店名 イル プリモ(イタリアン、中野)
所在地・連絡先 中野区中央5−46−5池田ビル1F
・3384−3981 
11:30〜2:00 5:00〜10:00  
毎週水、第三火曜日休(ただし12〜1月は無休、2月には渡伊のため長期休暇)
紹介文(by 金子隆)  いや最近の若い女の子たちのパスタ好きは大変なもの。やれ「フェットチーネがどうした」とか「ペンネがこうした」とか、うるさいこと。そんなパスタ好きを誘って一目置かれること請け合いの穴場がここ。

 中野駅南口から数分、五又路を高円寺方向に向かって左のイタリア料理店「イル・プリモ」。開店以来十一年、熱狂的なファンが集まることで知られる名店だ。ランチが850円(A)から2700円(D)までの4種類、ディナーが4500円、5500円の2種と青山・麻布辺りの超高級店に負けない内容のコースも適価で完備。

 が、なんといってもパスタが出色。山本シェフが「ウチには十二種類のパスタと無数のソースがあって、どんな組み合わせでも頼まれれば出し惜しみしませんよ」と豪語するだけあって、一品一品が独立した料理になっており、文字通り舌を巻く。ちなみに、ある日出会ったのが「ドライトマトのペペロンチーノ(赤唐辛子)」。麺に杏のような乾燥トマトの酸っぱさがからんで、思わずう〜んと唸る。こんな珍しい一皿がランチにさりげなく混じっているのだから驚きだ。

 で、パスタ中心にディナーをと、女の子を連れて出直してみた。この夜頼んだのは五品。「リングイネ(長細平打ち麺)のカニ和え」は、カニみそのソースが絡んで、ぶつ切りの松葉ガニを殻からほじくり出すのが楽しい。「イカスミのステチーネ(手打ち麺)」は、ぷりぷりしたエビがトマトソースになじんで、ねっとりとした黒い麺の味が際立つ。その他、「パッパルデーラ(超幅広麺)のミートソース」など、どれもパスタが絶妙な固さに仕上がって絶品だ。ワイン(ハーフボトル)、食後酒(グラッパ)も合わせ二人で締めて13200円也。

 店舗は十坪に八席と少々手狭だが、豊富なデザートにも話が弾んで、感謝感謝。
ひとこと  97年10月13日掲載。記念すべき第一回。ここは情熱的で話し好きの親父さんがやっているイタリアン。中野南の五差路に位置し、西麻布辺りの洗練された空間ではないがそれを吹き飛ばそうという意気込みの店。ただしちょっと隣席と近すぎる。焼き肉でも食べに行く感じでざっくばらんな仲の女性を誘ったりするのなら良いかも。カニ味噌パスタなぞ、むらむらくるし。店主が中野の路上をランニングしているのをみかけたことあり。