店名 讃岐うどん専門 手打うどん すみた
所在地・連絡先

住所・北区中十条2−5−11
電話・3905−0099
営業時間・火〜土11:00〜14:00 17:00〜22:30(L.O)
日 11:00〜21:00(ただしうどんが売り切れ次第閉店)
月曜定休

紹介文(by 金子隆)

  一杯の値は安価。そんなうどんを求め、最近では本場・香川へのツアーが存在するほど、讃岐うどんはマニアの注目を浴びている。だが東京ではなかなか本場ものに出会えないのも事実。ところがファンが密かに噂をささやき、遠路はるばる足を運ぶ店がある。埼京線は十条、中央商店街をまっすぐ歩き、「篠原演芸場」を過ぎて右にある「すみた」だ。

 店内にはカウンターと四人掛けテーブルが二卓。若い大将が厨房に立ち、お母さんが迎えてくれる。うどんはお薦めという熱いカレーと、味がもっともよく分かる「ぶっかけ」をお願いする。茹でるのに時間が少々かかります、とのこと、では、と見回すと、カウンターではぐつぐつとおでんが煮えている。酒類も豊富が讃岐流か。牛スジなどつまみにビールで一杯やっていると、うどんがやってきた。

 カレーは熱々、なかなか辛い。対照的に「きつね」のあげが甘く、コントラストが面白い。だがその中から引き上げたうどんは・・・なんだこりゃ。ふわふわしたようなもちもちしたような、不思議な弾力。腰があるのに淡雪のように飲み込めるではないか。

 続いてやってきたのが「ぶっかけ」。こちらは冷たい汁にうどんがでーんととぐろをまき、海苔と胡麻がかかっている。すだちとおろし生姜、揚げ玉が別に添えられてきた。全部かき混ぜて熱くなった口に冷たい汁ごとうどんをずずーっとすすると・・・う、うまい!今度はうどかのくっきりした表面が舌をなで回すよう。なんたる快感。一気に飲み干す。満腹満腹。

 若大将に伺うと、本場のままのうどん店を東京でと、香川の名店で修行後、昨夏に当地で開店したのだという。うどんは毎朝多めに打つが、時になくなり早じまいも。週末や夜遅くは電話した方が確実な、赤丸付きの注目店だ。

<うどん>
かけ 450円
ざる・月見 500円
きつね・たぬき・わかめ(鳴門産) 600円
ぶっかけ・山かけ・◎野菜天ぷら(5種)・いか天ぷら 650円
ざる・釜揚げ・釜玉・かしわ(鶏の天ぷら) 700円
かしわざる・◎カレー・肉(牛ロース)750円
天ぷら 800円
天ざる 900円
◎天釜(天ぷら盛り合わせ) 1000円

<さぬき風おでん>
玉子 100円
牛すじ・厚揚げ・平天さつま揚げ 150円
おでん盛り合わせ5品 500円
梅酒 400円 すだち酒 500円
すだち酎 500円
ボトル(各720ml) 真露 1600円
すだち酒 2000円 すだち酎 2000円

<つまみ>
板わさ・山いも・お新香(自家製) 300円
天ぷら盛り合わせ 700円
カリカリうどん 300円
さしみうどん 350円
ネギトロ 450円 

<酒類>
ビール 瓶(中)500円、生(中ジョッキ)500円、生(グラス)300円
サワー レモン・ウーロン・梅・すだち各400円

ひとこと 2000年2月21日掲載。ここの紹介も拙文がもっとも早かったと思うが、もはや押しも押されもせぬ名店として世評の高い「すみた」。最近では早じまいも多いと聞く。それでも親子のほんわかした雰囲気は変わらない。若大将の仕事は緊張感漂うはずのところ、なぜかやっぱりほんわかしている。これも我が我がと主張しない讃岐気質なのだろうか。それでも食べればびっくり、うどんへの世界観が変わる。それほどの職人仕事なのだ。