラックバスが多く個体数が極めて少ない印象です。
|

河川下流から汽水域を中心に生息しているようですが、中流域でも見かけることがあります。ウキゴリとスミウキゴリを同一河川で見たことがありません。住み分けているのでしょうか?
成熟すると第一背鰭の上部前縁が黒っぽくなります。雌では特に顕著です。ウキゴリとは対照的ですね。
| |
| |
|
|
スミウキゴリの第一背鰭後端には暗色斑がありません。小河川中流で採れた全長10cmの雄成魚。
| |
左の雄と一緒にタモ網に入った雌。お腹がぱんぱんで、求愛中にお邪魔してしまったようです。11月初旬に産卵なんて、季節違いのような気がしますが…。
| |
若魚。スミウキゴリの特徴である尾鰭付け根の黒斑が顕著です。
|
| |
| |
|
|
上の雄の背面
| |
早くも3月中旬には幼魚が中流域に遡上していました。この小河川はやはり繁殖期がとても早いようです。
|
| |
|
|
ウキゴリ類の幼魚の尾鰭は見事です。模様も変異に富んでいて、美しいです。大河川河口、5月。
| |
初夏の汽水域では、表層を群泳する幼魚を簡単に掬うことができます。まさに「浮きゴリ」ですね。
|
| |
| |
|
|
3月初旬、たくさんの産卵群が河川下流に遡上していました。内湾に僅かな水量で注ぎ込む幅50cmの側溝にもいました。全長10cmの雌。
| |
スミウキゴリの顔。
| |
背面
|
| |
| |
|
|
上と同所の4月下旬。全長2〜4cmの幼魚がたくさん遡上を始めていました。
| |
美しい斑紋に、季節の移ろいの早さを感じます。
| |
幼魚の背面
|
| |
| |
|
|
上と同所の雄。精悍な顔つきです。
| |
3月中旬、河口干潟の石の下で卵を守っていた雄。卵は孵化直前でした。春は石をめくるのは控えめにした方が良さそうです。石の下で卵を始終見張っているせいか、体が扁平になり目つきが一層上向きになっていると思うのは気のせいでしょうか。
|

河川汽水域から内湾に生息しているようです。河口干潟を好んでいるようです。河川範囲には少ないようで、なかなか会えない魚の一つです。全長5cmに満たない可愛らしいハゼですが、雌に婚姻色が現れ早春に産卵するというウキゴリ属の特徴はしっかり持っています。一度でいいから最盛期の婚姻色を眺めてみたいものです。
東京湾の開発により減少しているようです。本種をシンボルフィッシュにした運動も多いです。「江戸」の名を冠した魚、後世まで大事に伝えてゆきたいです。
| |
| |
|
|
4月上旬。産卵期は過ぎてしまったのか、ほのかに黄色に染まってはいましたが顕著な婚姻色は見られませんでした。
| |
エドハゼの顔
| |
背面。下はヒモハゼ。
|
| |
| |
|
|
4月上旬の河口干潟にはたくさん見られました。下はチクゼンハゼ。
| |
9月。河口干潟の水は濁っているためなかなか綺麗に撮れません。
| |
背面。
|

河川汽水域から内湾に生息しているようです。砂泥底の河口干潟を好んでいます。アナジャコの生息孔に隠れていることも多いです。全体にエドハゼより更に一回り小さいです。産卵期はやはり早春で、お腹が青紫色に染まった雌は小さな体ながらそれは見事なものです。エドハゼと共に春の干潟を華やかに彩ります。
東京湾での生息地は極めて局所的で、エドハゼよりも更に危険な状態のようです。動向が心配されます。
| |
| |
|
|
右奥はエドハゼ。美しい横縞の有無で容易に区別できます。
| |
背面
| |
チクゼンハゼの顔
|
| |
| |
|
|
早春3月、お腹をパンパンに膨らました雌。綺麗な青紫色に染まっていました。全長僅かに3.5cm、健気です。
| |
鰭をピンと立てるとウキゴリの仲間だと分かります。エドハゼと違い、顎に髭があります。
| |
背面。お腹が横にはみ出しています。
|

| |
| |
|
|
4月上旬の河口干潟で。上は成熟途上の雌でしょうか。黄色がかっていました。下は成熟した雌。
| |
雌ばかり? 雄はどこにいるのか…。
| |
背面
|
| |
| |
|
|
ここの干潟の雌の婚姻色は紫が強い印象です。
| |
お腹が重そうです。
| |
人が近づくとアナジャコの孔に逃げ込みます。でも動作はのんびりで、愛嬌があります。
|