| 「週刊コミックバンチ」創刊 |
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「週刊コミックバンチ」、2001年5月15日(火曜)創刊!
2001年5月15日(火曜)に、一冊の青年漫画雑誌が創刊されました。 「週刊コミックバンチ」。 この雑誌は、漫画家の原哲夫先生、北条司先生、次原隆二先生と、週刊少年ジャンプ前編集長の堀江信彦氏、月刊少年ジャンプ前編集長の根岸忠氏が集まって設立した会社、株式会社コアミックスが編集を担当し、発売・発行は新潮社が受け持つという形をとって創刊されました。 私は、創刊半年前くらいから、すでにこの「週刊コミックバンチ」という存在を知っていたのですが(「原哲夫先生」のHPで知りました)、それから創刊までの間、私がこの雑誌に抱いていた漠然とした「バンチ」のイメージは以下の通りです。 【とくとくの目から見た、発売前の漠然とした「バンチ」のイメージ(特徴)】 (1)、漫画家さん達が直に出資して会社を設立し、雑誌作りに参加するということが極めて異例。 (2)、「週刊少年ジャンプ」黄金期を髣髴させる布陣。 (3)、小説が得意な新潮社が、この雑誌で漫画戦線に参戦。 以上のようなこと以外は、しばらくの間なかなか明らかにならなかったのですが、そんなこんなでいよいよ訪れた創刊号発売一週前。 まずは創刊発売の前の週の水曜日にちょっとローソンに寄った時、雑誌棚でたまたま「週刊コミックバンチ 創刊0号」(無料! パンフレット風)を発見し、かなりびっくりしました。無料で0号をゲリラ的に配布するとは Z( ̄□ ̄;)!! …改めて「コミックバンチ」の本気度を再認識させられました。 で、これには「バンチ」の連載漫画家さん達のラインナップが出ていたのですが、その中に、こせきこうじ先生、にわのまこと先生、今泉伸二先生がいらっしゃったことにまたまたびっくり! この御三方は、知名度こそ原先生や北条先生に及ばないかもしれませんが、まさしく「週ジャン黄金期」をがっちりと支えた先生方であり、そんな御三方が「バンチ」に参加なさるということは、ますます「バンチ」が「週ジャン黄金期」を髣髴させる布陣になるということに…。 他では「がんばれ!キッカーズ」のながいのりあき先生が参加されているということにちょっと「お〜っ?」と思ったことと、時代劇小説の名作「眠狂四郎」の漫画版が連載されることに「さすが新潮社!」と思ったことを付け加えておきます。 そしていよいよ創刊号発売前日の月曜。 その日は夜7時から、日テレでアニメ「犬夜叉」を見ていたのですが、その途中で「週刊コミックバンチ」の宣伝コマーシャルが…!! それを見た時、『すっかり「週刊少年サンデー」枠(「犬夜叉」&「コナン」枠)となったここにコマーシャルを流すとは、やるな〜っ!?』と思ったのですが(笑)、そんな思いは、次の瞬間の衝撃的なコマーシャル内容で全て吹き飛びました。 「あれ? 冴羽僚が出てきたぞ…」(「声優 神谷明さんが拳士郎と僚を演じている…」)、「って、えっ、シティハンター新シリーズ!? えっ!?」 …そうです。ここではじめて知りました。「エンジェル・ハート」が「シティハンター」の続編だということを…。 実は「蒼天の拳」が「北斗の拳」の新作だということは、少し前に原先生の公式HPですでに知っていたのですが、「エンジェル・ハート」の方は、主役が「胸に傷を持つ美しき女性暗殺者」だということと、北条先生にとって久々の「キャッツアイ」「シティハンター」路線の作品テイストのようだということ以外は全然知らなかったので、この事実には本当にびっくりしました。そもそも主役が女性というところで、「シティハンター」の新シリ−ズでは絶対ないと思っていましたし。 【余談】「オールマン」(集英社)で「ファミリー・コンポ」がまだ連載されていたころに、「シティハンター 公式ガイドブック」という本で、北条先生が「シティ」の続編をそろそろ書きたいとおっしゃっておりまして、そんなこともあってか、そろそろ「シティハンター」が復活するかもしれないという噂が流れた時期もあったようなのですが、でも「ファミリー・コンポ」終了後も、ずっとそんな素振りを拝見することが出来なかったので、本当に今回のことは「寝耳に水」でしたね(笑) とにかくこれには「ほんとかい〜」と思いつつ、待望の「シティハンター」続編がいよいよ連載開始されるという事実に、ますます明日の創刊号発売が楽しみに…。 というわけでついに待ちに待った「バンチ」創刊号(一号)発売日!! 朝、電車に乗る前に売店で即購入!!(笑) で、さっそく、何はともあれまずは「エンジェル・ハート」を熟読!! …「エンジェル・ハート」についてはここでは詳しく書きませんが、とにかく初回は「えっ、心臓と書いてかおりって??(^^;)」という感じでした(笑) 賛否両論確実の衝撃的な展開(シリアス色強し!)、それでいて読ませる・魅せる展開。…今後しばらく暗い展開が続くっぽいのですが、とにかく今、いろいろな意味ですごく続きが気になる作品です。 この後、その他の作品も全て読ませて頂いた結果、創刊一号の段階では、「期待以上というわけにはいかなかったけど、でもとにかく粒はそろっている」というのが「バンチ」に対する私個人の率直的な感想でした。 でもこの認識は、翌週開始の、ある漫画の影響で少々変わることになります…。 というわけで翌週。「バンチ」の2号が発売。 この2号で、こせき先生とにわの先生の連載が始まり、ある程度「バンチ」連載作品が出揃いました。 ちなみにこせき先生の新作は、「山下たろーくん」の続編だったのですが、これが個人的に特筆物の面白さでした! あまりのおもしろさに、『たろーは「バンチ」の救世主だ〜!!』何てちょっと思ったり…(^^;) *以下、「山下たろーくん」についての詳しい話は こちらへ! さてさて、この2号でより鮮明になった「バンチ」をちょっと考察してみますと…。 【とくとくの目から見た、創刊後の「バンチ」の追加イメージ(特徴)】 (1)、さすがに粒はそろっている。 (2)、思っていた以上に「週ジャン黄金期」色の強い雑誌である。 (3)、続編作や、得意分野作をお書きになっている先生方は、続編作or得意分野作とはいえ、かつての自分の作品とは一線を画した、(「週ジャン」ではできない)作品をお書きになろうとしていらっしゃるようだ(ある意味「週ジャン黄金期」への挑戦なのか?)。 …(2)に関しては、 ・原先生の「蒼天の拳」→「北斗の拳」の続編 ・北条先生の「エンジェル・ハート」→「シティハンター」の続編 ・こせき先生の「株式会社大山田出版仮編集部員 山下たろーくん」→「県立海空高校野球部員 山下たろーくん」の続編 ・次原先生の「レストアガレージ251」→次原先生の車もの漫画(「よろしくメカドック」を髣髴) ・にわの先生の「ターキージャンキー」→にわの先生のプロレスもの漫画(「ザ・モモタロウ」を髣髴) …というのがその根拠です。今泉先生以外の「週ジャン黄金期」出身の先生方は、軒並みかつての「週ジャン黄金期作品」を大なり小なり髣髴させる作品をお書きになっておられます。 しかし、だからといって、以上のことで「バンチ」という雑誌が、完全に「目指せ!週ジャン黄金期」的な雑誌なのかといえば、決してそうではないはずです(幾つかの側面ではそうかもしれませんが…)。 その理由が次にくる(3)です。青年誌だからということもあるのかもしれませんが、各作品とも、どこかしらの部分で、明らかに「挑戦」をしております。…それが「かつての作品」に対してなのか、「週ジャン黄金期」に対してなのかは分かりませんが…。 つまり、ある側面では「週ジャン黄金期」を目指しつつ、ある側面では「週ジャン黄金期」等へ挑戦しようとしている雑誌。それが「週刊コミックバンチ」なのかな、というのが、私が思った率直的な感想です。 (追記) もちろん、「バンチ」には以上で挙げた作品以外にも、連載作が幾つかあります。 そういえば「バンチ」には、小説を漫画化した作品、韓国人の漫画家さんがお書きになっていらっしゃる作品も掲載されているのですが、これらのことも含めて、トータルで考慮しましても、やっぱり「バンチ」の重要なキーワードとして「挑戦」というものが挙げられるのではないかと思います。 (最終結論) 「週刊コミックバンチ」のとくとく的見解 …話題性のある漫画家さん、作品等により、基本の読者層をがっちりと握った上で(「週ジャン黄金期」世代他)、その一方、さまざまなことに「挑戦」し、新しい読者層を開拓し、売上を確実に伸ばしていく究極の雑誌…を、目標にしている。 *作品に対するこだわりの姿勢は個人的に好感触。 *メディア戦略も上々。ネットも活用。 「週刊コミックバンチ」の今後に期待しつつ、ここの記載を終わらせて頂きます。数々の試練に負けるな、「バンチ」!!(^^) All writed by とくとく 2001.6.20. |