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ラフォレさんの栽培奮闘記2007
2007年4月6日 畑の整備


皆さん、こんにちは。日本も今頃は春の陽気で、桜がきれいに咲いているのでしょうか?
こちらでは、3月上旬に剪定が終わり、今は畑の整備をしています。2006年に植えた7,000本の樹1本1本の足元に、杭を立てるというものです。こうすることで、まだ若くて頼りないブドウの樹が、この杭を支えとして、強風にも倒されずに伸びていくことができます。樹齢12年くらいになると、樹がしっかりしてくるので、この杭を抜き取ります。それまでは、この杭が添え木となります。
また今は、傾斜のある畑で、土の上にわらを敷くという作業をしています。これは、嵐などで土が流れ落ちてしまうのを防ぐためです。傾斜に対して垂直方向に、約10m間隔に敷いていきます。
今後の作業としては、樹齢の低い樹が植わっている区画の整備があります。土に根付くことができなかったり、悪天候などで死んでしまった株を引き抜き、そこに少し腐植土を撒いてから、新しい株を植え付けます。これは時間のかかる作業ですし、量も多く、800本くらい植え直さなければなりません。 この様子も、後日写真に撮ってお送りしますね。
芽吹いてくると、芽の選別を行います。これは不要な芽を取り除く作業で、4月後半になるでしょう。
この間、妻のマルティーヌはラベル貼りやワイン発送の準備をしています。また、溜まった事務仕事も片付けています。
3つ子の息子たちですが、まずトーマは、ブドウ栽培専門学校に行っています。これは、学校での授業の他に、実地研修も含んだプログラムです。実際にその職業を営んでいる企業や農家を自分で選び、そこに行って働きます。その研修を、トマは私のところでしています。彼はとてもやる気があり、すでに私たち大いに助けてくれています。また、今後は地元のボランティア消防隊の活動もするつもりです。彼の好きなスポーツはラグビーです。
ピエールは、食品農業か、ワイン流通販売を学べる大学に行こうと、今勉強中です。どちらの方向に進むかは、まだ決めていないようです。彼は相変わらず自転車が好きで、日曜日にはレースに出たりしています。
マチューは、電気技術系の大学に行くための勉強中で、とてもいい成績を取っています。彼は今でもバスケットボールを熱心にしています。
今年も畑で何か新しい作業をするたびに、写真を交えて最新情報をお送りしたいと思っています。 ジャン=マルク・ラフォレ
2007年4月20日 植え替え





先日お話した、植え替えの写真を撮りましたので、お送りします。
まずは、死んでしまった株を引き抜き、ドリルを使って穴を開けます。その穴に腐葉土を入れて、そこに接ぎ木を植えていきます。その後、新しいブドウの株に、約4Lほどの水やりをします。
今こちらでは、例年よりも気温の高い日が続いています。ブドウの樹はぐんぐん伸びて、今のところ、早めの生育ペースで進んでいます。 ジャン=マルク・ラフォレ
2007年5月7日 畑の様子




4月はほとんど雨が降らずに乾燥し、気温も平年よりはるかに高く、26~28℃という日が続きました。ブドウ栽培者は、過去の天候やブドウの生育具合をよく記憶しているものですが、誰もが覚えのないくらい、今年は早いペースで育っています。おそらく収穫は8月末、20~25日くらいから始めることになるでしょう。
通常なら、5月5日頃から10日間ほどかけて行う芽かき作業は、先週すでに終わりました。次は、飛び抜けて長く伸びている枝を切るという作業に入ります。これは、枝の成長を、均等にしてあげるためです。
写真を撮ったのは5月2日なのですが、ほぼ1ヵ月ぶりの雨でした。30ミリくらいは降ったでしょうか。これはブドウにとって、恵みの雨となったことでしょう。
そうすると今度は、うどん粉病やベト病対策が必要です。この湿った空気は、病原菌にとって好条件だからです。雨が止み、葉っぱが乾くのを待って、5月3日に、ボルドー液の散布を行いました。
濡れている時に撒くと、定着せずに流れてしまうのですが、乾燥させてから撒くことによって、散布量を最低限に抑えることができます。
またボジョレー地区では、4月29日(日)に、地元のワイン祭りがありました。これは、毎年それぞれのクリュ地区を巡回しながら行われるイベントで、今年はジュリエナスで行われました。村中が装飾されますし、それぞれのクリュごとにパビリオンのようなものがあって、特色ある雰囲気に飾りつけられ、音楽隊が音楽を奏でる中、人々はワインを飲んで踊ったりします。これはとても美しく楽しいお祭りで、2万人もの来場者が訪れ、今年も大盛況でした。
他にはこの時期、ワインの出荷作業もたくさんしています。エスポアのみなさんへの荷物は、もうすぐ日本に着く頃でしょうか。おいしく飲んでもらえるとうれしいです。 ジャン=マルク・ラフォレ
2007年5月31日 夏季選定と枝縛り


ここ最近のブドウ畑の写真をお送りします。
見ていただけるとお気付きの方も多いと思うのですが、かなり早いペースで育っています。
例年だと6月に入ってから開花を迎えますが、今年はもうほとんどの樹が開花を完了しています。この調子で行くと、収穫は8月22日頃になるのではないでしょうか。これは異例の早熟です。
ブドウの数としては、あまり多くなく、1株に8~10房です。収穫量としては少なくなりそうですが、摘房(青刈り)の必要はほとんどなく、おいしいブドウが採れそうです。
先日、久しぶりに60ミリほど降った雨は、ブドウの樹に活力を与えてくれました。
今行っている作業は、「ロニャージュ」と「ルルヴァージュ」です。「ロニャージュ」とは、「端を切る」という意味があるのですが、夏季剪定のことです。トラクターのような摘心機と呼ばれる機械を使って、伸びすぎてしまっている余分な葉を取ることで、風通しと日当たりをよくします。
「ルルヴァージュ」というのは、「枝縛り」のことです。樹齢の低い樹の若枝はまだ頼りないので、強風で折れてしまわないように上の方で束ね、春に打ちつけておいた杭に縛り付けます。この枝を縛るのにも、最近ではプラスティック製品があるようですが、私のところでは相変わらず「オジエ(=柳の細い枝)」を使っています。
トマは研修中ですので、本当に大活躍してくれています。ピエールも、学校が休みの日が1日ありましたので、手伝ってくれました。写真はその時に撮ったものです。 ジャン=マルク・ラフォレ
2007年6月22日 まだ緑のブドウの房


最新の写真をお送りします。
ブドウの房の形成の、ほぼ最終段階に来ています。粒の大きさが、収穫時の完成型とほぼ同じ大きさになり、コンパクトにぎゅっと詰まった房が出来つつあります。
ここのところ雷雨が多く、大量のにわか雨が降ることもしばしばです。タイミングを見計らって、ボルドー液を散布して、病気対策をしています。
また、ブドウの葉がどんどん伸びるので、「ロニャージュ(=前回ご説明した夏季剪定のこと)」を、たくさん行わなければなりません。
写真で見ていただけるように、ブドウ畑は今、房と葉でとてもきれいなグリーンです。房の量は中程度。多すぎもなく、少なすぎもなく、ちょうどいいくらいです。収穫開始日は、8月22~25日を予想しています。
でも、すべては7月の天候次第。太陽がたくさん降り注ぐ、暑い夏になってくれますように! ジャン=マルク・ラフォレ
2007年7月17日 色付き始めたブドウ


ボージョレ地区では、今年はあまり嵐もなく、比較的穏やかな天候です。それでも7月の初めは気温が低く、雨の日が続きました。最近では天気が回復してきたようですし、天気予報でも、今後は太陽も期待できると言っていたので、ブドウ農家はみんな楽しみにしています。
6月中は雨がたくさん降りました。暑い日が多く、例年のこの時期に比べて、平均しても1度前後プラスという気温だったそうです。雨はこのくらいにして、今後収穫まではいいお天気が続いてほしいと願っています。
今のところ、ブドウはとてもきれいで、順調に育っています。数は多くなく、1株に8~10房くらいですが、粒がぎゅっと詰まっていて、とてもいい房です。収穫は、7月初旬に気温が低かったために、3~4日遅れて、早くても8月25日~と予想しています。
雨が十分降ったために、ブドウの樹はぐんぐん伸びて、絶えず「ロニャージュ(=夏季剪定)」をしなければならない状態です。まずはトラクターを使って機械的に行い、その後は子どもたちと一緒に、丁寧にはさみで切っていきます。この作業もまもなく終わりを迎えます。
今後はボルドー液と硫黄を使って、ベト病・うどん粉病予防と、ブドウの実の腐敗を予防します。今のところブドウの衛生状態はとても健全です。 ジャン=マルク・ラフォレ
2007年8月20日 収穫の準備


夏のフランスは、多くの人がバカンスに出かけ、街の中はひっそりとしているものですが、私たちは今年、バカンスが取れませんでした。アルプスの山の方に住んでいる友人のところに、2日間だけ遊びに行きましたが、バカンスらしいことと言えば、それだけです。
というのも、今年は畑仕事が非常に忙しかったからです。ブドウの樹の枝がぐんぐん伸びたので、何度も「ロニャージュ(=夏季剪定)」をしなければなりませんでした。でも、成長はブドウだけじゃなく、雑草も同じことなので、抜き取る作業も大変でした。
これらはすべて手作業ですから、時間のかかる重労働ですが、子どもたちが手伝ってくれました。体力ある男の子が3人もいて、大助かりでした。
今年は、変わった天候でした。8月に入っても雨が降ることがあったり、気温も低い日が多く、畑仕事をするには比較的楽でしたが、強い暑さというものがあまりありませんでした。
ブドウの粒はしっかり大きくなりました。最低限のボルドー液で、畑の手入れをちゃんと行ったからです。おかげでうどん粉病もベト病もなく、腐敗果もありません。畑の衛生状態は非常に健全です。
すでに収穫の準備も始めています。収穫人たちに研修を行ったり、寝泊りしてもらう部屋の準備をしたり、妻のマルティーヌは、彼らの食事のための買出しを始めています。
泊まる部屋を提供し、食事を出し、数週間の共同生活を行うというのは、私のところでは毎年行っていて、当然のことですが、最近のフランスでは珍しくなってきているそうです。確かに準備や片付けなど、大変なことも多いのですが、1年に1度の実りの秋を、寝食を共にしながら喜びを共にできるというのは、ブドウ栽培者にとって、幸せの極みです。
収穫日は開花から100日後と言われていますが、夏の強烈な暑さが足りなかったために少し遅れて、8月25日開始を予想しています。それでも例年に比べると早めです。
品質に関しては、私は大いに期待しています! 今までの例でいくと、早熟の年は、いいヴィンテージになることが多いからです。果実の成熟具合の分析も良好で、ブドウはすでにいい具合に熟しています。糖度と酸度のバランスも、抜群です!
収穫が近づくにつれて、私の中ではプレッシャーが高まってきています。頭の中では、醸造のシュミレーションをしてみたり、最大限に良い結果を引き出せるように、私に何ができるのか、考えたりしています。
でも、私は基本的に楽観主義なので、すべてうまく運ぶだろうと期待しています。これからが楽しみです! ジャン=マルク・ラフォレ
2007年8月28日 収穫




今日は8月27日(月)です。予定より少しだけ遅らせて、いよいよ今朝、収穫を始めました!
ブドウはとてもよく熟していて、しっかりとした甘みがぎっしり詰まっています。特にここ数日は快晴が続いていて、今日の午後には33度まで上がりました。収穫人たちは、この暑さに少し驚いていますが、これから先の収穫を考えると、とても良いスタートです。
タンクの中のブドウジュースにも、すでに十分な色付きがあり、2007年ヴィンテージの品質には大いに期待できます! この夏、バカンスも取らずに頑張ってきた成果が実ったようで、うれしくなります。
短いですが、取り急ぎ収穫開始のお知らせでした。今後もまた余裕があれば、続報をお届けしたいと思っています。 ジャン=マルク・ラフォレ
2007年9月3日 醸造




その後の収穫も好調です。チームの雰囲気もよく、みんな楽しみながら、しっかり働いてくれています。
プレスしたジュースは、しっかりとした色づきで、すばらしい味わいです。よい結果に向けて、着々と進んでいます! ジャン=マルク・ラフォレ
2007年10月15日 試飲・サンプル提出・AOC認可





本当はもっと早く最新情報をお送りしたかったのですが、パソコンがウィルスにやられてしまい、送れませんでした。先週やっと復旧して、こうしてメールできるようになりました。
まずは、今年もたくさんのご注文をいただいたことに、お礼を申し上げたいと思います。今年は減少が予想されると聞いていたのですが、思っていたほどではなく、ホッとしています。これも、私たちのワインを日本のお客様に伝えようと、皆さんが日々努力して下さっているおかげです。いつもありがとうございます。
そのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーは、今まだタンクの中です。醗酵はとても順調に進み、マロラクティック醗酵もすでに終わりました。ビン詰めは10月22日(月)に予定しているのですが、それまでに時間的余裕があり、澱を静かに沈ませたり、ワインをゆっくり休ませることができるのでよかったです。とても美味しい状態でビン詰めできることと思います。
すでに美しい色付きがあり、香りもとても豊かで芳しさがあります。少しカシスのような黒い果実の風味を感じますが、厳密に言うのはまだ早過ぎます。ただ、高品質なヌーヴォーに向けて、とても幸先の良いスタートが切れているということは確かです。
10月10日(水)には、INAO(国立原産地・品質研究所)にサンプルワインを提出し、13日(土)、正式にAOCの認定が下りました。
ラベルの方は現在注文中で、22日(月)に仕上がってくる予定です。着々と準備が進んでいます。もうすぐ日本の皆様に喜んでいただけると、私もとてもうれしいです。
ビン詰め後にまた最新情報をお知らせしたいと思っています。その頃にはワインの香りについて、もう少し明確にお話できるでしょう。
秋模様の写真を撮りましたので、添付しておきます。 ジャン=マルクより
2007年10月25日 瓶詰め








22日(月)にビン詰めを行いました。最終的な出来栄えに、とても満足しています。
色は、サクランボのようなきれいな赤で、香りには複雑さがあり、さまざまな黒い果実を感じます。味わいは、熟したブドウの新鮮な果実味がたっぷりで、タンニンのバランスが良く、余韻も長く続きます。
約20日後、日本に着く頃には、最高の状態となっているでしょう。このワインを飲んでくれるお客様たちが、喜んでくれることを願っています。
来週の月曜日と火曜日には、恒例の家族総出ラベル貼りを行います。
それではまた。 ジャン=マルクより
2007年10月31日 ラベル貼り






家族総出のラベル貼り作業の様子が送られてきました。
2007年11月8日 ついに出荷







今年のボージョレ・ヌーヴォがついに出荷されました。その様子が送られてきました。
2007年12月25日 畑の冬景色









日本の皆さん、こんにちは。お元気ですか? 今年のヌーヴォーはいかがでしたか? 美味しく飲んでいただけていれば、うれしく思います。
来年の買付ツアーでは、私たちの蔵を訪問してもらえるようで、皆さんにまたお会いできるのが、今からすでに楽しみです。
今、廃水を貯蔵するタンクを作っているのですが、その様子の写真をお送りします。ワインのタンクなどを洗うのに使った大量の水は、そのまま流すと川の水を汚してしまいますが、悪い水ではないので畑に撒くことは認められています。そこでこのタンクに溜めておき、いっぱいになったら業者を呼んでタンカーで運んでもらい、牧草地などに活用してもらうのです。
また、今現在の畑の写真も添付しておきます。この1週間は毎日霧がたちこめて、夜間の気温はマイナス8度、日中でもマイナス5度という冷え込みで、霜が降りました。とても冬らしい景色です。
加盟店の皆さんやお客様にとって、2008年も良い年になりますように。
友情を込めて。 ジャン=マルク・ラフォレより
E-mail での問い合わせは こちら まで。
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