| 店名 | 讃岐うどん専門 手打うどん すみた |
| 所在地・連絡先 | 住所・北区中十条2−5−11 |
| 紹介文(by 金子隆) | 一杯の値は安価。そんなうどんを求め、最近では本場・香川へのツアーが存在するほど、讃岐うどんはマニアの注目を浴びている。だが東京ではなかなか本場ものに出会えないのも事実。ところがファンが密かに噂をささやき、遠路はるばる足を運ぶ店がある。埼京線は十条、中央商店街をまっすぐ歩き、「篠原演芸場」を過ぎて右にある「すみた」だ。 店内にはカウンターと四人掛けテーブルが二卓。若い大将が厨房に立ち、お母さんが迎えてくれる。うどんはお薦めという熱いカレーと、味がもっともよく分かる「ぶっかけ」をお願いする。茹でるのに時間が少々かかります、とのこと、では、と見回すと、カウンターではぐつぐつとおでんが煮えている。酒類も豊富が讃岐流か。牛スジなどつまみにビールで一杯やっていると、うどんがやってきた。 カレーは熱々、なかなか辛い。対照的に「きつね」のあげが甘く、コントラストが面白い。だがその中から引き上げたうどんは・・・なんだこりゃ。ふわふわしたようなもちもちしたような、不思議な弾力。腰があるのに淡雪のように飲み込めるではないか。 続いてやってきたのが「ぶっかけ」。こちらは冷たい汁にうどんがでーんととぐろをまき、海苔と胡麻がかかっている。すだちとおろし生姜、揚げ玉が別に添えられてきた。全部かき混ぜて熱くなった口に冷たい汁ごとうどんをずずーっとすすると・・・う、うまい!今度はうどかのくっきりした表面が舌をなで回すよう。なんたる快感。一気に飲み干す。満腹満腹。 若大将に伺うと、本場のままのうどん店を東京でと、香川の名店で修行後、昨夏に当地で開店したのだという。うどんは毎朝多めに打つが、時になくなり早じまいも。週末や夜遅くは電話した方が確実な、赤丸付きの注目店だ。 |
<うどん> <さぬき風おでん> <つまみ> <酒類> |
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| ひとこと | 2000年2月21日掲載。ここの紹介も拙文がもっとも早かったと思うが、もはや押しも押されもせぬ名店として世評の高い「すみた」。最近では早じまいも多いと聞く。それでも親子のほんわかした雰囲気は変わらない。若大将の仕事は緊張感漂うはずのところ、なぜかやっぱりほんわかしている。これも我が我がと主張しない讃岐気質なのだろうか。それでも食べればびっくり、うどんへの世界観が変わる。それほどの職人仕事なのだ。 |