2000年1月ー5月

1. 『王の眠る丘』   別窓で開く   2005/11/18
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『王の眠る丘』 牧野修  ハヤカワ文庫JA
神の如き王の圧政、それに立ち向かわんとするもの達。復讐。レース。 一冊で世界が語られ物語が語られ、終わる。 人物は皆それぞれ特徴があり、出てくるべき理由があり、描写は饒舌にならず過不足なく語られる。 今時のファンタジーものならこの設定でぞろ………………………

2. 『月の裏側』   別窓で開く   2005/11/18
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『月の裏側』恩田陸  幻冬舎
人間が人間もどきに置き換わってしまう、という話、なんですが…… 怖いんですが、怖くないような、あ〜上手く説明は出来ない。世の中には説明できないこと、説明しなくてもいいことがある、というのは作中に出てくる言葉でもあるんですが…… 物語のラストは破綻してる………………………

3. 『極大射程 上下』   別窓で開く   2005/11/18
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 『極大射程 上下』 スティーブン・ハンター 新潮文庫
このミスの去年の第1位とか。 射撃(長距離の射撃)が上手で、ずいぶんとそれで名を挙げたけど、でも(自分が撃たれたモンだから?)もう人殺しはしたくないと思い、人嫌いのまま故郷の山奥に隠棲している男、ボブ。 死に体の彼が、事件に巻き込………………………

4. 「白夜行」   別窓で開く   2005/11/18
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「白夜行」東野圭吾  集英社
面白かった。 「白夜行」から醸し出されるイメージは。 百鬼夜行。夜行列車。その暗いイメージ。夜でありながら白い、明るい、夢の中のような、現実離れしたイメージ。さらに、道行。心中する直前に、男女が歩む、二人にとってはすでにこの世のものではない道程。二人の………………………

5. 「数寄者(すきモノ)日記」   別窓で開く   2005/11/18
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「数寄者(すきモノ)日記」 小林恭二 淡交社
最近で一番笑わせてくれた本です。 「無作法・無器用・無教養」な三重苦の男が、無謀にも挑んだ正座とおてまえの2年間。冷汗タラーリの顛末から、ついに亭主として茶会を開いたその悦楽まで。奇想天外な爆笑エッセイ。〈ソフトカバーから〉 著者は、84年………………………

6. 「ファンシィ・ダンス」   別窓で開く   2005/11/18
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 「ファンシィ・ダンス」岡野玲子  小学館、PFコミックス(これは絶版かも)小学館漫画文庫(刊行中)
映画にもなってます。モッくんがヨーヘーくんでね。 東京でシティライフを送ってる大学生塩野君(実は田舎のお寺の息子)が、恋をしつつ、坊さんの修行もしつつ……坊さんについての話もでてき………………………

7. 「六番目の小夜子」   別窓で開く   2005/11/18
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「六番目の小夜子」恩田陸 新潮文庫・新潮社 
新潮ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。 学園伝説。 都市伝説。 ホラー。 文庫の表紙イラストは秋里和国。吉田秋生ぽいけど。実物持っていながらずっと勘違いしていたぐらい、感じがにてます。吉祥天女ふう、かな。コミックス読んでいるときは、別に………………………

8. 『女性はどう学んできたか』   別窓で開く   2005/11/18
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  『女性はどう学んできたか』杉本苑子 集英社新書
年始ののんびりした空気の中、気楽に読めて、面白かったです。女帝の世紀あたりの物語、読みたくなってきました。女帝の手習い(?)の話などもおもしろかった。  

9. 「化粧ものがたり  赤・白・黒の世界」   別窓で開く   2005/11/18
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  「化粧ものがたり  赤・白・黒の世界」高橋雅夫 雄山閣
日本の伝統的化粧は、髪の黒を基調色に、眉やお歯黒の黒、おしろいの白、口紅、頬紅、爪紅の赤、という三色配色から成り立っている、として、赤・白・黒の故郷を訪ねたときの記録と、化粧にまつわるエピソードを中心に、古代から現代まで………………………

10. 『子どもはもういない』   別窓で開く   2005/11/18
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 『子どもはもういない』ニール・ポストマン  新樹社
読みました。う〜ん、そうかもしれんけど……かな。 子供の定義が、著者と私と違うせいなのでしょう。「こども」というより、児童、でしょうか。 おとなと子供の分かれ目は、知識の差である。「書物を通じて知識を習得する」というシステムが出………………………

11. 「毒草を食べてみた」   別窓で開く   2005/11/18
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「毒草を食べてみた」植松 黎 文春新書
夾竹桃には毒があるそうな。肉を夾竹桃の枝で串刺しにして焼いて食べて、死んでしまったのはアレキサンダー大王の兵士たち…… 作者は、その故事に習って推理小説のトリックにするべく、ご家庭のバーベキューの串での殺人を考えるも、木の強度が弱くて断念し………………………

12. 「夕立太平記」   別窓で開く   2005/11/18
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  「夕立太平記」宮本昌孝   講談社・講談社文庫
江戸時代、勘五郎は、惨殺された父の敵討ちにでる。うぶな勘五郎が江戸にでて、不味公と知己になり、お家騒動もからみ…… あとがきで、現代に蘇る講談を書きたかったと書いていますが、たしかにその通りです。でも、「ただの講談話」になっちゃって………………………

13. 「用心棒の冒険」   別窓で開く   2005/11/18
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  「用心棒の冒険」(短編集「原子水母」収載) 作者名:作;唐沢俊一 画;唐沢なをき  幻冬舎文庫
知的な下ネタ、珠玉の27編、のうちのひとつ。 江戸時代(多分)、鬼熊組(ヤクザ?)の用心棒に雇われるための面接風景が語られています。 面接試験心得が示されるのですが、心得その3は、あまり………………………

14. 私の夜啼鶯   別窓で開く   2005/11/18
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  私の夜啼鶯(夜啼鶯には、ナイチンゲールとルビ)      短編集「カルキの来る日」収載 花郁悠紀子  秋田書店(秋田文庫)
歴史・時代物がどこからか、という線引きはいろいろあるでしょうけど、100年ぐらい前なら、入れて良いかしら。 とある事業で財をなした成金男爵。男爵が死んで後、行………………………

15. 「無頼−BURAI−」   別窓で開く   2005/11/18
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  「無頼−BURAI−」岩崎陽子  角川書店、あすかコミックス
絵柄はばりばりの少女漫画、美形もいっぱい(なんたって芹沢鴨や原田佐之助にいたるまでが長髪の美形だ(^_^;))の新選組です。齋藤一を主人公に、新選組の遭遇する事件を描いています。話はつながってはいるものの、ひとつひとつのエピソ………………………

16. 「風光る」   別窓で開く   2005/11/18
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  「風光る」渡辺多恵子  別コミフラワーコミックス(小学館)     
父と兄の仇討ちのため、15才の少女富永セイは、神谷清三郎となのって、女でありながら男装をして新選組に入隊する! という、いかにも少女漫画な設定…… これがギャグなら、ラブコメなら、かまわないし、ありがちじゃん〜で………………………

17. 「剣難女難」   別窓で開く   2005/11/18
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  「剣難女難」吉川英治 講談社文庫(講談社の、多分吉川英治文庫)全1冊 吉川英治なので、そんなに色っぽいという感じでもないんですが、なぜか私にはぐっと来るところがあったんですねえ。 美男子で剣の達人、そんな主人公に降りかかる剣の災難、女性がらみの災難……はい、私が覚えているのは女性………………………

18. 『オルファクトグラム』   別窓で開く   2005/11/18
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  『オルファクトグラム』 井上夢人 毎日新聞社
きわものかなって思ったんですが、猿股さんが面白いよ!っていってたので読みました。うん、面白かったよ! 視覚情報のように感じられる嗅覚の描写とか、ね。      

19.  『ベルセルク』   別窓で開く   2005/11/18
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   『ベルセルク』 三浦健太郎    白泉社
最初1,2巻は、(そりゃ、ふううん、ってところはあるものの)なんでこれがそんなにおもしろい?だったんだけど、だんだん、あ、もしかしてこれは、すごいことになっちゃうのかも。なっちゃうのかも〜!もう、「そこ」をどのようにもっていくのか、始末………………………

20. 「ぼんくら」   別窓で開く   2005/11/18
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 「ぼんくら」 宮部みゆき 講談社 1800円
はじめは、幻色江戸ごよみのような、市井もの風の時代小説かと思った。たとえて言うなら山本周五郎のような。もしかしたら、そのように書き始めたのかもしれない。 でも、そうではなかった。宮部みゆきはミステリーの人なんだ。人の心のひだに潜むものを………………………