| 店名 | 越南料理店 ミ・レイ |
| 所在地・連絡先 | 住所・大田区蒲田5−1−4−2F 電話・03−3732−3185 営業時間・火〜金17:00〜23:00(L.O22:00) 土日15:00〜22:00(L.O21:00) 定休日:月曜日 |
| 紹介文(by 金子隆) | 雑貨や旅行で、ベトナム人気は高まるばかり。料理も生春巻きのようなさっぱり感と、てんこ盛りの香菜や唐辛子などハーブ&スパイスは、夏の納涼気分にぴったりだ。とはいえ本場のと比べると、日本で食べるベトナム料理はどこか違うと感じることが多いのも確か。本場では見たことのない種類の生ハーブが混じり、生野菜のエグ味をわざわざ残す調理法も多様される。 その点、蒲田『ミ・レイ』は、今もっとも現地の料理を再現していると評判の店。さっそく暑い夜、駅から歓楽街を抜け、薄暗いビルの二階に直行してみた。周辺の雰囲気は夜も更けると怪しいが、店内は明るいカフェないし食堂風で、椅子などもポップ。すでに満席、よく見ると女性ばかり。 ベトナム人シェフの作るメニューは百種余り。どの料理にも香野(パクチー)がこれでもかと山盛りにかかってくる。まずは定番、肉の生春巻きから(海老・魚のもあり、600円)。直径が3センチ、長さ10センチといった太いのが二本、サラダをキチキチに巻いたかのようで、囓るたびに異なる野菜が断面から飛び出す。甘めの汁につけて頬張る。これが向こうの333(バーバーバー、500円)ビールに良く合う。 「青いパパイヤのサラダ」(1000円)も定番だが、パパイヤはこりこりして青臭い。それに菜の花みたいな形の野草の芽、生バジルの「ラウェー」が混じり、清涼感が加わる。豚肉と海老、ココナツと混ぜる。 ここからは米麺尽くし。「へちまの炒め物」(800円)は炒めたナスのように柔らかく、これに香ばしい焼きタマネギと熱い汁がかかり、細いビーフンがさくさくとうまい。ビールが進むぞ。「五目焼きフーティウ」(800円)は一見したところ五目焼きうどん。ピーマン、焦がしたにんじん、芯を残したキャベツがこりこり、これにきくらげとネギがからんで麺はきしめんのように太い。これも汁は味が異なり、コクがある。 最後は「レモングラスのビーフン」(800円)。トムヤンクンのように唐辛子で真っ赤に煮える鍋と、別に生の香草・もやし・キャベツが皿に盛られてくる。これを入れて半生のエグ味を楽しむ趣向。鍋には生牛肉と断面の丸い「ブン」と呼ばれる朝鮮冷麺風のビーフンが。これらを豪快に混ぜると実にホット。レモングラスのさわやかな酸っぱさがいかにもアジアン・エスニック。 デザートはコップに緑のかたまりとココナツの白い汁、それにピーナツをまぶした「チェバーバ」(400円)。ちょっとした冷製お汁粉だ。メニューにはまだまだ奥の深いものがあり、店主イチ押しは「サンドイッチ」だという。怪しい周辺地域もまんまベトナム、予約必須の人気店だ。 |
| ひとこと | 2001年8月3日掲載。ここはラブホテルまで「徒歩五歩」(つまり正面ということ)というくらい怪しい環境。駅からたどり着くまでにアジア系のお姉さんがたくさん立っている地帯を通り抜けねばならない。それなのに店内では若い女性客が明るく語っているのだから、ギャップが凄い。メニューが豊富で安く飽きないため、リピートする客が多いらしい。料理上手の現地人シェフは、しばしば教室も開いているとか。 |