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東急不買
買ってはいけない東急リバブル・東急不動産
東急不動産・東急リバブル不買運動
不正
悪徳
子供のころ。きんぎょを一匹飼ったことがある。(byきんぎょ。)
お祭りの、きんぎょすくいでGetしたのだと思うが一匹だけだった。
ある日あたしは、きんぎょを入れていたちっちゃな水槽をガレージで洗うことにした。
水槽を洗う間、きんぎょはネッスルの徳用ビンに移していた。
プラスチックの水槽を洗いおわって、水を半分ほど入れきんぎょを戻そうとした、
その時!
勢いが良過ぎて、きんぎょが水槽より外に飛び出してしまったのだ!
ぎゃあぁぁ〜!
きんぎょはホースからジャージャー流れる水にさらわれて流されてしまった!
あたしは、慌ててきんぎょを追いかけて家の前の道路に飛び出した。
道路の側溝は乾いていたが、ホースの水路に乗せられてきんぎょは流れてしまう。
全力疾走できんぎょを追い越したあたしはあせって流れを止めようと、とりあえず、溝に飛び込むように流れをサンダルで踏んだ!
危なかった!!
きんぎょを踏み潰すところだった。ほんとう『踏んだあああああ』と瞬間思った。が。超キワキワできんぎょはあたしのサンダルの下をスルーした。
そのままあたしは溝の中を、きんぎょを追い越そうと大股で走った。
夢中で走りながら『神様!神様!』と、何んの神様だかわからない神様に心の中で怒鳴りかけ、『お父さんとお母さんを大事にします!』と、意味不明なざんげをしていた。
ざんげの甲斐があったのか、一度は乾いた砂が積もったところできんぎょが止まった!
あたしはヘッドスライディング?!とばかりに飛びついた。が、一瞬早く、きんぎょは砂を迂回する流れに持って行かれてしまった。
もう、路地が交差する角がせまっていた。
『助けてえええええ!きんぎょちゃぁぁぁんん!!』
神様がお留守だったのか、あたしの日ごろの行いが悪かったのか、とうとうきんぎょは路地の交差点。溝の曲がり角の排水溝に落ちて行ってしまった。
うわああぁ〜〜ん!!
あたしは、排水溝にかぶせられた頑丈な暗渠の鉄柵の上にしゃがみこんでいた。
・・・ 覗き込むと、排水溝は物凄く深い。
それだけに暗渠の周りもコンクリートで塗り固められていた。
底は。子供のあたしの目には、5メートルも下に感じられた。
暗くて何んにも見えない。
ん?・・・
遠くに何にか、朱色がチラとみえた気がしたのだ。
排水溝の底の暗さをにらみつけていると、やはり遠くに朱色がチラと見える。
あたしは鉄柵に顔を押しつけて心の中で
『きんぎょちゃん。お願い!お願い!』と祈った。
きんぎょは排水溝に流れ落ちたが、底にまだいたのだ。下水が少なくて土管より底の水位が低いのか、水の流れのせいなのかはわからなかったが。
アスファルトにコンクリートで塗り固められた鉄柵が、あたしの力ではビクともしなさそうなのは見てわかる。
あたしはとりあえずガレージに走ってもどりホースの水を止めた。
あたしはきんぎょに、「べべ」という名前をつけた。
毎日毎日、何回も何回も、排水溝を覗きに行った。学校にいっている時はともかく家にいると気になってしかたがないのだ。
餌をまきに行った時、下水が洗剤の泡で濁っていて心配で泣いたコトもあった。
誰か!台風が来る前に、べべを助けてください。
とうとう、台風が、来るのだが、あたしは別に母親に、
「き、きんぎょちゃんがあぁ!お母さん、排水溝に、きんぎょちゃんがっ!」とか
全然。誰にも、言わなかった。し、誰にも話さなかった
・・・
あたしは学校の行き帰り
きんぎょちゃんが居る排水溝を覗かずにはいられなかった。
きんぎょちゃんが排水溝に落っこちて「ベベ」って名前をつけたんだけど、やっぱそれまで水槽に話しかけてた時の「きんぎょちゃん」の方がシックリ来る。
一匹だけしかいないんだから、名前くらい飼った時につけたげてもよかったのに。て思た。
水槽を洗った日からずっと晴れた日が続いていた。
排水溝は水かさが増えることなく、水の流れのせいなのか、きんぎょちゃんが土管に吸い込まれるコトもなかった。
しかしっ!
しかしとうとう!
超大型台風××号が東シナ海から上陸して、日本列島をアンコウの吊し切りみたいにぶったぎるというニュースが流れた。
来んな!台風!!
東シナ海てドコ?!
ドコか知らんけど、こっち来んな!奈良来んな!
あたしはモーレツに腹が立っていた。
学校では朝から、「警報出たら全校早退やでぇ〜」と小学生たちは妙にはしゃいでいた。
あたしだっていつもならノってるところだ。
子供には変に暴風雨に興奮する心がある。犬がサイレン音を聞くと、むしょうに吠えたてるのと同じかも知れない。
ジャスト下校タイミングに傘なんかさしている意味がないような横殴りの雨風の時など、みんなワァワァキャアキャア騒ぎながらかえった。
大声で意味不明の奇声を上げながら水たまりにジャンプインする男子・・・飛込んだ当人は長靴をはいているから大して汚れないが、近くを歩いていてスカートに泥水をひっかけられた女子はたまらなかった。ま、わざとだったんだろうけど・・・
その日の台風××号は下校の時刻になってもまだ雨さえ降っていなかった。全校生が早退。というコトもなかった。
かなりノロいスピードで日本列島にのしかかるようなヘビーな台風だったのだろう。
帰り道は、かなり強い生暖かい風が吹き始めていたけど、空は青く
・・・の前の静けさ。だった。
わたしはいつも一緒に、下校しているノリちゃんとも別れてひとりで家に向かっていた。ノリちゃんのうちは、あたしの家より100mくらい手前だった。
きんぎょちゃんが居る排水溝よりもずっと手前。
だからノリちゃんも、あたしが毎日排水溝を覗いてるコトは知らなかった。
きんぎょちゃんの災難のコトも話してなかったかも知れない。
あたしは決して、口数が少ない性格ではない。どちらかというと、
今も昔も、人を笑わせるムードメーカーてきなキャラって言われる。
でも・・・
なぜか、きんぎょちゃんのコトは誰にも話してなかったような気がする。
なぜかなぁ?自分でも不思議だ。
コンクリートで塗り固められた深い排水溝は、大人の協力があってもきんぎょちゃんを救い出せるとは思えなかったのかも知れないが、親に、「きんぎょはどうしたの?」と聞かれたはずだ。あたしの母親は超〜過保護の人だから。
ウ〜ン。思い出せない・・・
とにかく。きんぎょちゃんとあたしに、台風が容赦なく迫りくるっていた!
あたしは、元々御堂筋線に乗る事はあまりない。(byきんぎょ。)
乗った事が無い、と言える程度の他の路線よりはましだけど。
一番乗るのは、緑・の中央線。二番は、紫齦の谷町線。何年も後で緑・〜紫齦乗り継ぎで通勤する事になるけど。
その事は、きょうは全く関係無い。です。
きょうは、塚口の叔父さんのお見舞いだ。
母親の兄だから、ん〜?
とにかく、最近の高齢化社会では、まだまだおじいさんではない。
でも・・・残念だけど、再入院。・
おじいちゃん、おばあちゃんは、父方も母方も早く亡くなっている。
けど他の年輩の親戚はまだ、長期入院にはならずにいた。
叔父さんは、センチューに移転した阪大付属病院に再入院した。
昨年。お見舞いに行った時はまだ、環状線福島の古い阪大病院だった。
あ!きょうは、お見舞いの事は関係ない。です。
お見舞い行く前に、セルシーで見かけた、高校生くらいの男の子・の事。
それを書きます。
わたしは人と待ち合わせをして、ハッキリした理由もなく遅刻したりしない。
仕事も遅刻しない方だ。だから周りの人間に、時間にルーズなヤツと思われてはいない。
でも
・・・ わたしには密かな自覚症状がある。何んと言うか・・・
職場で勤務中は、そんなコトはないのだが、プライベートで、特に
ひとりでいると、何んと言おうか、時間の流れに「現実感」が感じられない。のだ。
言葉で表すコトは、出来そうにない。
映画館で映画を観ている時の、時間感覚の無さとも少し違うし・・・何にかの空想の世界に浸っている、のでもない。
勤務時間中は「大人時間」が流れているけど、ひとりでいると「子供時間」のような、就学前の幼いころと同じ感覚になってしまうようなのだ。
解離性。・・・という言葉を知った時は、正直ビビった。
わたしは、シラフでいる時に記憶が無くなったコトはないし、虚言癖もないから、人格障害というほど病てきではないのだろうが。
「気」は有ると思う。 どこか・・・自我が確立されていないから、
時間感覚がオカシィ。のだろうか? わたしの密かな悩みだ。
とにかく。時間が余ってしまったわたしは、
センチュリーという駅ビルの商店街に入った。
朝食が遅かったから、
全然お腹も空いていなかった。
いつものように、本屋を探して直行するしかなかった。
適当に(警察小説の金字塔)という帯広告の文庫本を買ってミスドに入った。
喫茶店はランチタイムで混んでいた。
ミスドでコーヒーとフレンチクルーラーで一時間ほど推理小説を読んでいると、かなり面白い。
『ヤバイな』と思ったわたしは、読書が止まらなくなるかと一旦切り上げてミスドを出て、バス乗り場に向かった。
バス乗り場に着くと、わたしは公衆トイレに入ろうとして、間違って男性側に入りそうになった。
入り口がひとつで左右に別れていたのだが、つい進行方向に真っ直ぐ進みそうになったのだ。
しかし、男性トイレのすぐ入り口の鏡の前に、黒い詰め襟の制服を着た男子高校生が立っていたので、すぐ間違いに気がついたのだ。
チラッ!と一瞬見えたのだが・・・鏡の前の、男子高校生は両手の指先で前髪を整えるのに夢中で、わたしが間違えて入りそうになったコトには全く気づかなかったようだった。
無事。女性トイレに入り直し、わたしは「阪大病院」行きのバス乗り場に着いた。
バスが来るまで、けっこうな待ち時間があった。ちょうど外来患者の受付時間も終わっているし、入院患者の面会時間には早いせいだろう。
乗り場のベンチは誰もいない。簡易な屋根が日陰をつくっていた。
わたしは推理小説の続きを読もう。と、ベンチに座った。ちょうど
真正面の向かいに、さっき間違えて入りかけたトイレが見える。
男子高校生が、入り口の鏡の前に立っているのも遠めに見えた。
しばらく、わたしは本に集中していた。
ぃや、本に集中しストーリーの世界に入りかけたのだ・・・が・・・
何んか。が、ひっかかる気になる。何んだろう?しかし、わからなかった。
しばらく、わたしは本に集中していた。
ぃや、本に集中しストーリーの世界に入りかけたのだ・・・が・・・
何んか。が、ひっかかる気になる。何んだろう?しかし、わからなかった。
その時、バスが来たのだが、わたしは一台乗り過ごすコトにした。
小説が異様に面白い展開に差しかかってしまったのだ。わたしはバスで本を読んでると、たまぁに車酔いしてしまうコトがあった。
初めて乗る路線だし、時間はまだまだある。 次のに乗ればいぃ・・・
バスは、けっこう長い間お客が乗車するのを待っていた。時間を見計らって乗り場に来たらしい少しの乗客を乗せると、定時が来たらしくバスは発車した。
ベンチに座って本を読むわたしの目の前からバスは去った・・・
んっ?
その時だ。わたしは、さきほど気になった違和感が何んなのかがわかった。
例の、正面の公衆トイレの男性側入り口の鏡の前に、まだ高校生が立っているのだった。
『あの子。いつまで鏡を見てんのかしら?』
わたしはフトそう思った。
わたしがトイレに入る前からだから、かなりな時間じゃないかしら?
しかし、まぁ。時間感覚に関しては、わたしも自信がないのだ。
それでも、それにしても引っ掛かるのは、彼の仕草だ。
さっき間違えかけた時と違い、このベンチからはかなり遠い。
それでも、彼が相変わらず両手の指先で前髪を触っているのはわかる。
『ずぅーっと前髪だけいじくってんのかしら?』
鏡の前に何時間いようが人の勝手である。
まして、混んでいるわけでもない公衆トイレの鏡の前だ。何時間でも好きにすればいぃコトだ。けど。
それにしても・・・
遠目に見えていても、男子高校生A君の一心不乱さ、オーラのようなモノがあるみたいな気がしたのだ。
少し前屈みに、指先以外は微動だにしないスタイルが。
『前髪に賭けているんだねっ!君ゎ・・・』
わたしは、推理小説に目を戻した。・・・
が・・・
それにしても、男子高校生A君の前髪とのバトルは長かった!
小説の中の犯人は、ふたり目の殺人を犯して死体遺棄に取り掛かろうとしていたが、鏡の前のA君は、まだ、まだ前髪を・・・
わたしは、急に、彼の顔を間近に見たくなった。 しかし、バスがもう来ているのだ・・・
わたしは、さらにバスを見送った。
叔父夫婦には、「お見舞いに行く。」とは言っていないし、もう何回か見舞っている。
好奇心を優先させても問題はない。
わたしは、バス・ターミナルを⊂字型にまわって、向かい側に行った。
公衆トイレは、千里セルシー(センチュリーは書き間違い)の1Fで、バスターミナルに面してる。
歩きながら、『ここのトイレを清掃するのは、バス会社なの?セルシーかな?』などと、どぉでもよぃコトを考えたりした。
ま。男子高校生A君の顔を見るのも、かなりどうでもいぃコトだったが。
ま。わたしの人生も、ある意味どうでもいぃコトの積み重ねなんだし、その中で少しでも面白そぉなコトは、拾わねば。
トイレの前にも、バス乗り場があったので、わたしはその乗り場のベンチに座った。
しかしA君はよく見えない。身長は高い。180cm以上…185cm弱くらいでは?
わたしはいったんトイレの前を通り過ぎ、改めて女子トイレに入るコトにした。鏡に映ったA君を見ようと思ったのだ。
・・・結局。女子トイレから出る時、かなりじっくりA君を見つめるコトが出来た。
彼を鏡の前にフリーズさせているポイントって・・・?
A君は、男前とは言えなかったけど、醜男。と言うコトもない。
現在でなら、ピッチャーの松阪大輔をさらに少しつり目にした。そんな顔立ちに、少しニキビがあった。
スタイルは、痩せ気味で脚は長い。
制服は、少し崩して上着のしたのTシャツは柄もの。足元の学生カバンはちゃんと(?)変形してステッカーを貼っていた。
まさに・・・
中身次第。彼のキャラクターがイケていれば、もてていても納得できる。という印象だった。
わたしは『意外』。という思いだった。
A君が、あまりに常軌を逸した長時間、鏡の前で同じ姿勢でいるもんだから、わたしは彼に対して「変人」だろう。という先入観を知らず知らず抱いていたのだ。
『そんなもん。かしら?』
大河ドラマ級の女優である人は、撮影前に2時間メイクする。というエピソードをTVで言ってたが・・・
変じゃないコトなんだろうか?男子高校生が、公衆トイレの鏡の前に1時間弱いるコトは・・・
近くで見た、A君のごくノーマルな印象が、よけいにチグハグ感を呼ぶのだ。
何もしないで、ただ鏡を見つめている方がなんか納得出来る気がした。その方が変かも知れないが、何かよほど深刻な決断を迫られて、鏡の中の自分を見つめて考え込んでいるように見える。
『ずっと前髪ばかり、同じ姿勢で触っている・・・』
わたしも髪をセットして、どぉしても気に入らなくて、洗髪してセットし直したり、化粧を落として洗顔してやり直したコトあるが、かなり気合いを入れてドレスアップする必要がある場合だった。
『この子。今からデートかな?』
土曜日の昼に制服の高校生というのは、下校途中なのだろうか?これから部活だろうか?
デートなら、なぜ帰って私服に着替えないのだろう?
『これからデートじゃないにしろ、これから「好きな」女の子に逢う可能性が高い状況に、至るんだろうなぁ・・・』
わたしは阪大病院行きの乗り場に戻るコトにした。
A君のコトは、わからないし・・・気が済んだからだ。
気が済んで、男子高校生A君への好奇心も急速に薄れていった。
ちょうど「阪大病院行き」のバスが、ターミナルに入って来た。
さっき見送ったバスが出てから、あまり時間が経っていないが、2時の面会開始時間に向けて本数が増えるのだろう。
ターミナルをぐるりと回って、私が乗り場に着くと、ちょうどバスも乗り場に横づけになった。
数人の、乗って来た乗客が降りると、わたしは一番乗りでバスに乗った。
窓際の座席に座って、ふっ。と見ると。 『 ! 』
男子高校生A君の姿が消えているのだ!
わたしは思わずトイレ前付近からバス・ターミナル全体、視界の届く限りを見渡したがA君の姿はなかった。
『おトイレの中に、用を足しに入ったのかな?』と、一瞬思ったが、何んだか違う気がした。
彼は、目的地に向かって出発したのだろう。
彼がトイレから出る瞬間を見なかったせいで、少し不思議な感じがした。
まさに、「消えた」みたいな感じだ。
バスが、エンジンをかけ扉を閉めた。
バスが動き始めた時、わたしはもう一度、公衆トイレの方を見た。
何んだか公衆トイレの入り口のあたりが白っぽく光っているように見えた。
・・・灼熱のリビドーの残像が、白い光りで残っているみたいだった。
わたしは、1時間も公衆トイレの鏡の前で、一心に前髪を触っていた男子高校生A君に、コンビニでエロ雑誌を立ち読みしている男子高校生よりも、はるかに焼けつく様なリビドーを見た気がした。
『男子高校生A君。幸せになれればいぃなぁ』
わたしは何故か、彼の幸せを祈りたい気分だった。
特に・・・
A君が、心から好きになった女の子と相思相愛になれればいぃなぁ。相手の女の子が優しい性格で、A君のコトを心から大切にしてあげればいぃのに・・・
そして・・・
彼が年老いて・・・死ぬ。時には、愛するひとに見守られて、苦しい思いをせずに幸せな一生だった。と、やすらかな臨終を迎えられたらいぃのに・・・
・・・末期ガンの叔父をお見舞いに行く。というのに、あれこれ気が散っていたわたしは、まるで感情失禁のような人類愛に胸がいっぱいになってバスの座席でうなだれていた。