Christmas tree
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| クリスマスツリーの歴史 クリスマスツリーは、元々古代ヨーロッパの異教徒の樹木信仰の名残です。 ケルト民族の間では樫の木、イタリアでは松の木、北欧ではトネリコの木が 冬でも枯れない常緑樹『生命のシンボル』として、神聖視されていました。 キリスト教の布教の為に、この古い異教徒の信仰を吸収したのが始まりです。 聖ボニファスが異教徒の神聖視していた樫の木を倒し、新しい信仰のシンボルとして モミの木を与えたとか、宗教改革のリーダーであったマルティン・ルターがモミの木の 森を歩いている時に宗教的なひらめきを授かった等、諸説ありますが キリスト教布教の為に伝道師たちが、異教の習慣を禁じずに吸収しようとしたのでしょう。 モミの木は横から見ると3角形に見える事から、キリスト教の三位(父なる神・イエス・精霊) 一体を現しているからだと言われています。 モミの木のツリーは南西ドイツのエルザス地方が発祥と言われています。 クリスマス・ツリーが記録に登場するのは1419年。フライブルクのパン職人の信心会が 聖霊救貧院にツリーを飾った記述がある。 森からモミの木を乱獲したり泥棒するものも現れ、住民に対してモミの木を切る本数を 指定した法律まで出来たそうです。 ツリーを室内に飾る風習になってからは、飾り付けの幅も広がり1597〜1669年の同業者組合 の請求書には、「リンゴ、ホスチア、色紙、ツリーに飾り付ける紐」と言う記事残っている。 またエルザス地方の家庭では1604年ごろには、色紙で作ったバラやリンゴ、オブラート、 金紙、砂糖といった記録が残っています。 宗教改革で有名なマルチン・ルターが、ツリーに火の灯したロウソクを飾る事を考えたと 言われています。彼は、あるクリスマス・イヴにミサを終えて家路を急いでいた時、森の 木々の間から星の煌きを見て、その美しさに感動してロウソクを点したと言われています。 ロウソクは、 太陽が力を得て、再び戻ってくるようにと願いを込めてキリスト教では、 「ベツレヘムの星」、この世の光の象徴とされています。 しかし・・・当時はロウソクはとても高価な品。ルターの逸話は後の人が作り上げたのかも。 ツリーにロウソクが点されるようになると 、毎年それが原因で火事が起こっていたそうです。 エジソンの電球の発明のお陰で、そうした悲劇が無くなったのでした。 王族や貴族の結婚から、クリスマス・ツリーはドイツから西ヨーロッパ各地に広まりました 1841年イギリスのヴィクトリア女王と結婚したアルバート公が故郷のドイツから取り寄せた モミの木を、生まれたばかりのエドワード7世へのプレゼントにしました。王宮のクリスマス の様子は、新聞の挿絵で紹介され、当時生まれ始めた中産階級の人々は貴族趣味への 憧れから、こぞってこの風習を真似したそうです。 昔は12月14日にヤドリギを、18日にヒイラギとツタをそれぞれ森に採りに行く日が決まって いました。モミの木はイブの2、3日前に手に入れ、しばらく家の外に置いておくのです。 イブの日、ツリーに宿る樹木の精霊を家の中に迎え入れ、そのエネルギーを家族で共有 するのです。ですから、家族が集まる場所つまりリビングの暖炉の側に飾るのは意味が あるのですね。また、ツリーは1月6日まで飾っておくのが伝統です。但し、その日のうちに 燃やすか庭の外に置いて大地に戻すなどして始末をしないと、ツリーに宿る精霊が外に 出たがって、家の中で暴れてしまうのだそうです。なんとなく、日本の正月飾りとどんど焼き の風習に似ていますよね。 |
