日本で初めてのクリスマス

日本で最初にクリスマスを祝ったのは、誰なのだろう。
そう。社会の授業で習った「フランシスコ・ザビエル」に違いない。
彼は、天文18(1549)年にキリスト教伝来の為、薩摩に降り立った。
その年、ザビエルによってクリスマスが薩摩で祝われたはずなのだ。
イエズス会のコスモ・デ・トルレス司祭とジョアン・フェルナンデス修道士を
伴って渡来した彼は、日本に2年3ヶ月滞在した。
その間、3回はクリスマスを迎えたはずなのだが
その記録は、何も残っていない・・・

記録に残っているクリスマスの祝いは、ザビエルが日本を去った後
周防の山口町(今の山口県)に残ったC・トルレス司祭が、1552年の
12月25日(天文21年12月20日)に行ったものが、現存する最も
古い記録なのだそうだ。

イエズス会の『日本通信』によると、イヴの夜に司祭館に泊り込みで
集まってきた山口町領内のキリシタン達の前で、イルマン宣教師と
ローマ字の読める少年が、一晩中交代で天主と創造主について
日本語で朗読して聞かせた。

翌朝の歌ミサは、日本で披露されたヨーロッパの声楽としては、
最古のものといわれ、計6回のミサが行われた。

ミサと説教の後、キリシタン達は金銭を集め、参会者一同の食事を
準備した。キリシタンでない貧しい人々にも食事を分け与え、この人々が
後に入信する事が多かったそうだ。

宣教師達は、熱心な日本人キリシタン達が、心からクリスマスを
祝福する様子に、日本各地で悪魔扱いをされる事も多かった為、
「この時は、神に感謝した。」と報告したそうである。


           参考文献;C・クラハト著「クリスマス〜どうやって日本に定着したか〜」
       

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