| 店名 | 釣り人料理 外道屋 |
| 所在地・連絡先 | 住所・杉並区松庵3−10−2 |
| 紹介文(by 金子隆) | 魚料理を食べて目から鱗が落ちた。いや、シャレじゃない。釣り人料理・外道屋で「おまかせ」(焼・煮・蒸・湯、和・洋・中・エスニック各種あり、6000円より)に舌鼓を打ちながら大将の話を聞き、魚の見方がでんぐりがえってしまったのだ。場所は中央線は西荻窪駅南口、ずっと行って五日市街道にぶつかり右折、さらにいっとき歩いたところ。暖簾をくぐると夫婦で迎えてくれる。 寿司ネタにしても多種あるとはいえ、百種も味わえば「ツウ」で通る。では日本近海で食べられる魚は百種かというと・・・大間違い。では味の良いものだけが流通しているかといえば、それも違う。釣り人だけが遙かに多くのうまい魚を食べているというのだ。 名の知れた魚は、旬が長く生で日持ちし、数が多く獲れるのが条件。日持ちしない魚を獲って数時間内に刺身で出すには、大将のように毎日、三浦港まで往復四時間かけて仕入れる情熱がいる。そのうえ「恐らく日本一多くの種類の魚をさばいてます」という調理法の知識も必要だ。 一匹まるごと干して焼いたユメカサゴの骨酒(2合2000円、魚は日替わり)をぐびり、マゴチより繊細なイネゴチの刺身を梅醤油(梅酢と梅肉裏ごし)でつまむ。フッコの昆布締めはとろっと歯にまとわりつき、聞いたこともないツマを味わう。イリオモテ島の海草スーナは透明でぱりぱりしてる。皮をバーナーで焼いたブダイ刺しは大葉とミョウガで巻き、納豆醤油で。尾赤ムロは青トウガラシ入りのタタキにて。1メートルはあろうかという巨大ハモはタデ味噌焼きで、最後はご飯もの、アボガドとメジマグロのづけ丼で締める。いや、外道どころか王道を行くうまさばかり。 夫婦して年に一月以上の海外釣り行脚が料理に生きているという。今回は南米周遊、40キロ超の釣果(ターポン)もヒットした。海は広いな大きいな、を実感できる名店だ。 |
| ひとこと | ここの話には仰天することばかり。とにかく我々が食べていない魚がこんなに多いとは知らなんだ。しかもそれはうまいものぱかり。店側の事情でそんな魚が知られずにいるとは!!流通を逆手に取ったここの発想の革新性には驚かされる。なお、大将がいなせな暴走族風で女将が茶髪ギャルなのもオツではある。うつぼの刺身もマジ、うまいぞ。 |