ともいき通信Web版

1月号 (No.012)
2006年1月26日発行
隔月不定期発行

笑う犬には、福来る〜 よく食べてよく飲んで、口福な時が続く、 ワンダフルな一年になりますように!
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ともいき通信とは
ともいき通信はともいきの杉ユーザーの方や興味をお持ちの方に配送している情報誌です。
このページはともいき通信のWeb版です。印刷版をPDF化したものもご覧頂けます。(ディスク容量逼迫のためPDF版のバックナンバーは掲載していません。ご入用の場合はメールでお問い合わせください。)
2005年
2004年
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ご意見・お問合わせ
「ともいきの杉」通信編集部・編集長の水上克俊までお願いいたします。

問い合わせ先
601-0762
京都府南丹市美山町鶴ヶ岡

Tel 0771-76-0224
Fax 0771-76-0335
E-meil
tomoikinosugi@nifty.com
ホームページ:
http://
homepage2.nifty.com/
tomoiki/


「ともいきの杉」とは、、、

京都府美山町を林産地とするフツーの杉に、私達は「ともいきの杉」と命名しました。仏教用語である「共生/ともいき」とは『共に生かされている』という意味です。日本全国の中小林産地のフツーの杉にもっと光があたるように、私達は活動を続けたいと思っています。


「ともいきの杉」グループ
●小林直人 /小林林業
〒601-0763 京都府南丹市美山町豊郷
tel 0771-76-0635
●小林久米尊 /小林製材所
〒601-0762 京都府南丹市美山町鶴ヶ岡
tel 0771-76-0043
●田原賢 /田原建築設計事務所
〒639-2306 奈良県御所市三室104-1-901
tel 0745-62-6669
●水上克俊 /水上建設(株)
〒581-0088 大阪府八尾市松山町1-9-17
tel 0729-92-0225
©2004-05,ともいきの杉

 明けましておめでとうございます。

大変遅い新年の挨拶で申し訳ございません、4人衆各自その時々において事情があり原稿の集りが悪いのです。このたびの豪雪には小林ご両人さぞかし大変であったでしょう、私と直人さんの出会いの場である美山町北村のお堂にも年末から1m積雪があり、暮れと年明けの2回雪下ろしに行ってきました。美山町に通い始めて14年目になりますがこんな時期から雪下ろしをさせられたのは初めてで、例年本格的な冬はこれからだけに先が思いやられます。

ところで雪が多いと空気が乾燥します、そうでなくても『ともいきの杉』は、それはもう大変よく乾燥しています、標準3ヶ月の桟積み乾燥どころか既に一年近く桟積みされて含水率は20%以下の材料になっています。皆さん、日本中捜しても自然乾燥された柱や梁はここにしかありませんよー、今年もよろしくおねがいします。

ともいき通信 編集長 水上 克俊

山の小林直人 「毎日雪かきに追われています」

昨年の暮れ京都から軽トラに荷物を積んで帰ってきたら、家に入る道は60センチの雪の壁になっていました。新聞配達の人がもがいて行った跡が残っています。二・三日留守にしただけでひどい迷惑をかけてしまった。踏んだらあかん。踏まれるとそこだけが固まって雪かきするとき底まですくえない。リズムが狂う。しんどい。

朝、六時十分、どんな天候でも新聞を届けてくれる満生(ミツオ)さん。つい自分勝手を言ってすみません。街道に車を止めて50メ−トル先のポストまでの道が膝までの雪に覆われていたら、普通の人なら新聞を持ったまま帰ってしまうだろう。一日目は無事ポストに、後二日分は20メ−トル手前のまき積み場に指し仕込んであった。わかるその気持ち。貴方はもう70歳なのだから。その日は、夕食後の月明かりを頼りに深夜一時まで雪かきをした。

年が明けて、屋根の雪が心配になる。で、一月六日から今日まで雪下ろしの毎日。九日の夜、屋根が鳴る音を聞いた。屋根裏に入って動物の立てるガサゴソとは違う音。翌日からかやぶきの大屋根に専念する。一日目はかんじきを履いて登る。案の定スリップ。軒先まで落ちたところで雪の上に尻もち。よかったと思ったら今度は頭を下にでんぐり返り。これも雪の上。軒下に硬いものは置かないこと。もし頭を打ったらそれでおしまい。多分。

全国で何人もの人が死んでいる。家守り作業は命もかかってしまうということか。屋根の上から見ると一面真っ白なクッションなのでつい気を緩めてしまうのですが、高度があるのと速度が加わるので最終的に何が起こるかわかりません。不注意によるスリップよりも恐れているのが雪崩です。何十トンもの雪がドサッと滑り落ちて固まったらもうスコップなど歯が立ちません。その下敷きになったとしたら。雪崩はいつ起こるのかさっぱりわからないくせに突然起こるのです。積雪の状態は、空気に触れる外側だけが硬く凍って中味はザクサクです。ブスッと乱暴にスコップを突き立てるとすぐに1メ−トル下の萱を痛めかねないのです。山の斜面なら地熱の働き、家屋では屋内の暖気、支えているのはただ偶然に過ぎないような総持ち状態だけなのです。何時底雪崩が起こっても不思議ではない。昔とったきねづかで納屋から12本爪のアイゼンを出してきました。45度の斜面を天辺まで登ると足下の氷壁は冬山気分です。裏の山に鹿が3頭現れました。豪雪、食糧難で難儀する彼ら。杉の葉でも食べるか。

人工林の問題。山林所有の問題。今世紀我々の暮らし方の問題。本当はこれらのことを書きたかったのですが、屋根の雪下ろしにかまけてしまいました。後はともいきのHPに書きまくりますので今年もよろしく。

●1月20日の美山・八角堂。

うわぁ〜 雪の壁で、我らアジトの八角堂に入れません。それでもこの2週間で、1/3に減ったそうですが、、、

製材所の小林久米尊 「遅くなりました」

新年明けましておめでとう御座います。「ともいきの杉」の里、美山は昨冬も近年珍しい大雪でした。昨年末の天気長期予報は、暖冬という事で少し安心をしていたところ、蓋を開ければ20日前後から降るわ降るわで、お正月には、事務所の所在地、美山の銀座鶴ケ岡でも1メートルの積雪で、尚も降り止むことを知らない状態が続きました。ここまで来ると人間開き直りが出来るもので、雪降る中通勤するサラリーマンを尻目にのんびりと過ごしましたわ。ははは、急ぐ仕事もないし・・・・・。しかし、何時までものんびりしていられないのです。今年も新年早々山は動きました。現場は京都の嵯峨野。2月初旬の上棟に向け大忙しです。なんせ一本の木をよりだすにも1メートルの雪を退かさないといけない状態やから。読者の皆さん、冬場に「ともいき」の家を建てるときは余裕を持って計画して下さいね。年末から3月上旬は、大阪は晴れでも美山は雪なのです!では、今年も応援宜しくおねがいします。

ようやく、皆様にくつろいで頂ける状態になりました。 暖かくして、お待ちしてますので ぜひ遊びに来てくださいね〜

●古清庵 完成見学会

●外観です。手前の塀でみえませんが、アプローチに注目してやって下さいね〜

◎2006年2月26日(日)

◎PM1:00〜4:00

※PM1:30より説明会を行います。

建築設計 水上建設株式会社
構造設計 田原建築設計事務所
施工 水上建設株式会社
構造材 滋賀県余呉地方で200年前建てられた民家の材&ともいきの杉(京都美山町産)
構造性能 耐震・耐風性は、建築基準法が定める安全性の1.0倍以上予定?!

●場所


近鉄京都線「平城駅」」より、徒歩8分

●連絡


玄関脇の2階へ続く、階段です。箱階段になっています。後もう1つ、隠し階段があって、2階を周遊できま〜す。ちょっと忍者屋敷みたいでござる。
和室です。右側にある床の間が、とても落ち着いて良い感じでした。でも写真は撮れて無い、、、
居間の小屋組み。今はどっしり落ち着いていますが、墨付け・建て方時の暴れん坊ぶりがウソみたいですね
〜古材を使った家づくり日記/工務店親父の公開日記版〜

■古清庵日記 vol 7

やっと完成見学会ができるところまできました。(見学会案内

今は、外回りのアプローチを自然石で並べて造っているところです、セメントやコンクリートを使わないで玄関ポーチ・アプローチなどを造っているので時間がかかります。

建物の基礎にはコンクリートを使うように法律で定められていますが、外回り工事部分は時間が許せば工夫次第で土と石と木でなんでもやれます。そして重機を使わないでスコップや鍬を使って土を掘っていると冬眠中のミミズやカエルに出会えます。起こしてしまって御免といいながら土に戻しながらの作業は自然とのふれあいがあり、生きもの達を守る土の偉大さを感じさせてくれます。でも慣れない土堀や石を扱う作業は大変です、かなり腰にきますし、飽きもきますので一部塗装が残っている外壁杉板の柿渋塗りをしています。柿渋と杉板の合性はなかなか良いようです、素人でも壁のような広い面を塗った割には刷毛むら無くまんべんに仕上がり、杉の壁が経年変化したような全体的に追いついた感じになっています。

第1回目の地盤の話の次は、、、

■丈夫な家ってどんな家 vol 2

語り人 水上克俊

図1:布基礎の場合。2000年改正建築基準法で定められた布基礎仕様(地耐力:3t/m2以上)ですが、一世代前の住宅金融公庫の布基礎形式に該当します。

今回は基礎の話ですが、建築基準法では木造住宅の場合、姉歯事件のようなマンションやホテルなどの大きな建物では無いので綿密な構造計算をしなくてよいのです。(その代わり「壁量計算」をします。詳細は、次回詳しく説明します。) 基礎に関しても、鉄筋の入っているコンクリートで布基礎やベタ基礎にするようになっているのです。地盤の状況によってこのようにしなければならないなどといった決まり事は無く、鉄筋の太さや数も定められていませんでした。(2000年改正建築基準法にて、地耐力に応じた基礎構法と住宅金融公庫仕様に準じた基礎形式を規定。)では木造の基礎はどうして決めているかというと一般的には住宅金融公庫仕様や建築工事標準仕様書などの凡例(図1)を頼りに設計しています。

ですから前回にご紹介したような、埋め立て地盤に対して何も配慮しないで一般的な基礎が設けられると大切な我家が傾いてしまうのです。 では地盤は丈夫、または地盤改良などを施してある健全な地盤の上に作る基礎は、図1のような凡例を元に設計すればよいかと言うと、そうでもないところが「自由設計の木造軸組工法」による危ういところなのです。

基礎の役割は、大きく分けて二つあります。一つ目は建物(下向き)の荷重を地盤に伝えること、まんべんなく建物の荷重を伝えるだけの強度が必要です。このときは概ね図1の凡例に基づいて設計していてもいいかもしれません。但し注文住宅の場合リビングを大きくしたり、最近少なくなりましたが和室の二間続きの間取りになると一本の柱に大きな重量がかかり、柱1本に集中してかかる荷重は、時に3〜5トン以上になったりします。凡例だけを元に設計されていると長い間に基礎が割れ、部分的な沈下(不等沈下)が発生することがあります。

2つ目の役割は、地震時にて各柱へ生じる上向きの荷重に抵抗すること。木造住宅の柱は土台や梁のほぞ穴に差し込んでいるだけなので、震度6強くらいの地震に揺らされると丈夫な耐力壁を持った木造の柱は土台から抜けて浮き上がって建物が倒壊します。(弱い建物は浮き上がらずに平行四辺形に変形して倒れます。) 

高性能な耐力壁によって大地震のときに発生する、柱を引き抜こうとする力は最大で約3トンとなります。この場合、建物の重量を支えている状況とは少し事情が違って、それに耐える基礎及び周辺の構造材には、図2のようなものが必要になるのです。(平成12年の新しい建築基準法の改正は、図2のような仕様(特に[1]、[2])を義務化する為だったと云っても過言ではありません)

ただ、耐震壁を強くするだけでは丈夫な家とはならないのです。上部建物にあった基礎を設計することが大地震の被害を最小限に止めるのです、単にベタ基礎にするだけではなく上部建物の構造にあった基礎を構造計算し設計しなければなりませんが、残念ながらまだまだ実情はこれらのことを理解されずに設計されている建物が殆どなのです。

昨年、田原設計による耐震リフォーム工事を5件させていただきましたが、どちらのお宅においても基礎補強工事を行う必要がありました。できる限り専門的な言葉を使わないで書いてるつもりですが不明な点があればご質問どんどんお寄せください。

図2:柱の引抜き力に抵抗する為の基礎と周辺構造材

■11月18日に公表された構造計算書の偽造について 2

引き続き、多利板です。『構造計算書の偽造』についての報道が一頃より落ち着き、対岸の火事がちょっと下火になってきたような感じでしょうか。(マンションにお住いの方はそうでもないかもしれないが)

元凶は根が深いですが、設計に始まって建物が実際に建設されるまでに何度かリカバーできる段階があったのに、なぜ防げなかったの考えてみました。

  1. 計算ソフト偽造防止の対策不足
  2. 発注者(下請設計者=意匠設計者)の構造能力不足
  3. 民間検査機関の利益優先の審査時間と審査員の能力不足
  4. 基礎、上部躯体工事の検査能力不足

これら複数の要素が全て悪い方向へ流れ、チェック機構がいくらあっても構造設計者の意図的な偽造行為があれば無意味なことが証明されました。結果、新築でありながら、耐震性性能は建築基準法の50%以下という建物が多々存在することがマスコミ等で報道されました。

しかしながら、それと「同等以上に耐震性能が低い建物」がこの世には多く存在しています。それは「既存不適格建物(現行の建築基準法に適していない、既存中古の建物)」です。

建築基準法は「構造を含むあらゆる性能の最低限の基準を示す建物に関する法律」として、1950年(昭和25年)に制定され、社会的ニーズにあわせてや、大地震発生後に諸問題(被害等を研究し)を改善すべく改正を繰り返しました。

耐震に関する改正では、1981年(昭和56年)新耐震設計法の施行が有名で、この施行前と以降では、耐震性が大きく異なるとされています。しかしこの「新耐震設計法」と言われる設計法は大規模な建物が多い鉄筋コンクリート造や鉄骨造等に対して行われた改正であり、小規模な建物が多い木造ではあまりあてはまりませんでした。(木造については次回掲載)

新耐震設計法の特徴は地震規模に合わせた2段階の設計手法となっています。まず、一律に建物の耐用年数は50年程度(皆さん知ってましたか?)と仮定されています。

第1段階

耐用年数内に1度必ず発生する中小地震(震度5程度まで)に対し「建物が壊れない様に設計すること」(新耐震法前はこの検討で終了)。外壁等に小さなクラックが発生することは許容しています。

又、規模が小さい建物はこの段階で設計終了することも可能となっています。(これまでの大地震時での被害状況と使用材料自体の安全率を工学的に判断した結果より、間接的に第2段階の設計法による耐震性を保有される為/写真3参照)

第2段階

数百年に一度の極めて稀な大地震(震度6強、7)に対し「建物が安全に壊れる様に設計すること」(図1参照)。建物が大破壊をして修復不能な状態になるが、倒壊はしないことが必須条件。

但し、新潟県中越地震のように、本震・余震含めて大地震が複数回発生することは想定外

図1:阪神淡路大震災で「安全に壊れた」新耐震設計法による建物のひび割れ被害状況スケッチ。柱と梁の仕口部分にコンクリートひび割れ・欠損・剥離が集中して、建物を支える柱等の被害が小さい。倒壊はのがれたが、補強・修復費用がかさむ為この建物は撤去された。

昭和56年以前の設計法による建物は、新耐震設計法が施行された段階で、現行の建築基準法が定める構造安全性を満足しません。法律解釈上、構造的な「既存不適格建物」となるのですが、「合法」と認知されます。違法ではないので、建築業者・設計者は罰せられなく建築主も同意であれば問題無いのです。但し分譲マンションの場合、マンション購入者が直接の建築主では無い為、販売の際に「既存不適格建物」の説明と資産価値等の共通認識があるのか知る由もありませんが、、、

大地震時には、「既存不適格物件」は勿論、「新耐震以降の建物」もどこか必ず壊れ、100%安全ではない事を認識する必要があります。

一応、新耐震設計法による建物では大地震時の壊れ方を確認し、柱の破壊や建物の倒壊が直接原因による人的被害をさけることが大前提です。但し、例外もあるのです。(写真2参照)

対して「既存不適格物件」は、大地震時はどのような柱や壁の破壊が生じたりするかわかりません。結果的には建物の倒壊が直接の原因で人命を無くす場合も想定されます。

写真2:阪神淡路大震災で「危険な壊れ方をした」新耐震設計法による建物の被害状況(悪例)。

1階ピロティ柱が大破壊し、1階部分で倒壊した。新耐震設計法による建物でも、100%安全であるとは限らない。
特にこのような1階にまったく壁が無いタイプは危険である。震災以後はこのような形式の建物の規制が当然ながら追加された。

また忘れていけないのが、地震による第1次被害(建物倒壊が原因による人的被害)より、件数的には非常に多い第2次被害(雑壁・仕上材の破損・剥離や水道・電気・ガス設備等の破壊・破損、火災の発生、家具等の転倒による人的被害)があります。こちらの被害については市販の防災グッズ等で個人的にも対応できる部分もあります。

現在、国の対策としても既存不適格物件は「社会的な不良債権」として、『耐震改修促進法』という法律を改正し、公共建物だけではなく集合住宅等の民間建物についても耐震診断・改修を、国民の努力・義務として推進する方向です。

阪神地区の方は、数百年に一度の地震がきたから、当分は無いだろうと思う方もいるかもしれませんが、今一度ともいき通信7、8号で掲載した「近畿で発生が予想されている直下型地震/大阪府・兵庫県版」をご一読下さい。(お持ちで無い方はご連絡下さい。無料で配布します。但し切手代別途)

次号では、木造の準新耐震設計法(「準」の冠がつくことに注目して下さい)といえるべき「2000年大改正建築基準法」の内容と、既存不適格木造住宅の耐震性についてお話し、今回の特別企画を終了したいと思います。

写真3:阪神淡路大震災で被害が小さかった建物例
/公団住宅に多い鉄筋コンクリート造による「壁式構造」の集合住宅。

非常に高い耐震性能の為、補修工事によって建物再使用化が可能となる。5階建て以下の中小規模な壁式構造は、第2段階の大地震時の検討を通常行わない。これまでの大地震でも十分な耐震性能があることを証明されているからである。(3階建て以下の木造も同様である。詳細は次回!)

NHK取材の裏側を、リトルキャップは見た!

N邸に、耐震診断結果報告のため、2人そろって訪問する様子を撮影するところです。初めは「車」でということだったのが、絵になりにくかったので「徒歩」に変更されたのです。かわいい、***ですね!

去年の年末ギリギリ29日に、大阪郊外の近々耐震リフォームするN邸を舞台に、NHKの取材は実行されました。今回の取材は、「耐震診断」がキーワードだったので、水上(工事を請け負う工務店)&田原(耐震診断担当)コンビのみの取材でありました。

日本の良識を一手に担うNHKであって、撮影は厳しかったぁ〜 ちょっとした小芝居はすぐカット。撮影時の発言が事前ミーティング内容と少しでも異なると何度でも撮りなおし。カメラワークも凄いこだわりで、床下の狭くて寒い空間で、アーダ・コーダ・ソーダと納得する映像をキッチリ追及していました。はじめは顔も名前も出さないはずだったN邸主人はいつの間にか、撮影現場の中央に招き入れられる始末!ソフトな口調で現場を仕切るディレクター、さすがです。

告知にはまったく間に合いませんでしたが、1月13日(金)PM7:30〜「関西クローズアップ」、1月16日(月)PM7:30〜「現代クローズアップ」の計2回放映されました。

もし、偶然にも見られた方は 今度当人達にあった際に キタンない感想を云ってあげて下さい!

新建ハウジング発行月刊誌「SH+1」に、『ともいきの杉』が掲載!

木造住宅を手がける工務店等の業界誌なのですが、以前に取材を受けたものが、まとめられ雑誌に掲載されました。実は「ともいきの杉」の次の頁に掲載されていた記事が非常に興味深く(ともいきの杉内容は見慣れているので仕方ないでしょ)、、、

(1)桧(2)杉(3)米ツガ(4)ホワイトウッド(集成材)の角材を、暴露試験(雨風にさらされる屋外で放置し、その腐朽度を観測)した写真が添付してあり、4年後には見事に(4)材は腐朽で原型を留めていませんでした。(3)材は下部側の腐朽度が高くも一応原型を留める形で、(2)材は白太部分に腐朽が始まるが赤身には問題がなく、(1)材は白太表面部分にカビが生える程度でした! 外国材の(3)及び(4)材はいわゆる「アウェイ」での勝負、国産材の(1)及び(2)材はいわゆる「ホーム」での勝負なので圧倒的に強かったぁ〜という感じです。でも多くの木造住宅の柱はB及びC材なのだけど、まぁ屋外に仕上げ無しで使用されていないので大丈夫なのかなぁ〜

■編集後記

◎水上です。丈夫な家の連載はこれからが本番です。いろいろ書いてますが阪神大震災以前は私もちゃんと出来ていませんでした。勉強しようにもその術が無かったのです、自称タリバン田原さんとの出会いが私を変えたのです。これまでの体験を元に業界の実態をそして私自身の反省も含めて正直に書いてゆきます。ところで田原さんタリバンより、Oさん(耐震改修工事中の方)が付けてくれた『マグマ君』の方がいいよ。

◎多利板こと、別名「マグマ」です。新年早々、日本海側の記録的な大雪の為、古い伝統的な木造住宅が雪の重みによる屋根の崩壊被害が発生し、雪の多い地方で暮らす人(特に高齢者の方)の苦労が過酷すぎることを痛感しました。それはそうと知っている人は知っているが知らない人が多いとは思いますが、1月13、16日のNHKの「クローズアップ現代」に多利板がでてしまい、お見苦しいところをお見せしたことについて、誌面を借りてお詫び致します。また、今後もNHKで既存不適格と呼ばれる中古木造住宅の耐震診断と耐震補強について、水上建設+田原建築設計事務所の事例をとりあげて頂こうと画策しておりますので、もしうまく行った暁には、放送日等を早めにこのともいき通信で発表したいと思います。

◎リトルキャップ(直訳;ちっちゃい編集長)です。最後まで目を通して頂きありがとうございます。素材の吟味はきちんと4人衆の検閲を受けてますが、その他デコレーションは私が責任持って、好き放題に味付けしてます。みなさん、風邪ひいてませんか? 私は去年の年末に、4年に1回ぐらいの割合でかかる、鬼のかくらん風邪を引きました。あ”〜しんどかったぁ。

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