IUCN(国際自然保護連合)が作成する絶滅の恐れのある種を指定したレッド・リストのカテゴリーによれば
絶滅種(EX;Extinct) 最後の個体が死亡したことが明らかなもの。 野生絶滅種(EW;Extinct in the Wild) 飼育下でしか生存していないもの。または本来の分布域以外の地域に帰化した個体群のみが生存しているもの。 絶滅寸前種(CR;Critically Endangered) 近い将来高い確率で野生では絶滅に至る危機にあるもの。 絶滅危惧種(EN;Endangered) 絶滅寸前種についで、近い将来、野生では絶滅する恐れがあるもの。 危急種(VU;Vulnerable) 野生では中期的に絶滅する恐れがあるもの。 コレに当てはめるとメーカーでの生産は完了し市場在庫は極少で飼育下又は中古市場に生存するAPS一眼レフは限りなく野生絶滅種(EW)に近い絶滅寸前種(CR)に当てはまります。
そんな「CR+」のAPS一眼レフですが、35mm一眼レフと比較してそれぞれが個性的で面白いカメラが揃っています。中でも斬新なフォルムとメタル外装の「EOS IXE」は、このまま絶滅させては惜しいと思い飼育する事にしたのです。
レンズ交換可能なAPS一眼レフを発売したのはミノルタ、ニコン、キヤノンですが、ミノルタはAPS用に新たなマウント規格を作り、対してニコンとキヤノンは自社の35mm一眼レフと同じマウントを採用しました。ニコンとキヤノンを比べるとニコン35mm一眼レフをそのまま縮小したようなプロネア600iを発売しましたがキヤノンは斬新なSFチックなフォルムで造ってきたのです。
ミノルタのベクティスS-1はAPS規格を活かした構造で大いに評価出来ますが、中身は工夫無くても見た目の上手さではキヤノンが上だと思います。
機能的にはEOS55をAPSにしたカメラです。EOS55と同じに3点のAF測距点を視線で選べるアイコントロール・システムを搭載しています。
視線入力なんて使い物になるのか疑問に思っていましたが、使ってみたら案外上手く動作するのに感心しました。オモチャとしては楽しい機能です。まぁ結局は使わないのですけど・・・
後はB、30s〜1/4000s、X1/200sのEOS55です。モードとして「お任せグリーンポジション」に「P、Tv、Av、M」と五種類のピクチャープログラムを持っていてキヤノン御得意のディプスモードも持っています。
造りの質感はAPS一眼レフの中で一番だと思いますが、その代償としてAPSに似合わない重さになってしまいました。
それとEOSと同等のファインダースクリーンの見えはまだしも、倍率が低く遠くに小さな像が見えるファインダーは頂けません。この点ではニコン・プロネア600iの方が数段上等です。標準レンズ用のカメラとしてはEOSと同じですが、APSは135フォーマットよりフィルム面積小さいので画角が狭まってしまいます。焦点距離40mmで135判の50mm相当の画角になります。
50mmでも約62mm相当の画角ですから実際には135判の標準とそんなに違和感無いはずですがフォーマットの形状が横長なので随分短辺が詰まった感じを受けます。覗いた感じでは焦点35mm位が標準レンズって感じがします。
(2002/06)
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