T50から始まったキヤノンのTシリーズはカメラは実はプラ製なのを世間に堂々とカミングアウトしたシリーズです。
それまでプラ製でも如何に金属カメラに見せるか各メーカーは苦労していたのですがT50で「私はプラっすよ」って名乗り出た記念すべきシリーズなのです。
T50に続いて出たT70は「御気軽簡単カメラT50」の上級機で御気楽だけれど気合も入れられるカメラとして造られたと思います。基本的には「標準」「ワイド」「テレ」の三つのプログラムオートとシャッター優先オートのカメラです。マニュアルも使用できますが当時のキヤノン機の例に漏れずメーターは連動しません。
シャッターは2s〜1/1000s X1/90sで、露出補正はついていませんがISO感度で代用できます。
単3電池2本で動作し巻き上げ速度は0.7コマ秒と非常に遅いですが、ここまで遅いと不思議とイライラしなかったりします。
使用感は意外と快適です。シャッター優先オートで使用する場合露出がアンダーになる場合自動的にシャッター速度が半段ステップで低速にシフトするので、とにかく絞りを開けたい時は1/1000sにセットすればオッケーなのです。
シャッター半押しによるAEロックモードもありこの場合はTTLメーターは中央部分測光に切り替わります。
プログラムオートも広角レンズなどで気軽に撮りたい場合に案外重宝しますし、外見やカタログスペックで判断するより使いでのあるカメラだと思います。M42マウントアダプターを組み合わせ用カメラとしても美味しいカメラです。FDマウントはM42やエキザクターマウントアダプターの使用ボディとして他のカメラ無い大きな利点があります。
それはマウントアダプターをレンズに先に着けてからボディに装着すると、レンズを回転させる事無く真っ直ぐ刺して、真っ直ぐ外せることです。
他の機種ではレンズによっては自動絞りピンがマウント内部のレバーなどに噛み付いて外せなくなる恐れがあったりしますが回転させる事無く装着できるFDマウント用アダプターは最悪外せなくなる事態にはならないと思います。
更にT70は実絞りの絞り優先オート機として使えFDマウント機では数少ないM42レンズなどを絞り優先オートで使用できる実に美味しい機種なのでした。(2001/07)
![]() |
|
|
|
![]() |
|
|
|
![]() |
|
|