T50やT70で直線主体のプラモデルボディを発し業界に風穴を開けたキヤノンが、Tシリーズの最高級機で大胆な曲線を取り入れたデザインで再び世間を「あっ」と言わせたT90です。
発売当時すでにミノルタα7000が発売されていて世はAFの話題一色の時でしたが、tokitaroは当時のAF機には疑問を感じていたのでT90の斬新なデザインと高いスペック、ダイヤル操作の新鮮な操作感にスッカリしびれて憧れのカメラでした。
実際には高いカメラでしたので入手したのは比較的最近です。30s〜1/4000s X1/250 シャッターに中央重点平均測光・部分測光・スポット測光を備え単3電池4本で4.5コマ秒の巻き上げなどAFで無い事以外は現在でも全く色褪せないスペックのカメラです。
オリンパスのOM4に次いでマルチスポット測光を搭載したカメラでFDマウント機唯一の1/4000sシャッター搭載機でありFDレンズをフルに使い込むのに最適です。
T70で搭載された3種のマルチプログラムオートも7ラインにスペックアップされ搭載されていますが、正直使った事がありません。AEモードは絞り・シャッター両優先可能でマニュアル時はこれ又メーターは連動しません。
現在のキヤノンEOSのプリ発光TTLストロボの基礎ともいえるFEL・TTLストロボを採用しストロボ光のAEロックを可能にするなど先進機能満載です。
惜しむ点はマルチスポットは事前にスポット測光モードにセットしていて初めて使える仕様で、OM4の様にいつでもスポットボタンを押せば切り替わるようには出来ていません。コレが瞬時に切り替わる仕様だと最高だったのですがね。
不思議なことにマルチスポット測光はこれ以降EOS1Vまで採用されていないのではないでしょうか?
ファインダー倍率も、もう少し欲しい所ですが総じて使い易く完成度の高いカメラだと思います。標準レンズ用のカメラとしては絞込み測光j可能な機種ですので、キヤノンの一眼用レンズは全て使えます。
FDマウントはエキザクタ・マウントアダプターでトプコンREオートレンズが使える貴重なマウントですし、M42用のカメラとしてもT70の項で書いた通りM42やエキザクタ・マウントアダプターの使用にトラブルの起きにくい最適なマウントです。
更に1/4000sシャッターを搭載しているので大口径レンズを開放付近で使い易く標準レンズを食するのには最適な一台だと思います。(2001/08)
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