Christmas cracker

                 
            2004年、英国ハロッズで発売中のChristmas cracker
 
 日本人がクリスマスにパンパンと鳴らす円すいのクラッカーとは違い、イギリスのクリスマスクラッカーは
 円筒状になっています。二人の人がそれぞれクラッカーのくびれた端を持ち、同時に引っ張ると摩擦で火薬の
 ついた紐が「パン!」と弾けるて、中から紙でできた帽子、小さいプレゼントやモットー(格言)、ジョークの書か
 れた紙などが出てくる仕掛けになっています。

 1840年、菓子職人のトム・スミスがパリで見た引き菓子で包みを開ける『ボンボン』からヒントを得て、クリスマス
 用に売り出したのが始まりです。スミスはクラッカーの蝋引きの紙の上にに恋の辻占いが書かれた紙で包み、
 たちまちヒット商品にしてしまいました。

 ある日、暖炉に腰掛けていたスミスは、パチパチと火の粉を吹く薪からヒントを得て、ボンボンの中に水銀剤を
 仕込んで破裂させる「スナップ」を考案しました。
 最初は筒の中身にお菓子を入れて販売しましたが、スミスは更に
『サプライズ』と呼ばれるおもちゃを入れて、
 クラッカーに予期せぬお楽しみの要素を加えました。

 やがてT・スミス社は王室のクリスマス・クラッカーの全てを任されるようになりました。クラッカーは中に入れる
 
『サプライズ』によって、どんな豪華なものでも可能でした。
 アメリカの大富豪ピアポント・モーガン家が特別注文して作らせたものは、クラッカーそれぞれに100ポンド相当
 のサプライズが入っていたのだそうです。
 また、特別注文を受けていた頃の記録としてロンドンのユーストン駅に飾る約1m80cmの巨大クラッカーの注文や
 1927年の婚約指輪騒動があります。婚約者のために特別なクラッカーを作ってほしいとダイヤの指輪と代金の
 10シリング札が送られてきました。しかし、差出人の住所もその後の連絡もなく、その指輪と手紙、10シリング札
 は、現在でもT・スミス社に保管されているそうです。何があったのでしょうねぇ・・・謎

 現在売られているクラッカーの中の『サプライズ』の例として、
  ★
Tom Smit社 h 銀色の帽子となぞなぞカード、小さい玩具で、ヨーヨーや万華鏡など
  ★
Tesco     帽子となぞなぞカード、小さい玩具でコマやパズル、ルーペなど(男の子用?)
              帽子とプラスチックの象のペンダントトップ、付け爪など(女の子用?)
  ★
Sainsbury社s  帽子となぞなぞカード、玩具はコマ、パズル、鉛筆削りなど