エンデューロレース初めて物語

 わたくしが「エンデューロ」と呼ばれるレースに出たのは、今から12年くらい前でしょうか。その時のマシンは、当時のメンバーの所有だったヤマハ DT200R(3ET)です。レース前日の土曜日夕方、仕事を終えてメンバーの家に行き、保安部品を外し、タイヤを交換しました。
 保安部品を外したまでは良かったのですが、日頃通勤や林道ツーリングだけで殆どタイヤ交換の経験がありません。エンデューロタイヤを入れる時に何度もタイヤレバーでチューブを噛んでしまい、その度に、チューブを取り出しパンク修理をしていました。何度かパンク修理を繰り返しているうちに等々パッチが無くなってしまい、自分の家まで再び取りに帰ると言う事も経験しました。
 たかがタイヤ交換に約4時間も掛かってしまい、全ての作業が終わった頃には午前1時を回ってました。レース当日の集合時間が午前5時だったので、集合までの睡眠時間はどう長く見積もっても3時間30分。「もう、いいや。」って事で、メンバーの家のガレージでビールを勢いに任せてをガバガバ飲んで、そのままコンクリートの上に寝てしまいました。
 
 レースの朝がやって来ました。初めてのレースは福岡県の芦屋で行なわれた海岸の砂浜を走るレースでした。レース名は「第3回 玄海3時間エンデューロIN芦屋」です。その時はトレールクラスか何かで19位に入賞し、スコットのグリップとクイックストラップを賞品に貰い大喜びしたのを覚えています。

エンデューロレースって何だろう?

 「野山を何処まで走れるか?」と言う事から始まったのが「エンデューロレース」だと言われています。モータースポーツの本場欧米では、モトクロスやトライアルの人気も高いのですが、クローズドサーキットを舞台にしたこれらのコンペティションとは別に、自然そのままの地形を相手にマシンとライダーの限界が試される「エンデューロ」がヨーロッパのオフロードモータースポーツの頂点にあります。
 
 話はいささか大きくなりますが、エンデューロレースと言うのはそれこそ「登山道」の様な細い道から、砂漠や荒涼した原野を走る高速ダートからトライアルなみのタイトセクションまで含めた、あらゆるコンディションに対応出来るだけのテクニックが要求されます。

 日本で行なわれるエンデューロレースと言うのは、通常同じコースを決められた時間内でいかに多く回るかと言う形式で行なわれています。これはアメリカでは「ヘアスクランブル」と言います。

 そしてエンデューロレースでは、まさにマシンとライダー自身の限界が試されます。数十分という短いスパンの中で戦われるモトクロスでは、その一瞬のスプリントに合わせて、パワーの追求を最重要視したマシンセッティングで臨むことができますが、2時間〜8時間と言う長いレース時間内で考えうるあらゆるファクター、トラブルを含んだエンデューロでは、モトクロスマシンの様なパワー重視の暴れ馬のようなマシンでは、たちまちリタイアの憂き目にあってしまいます。マシンと自己の耐久性が問われるのがエンデューロレースです。
 しかし勝敗を抜きにした考えで望むなら、あらゆるレベルのライダーが一度に解して楽しめる事がエンデューロレースのいい所です。

 またエンデューロレースに参戦するなら一人より仲間が居た方が楽しいし、色んなアクシデントなどに対しても柔軟に対応出来ます。出来ればレースの経験者と同行した方が色々と学べますし、楽しみ方も熟知しています。そう言う意味ではエンデューロレース主催をしているバイクショップや、エンデューロレース参戦しているチームに入るのが良いと思います。


レース中仲間が出してくれるサインボードを見ると元気が湧いて来ますよね。

エンデューロマシンって何だろう?

 ロングディスタンスの過酷なレースを走りきるマシンは、タフでパワフルでありながら、ライダーにかける負担をなるべく少なくしなければならないと思います。
 具体的にどういうことかといえば、コントローラブルであると同時に、それなりのセクションではライダーが気を抜いて走ることも出来る取り扱い易ささを持っていること。そして、万一のトラブルの際にはメンテナンスが容易であることも必須条件だと思います。そう言う事からエンデューロレースにはエンデューロマシンがベストです。

 ただ慣れないうちにKTM、GASGASなどの純エンデューロマシンに乗るのは必ずしも懸命ではないと思います。腕も十分でないのにハイパワーマシンは怪我の元です。それに金額も100万円に近いものが殆どで、宝の持ち腐れになってしまいます。またパーツ等の消耗品も国産マシンの1.5倍〜3倍と高いものが多いのです。
 以上の点から初心者の場合は、レースのレギュレーションにもよると思いますが、XR、KDX、CRM、DR等のトレールマシンが良いと思います。

 そして十分な路面とのグリップを得る為に、タイヤはモトクロス用かエンデューロ用に変えた方が良いでしょう。その他、レースに必要の無いバックミラー、ウィンカー、ヘッドライトなど「保安部品」は自分にも他人にも危険なので、軽量化の意味を含めて出来る限り外しましょう。その方が見た目もかっこいいし、操縦安定性能もUPしますよ。

 
純エンデューロマシンKTM。いつかは乗りたいと思っている人も多いはずですね。

初心者にはトレールマシンの保安部品を外したマシンがベスト。

タイヤは路面とのグリップを得る為にブロックパターンのタイヤが多い。

トランポは?

 わたくしが現在使用しているトランポは、ロード、オフ、営業マン、運送屋さん問わずのトヨタ・ハイエースです。以前は三菱のストラーダと言うピック・アップトラックに乗っていたのですが、レース前日に現地入りする事を常としているわたくしは必然的にキャンプ(車中泊)になります。
 ピック・アップトラックは乗用車タイプであるので車中泊が辛い。足が伸ばして眠れないのです。朝起きると半身が痺れている事がしばしばありました。

 色々なメーカーから色んな車種の車があります。好きなメーカーもありましょうし、好きな形の車もありますよね。それにバイクを積む事、車内で寝泊り出来るトランポ製作をしている車屋さんもあります。

 わたくし的には「ピックアップ」がカッコ良くて好きなのですが、 日本と言う国はアジア特有の高温多湿の亜熱帯気候で、おまけに四季があり「雨」と言う天候に悩まされます。当然、後部ドアを開ければ屋根代わりになるワンボックスが多くなるのもうなずけます。
 しかし金銭面(維持費)を考えると理想と現実は異なります。会場までの移動など考えると頭の痛い所ですが、最終的には個人の好みと、財布の中身と相談と言った事でしょうか?
 


維持費を安く上げるなら「軽トラ」がベスト!


ピックアップはカリフォルニアオフロダーの香り


殆どのエンデューロライダーはワンボックスタイプですね。

トランポにバイクを積むためのアイテムは?

 マシンとトランポそして二人をつなぎ止める愛の証、それがタイダウンベルトです。そしてラダーレールはトランポにバイクを積むには絶対に必要です。なんたって100kgもあるマシンをトランポまで持ち上げられる人間はそうそう居ませんから・・・。

タイダウンベルト
 マシンをトランポに積む際に必要なベルトです。別にロープでも構いませんが、タイダウンベルトは、ワンタッチで緩める事ができ、またバイクの固定もラチレット式でガッチリできるので、ロープよりもこのタイダウンベルトをお薦めします。

 1本2000円〜5000円くらいから
ラダーレール
 100kg近いマシンをトランポから降ろす、乗せる為に必要です。材質はアルミ、鉄が多い。80ccなどの軽いマシンに乗るライダーは「足場板」を流用しています。

 1台20000円くらい

エンデューロレースに必要な装備は?

 レースに参戦するしないに関わらず、バイクに乗る時に絶対に必要なものが、ヘルメット、グローブを中心とした体を守る保護具です。
 街乗りだけだったらヘルメットだけでも良いのですが、エンデューロと言うレースに参戦するのであれば下記に上げる様なアイテムを是非揃えて欲しいと思います。逆にこれだけ装備していないと危険であります。エンデューロは、危険を伴うモータースポーツであるのです。

 それだけ危険を伴うモータースポーツを「安全」に「楽しく」、「快適」に楽しむ為にはガード類も装備しましょう。その方が絶対とは言えませんが、怪我の防止に役立ちます。一度ガード類を着けると、それらが無いと不安でバイクに乗れなくなります。

ヘルメット
 レースのみならずバイクに乗る時に必要、そして真っ先に思い付くのがこのヘルメットだと思います。エンデューロに参戦する時にはもちろんオフロード用のヘルメットをチョイスしましょう。そしてオンロードと違う激しいライディングの妨げにならない軽量さとガード性に、熱気を効率よく排出する設計。
 そして、なんといっても鮮やかなカラーリング。有名選手のレプリカも見逃せません。
 オフロード用のヘルメットに付いているバイザーは、前車から飛んでくるドロや石を効率良く避ける為のものです。エンデューロレースに参戦するなら是非オフロード用のヘルメットを選びましょう。

 値段は25000円〜50000円くらいまで
ゴーグル
 エンデューロライダーのみならず、人間の五感の内で一番大事な「目」を守るのがゴーグルです。一口のゴーグルと言っても色々な種類があります。
 メガネ専用、曇り止めの為の熱線入りのもの。レンズに捨て機能の付いたもの、画像の様に「ロールオフ」が付いたもの様々です。いずれにしても視界を確保する為のものです。
 しかし、過酷なエンデューロではゴーグルを外して走るライダーが多いのも事実です。

 値段は5000円〜100000円くらいまで
グローブ
 ブレーキやクラッチなど繊細な操作をする手を守るのがグローブです。特にオフロード用は前車から飛んで来る石から指を守る為に手の甲や指の部分に「パット」が入ったものが多いです。 
 また路面からの激しい振動から掌を保護する目的で、皮が厚いのもオフロードグローブの特徴です。

 値段は5000円〜100000円くらいまで
ジャージ
 エンデューロレースに参戦する否かどうかを別にして、バイクに乗る基本として(体を最低限守る)「長袖、長ズボン」は基本だと思います。特にオフロード用にこだわる事は無いと思いますが、オフロード用はカラーリングが、赤、青、黄色など原色が中心でカッコいいものが多いのです。

 値段は5000円〜100000円くらいまで
モトクロスパンツ
 ジャージと合わせて履きたいのが「モトクロスパンツ」です。これはオフロードライダーとしての基本的なアイテムだと思います。お尻や腰、腿等の転倒した時に痛め易い部分には必要最小限のガードが入っています。エンデューロレースに参戦するなら是非オフロード用のパンツを選びましょう。
 ケブラー・コーデューラナイロンといった丈夫な生地を使用して作っている為、破れにくく蒸れにくいのがモトクロスパンツ。

 また最近では腰周り・膝周りといった関節部分に伸縮素材を使用しているものが多くより動きやすい作りになっています。モトクロスジャージと同じメーカー・カラーで揃えましょう。

 値段は15000円〜300000円くらいまで
ブーツ
 エンデューロレースに参戦するなら是非と言うかか、絶対に必要なのがこのブーツです。履いていなければレースに参戦する事すら不可能です。エンデューロレースはロードと違い、路面に足を着いたり、滑らせたりする事が多いので、それだけ足のトラブル(怪我)が多いのです。

 大事な足を守る為にも良いものを選びましょう。なお、エンデューロライダーには「タンク底」「エンデューロ底」と呼ばれる路面とのグリップの良いものを履く事お薦めします。

 値段は20000円〜600000円くらいまで  
エルボーガード
 エンデューロレースに参戦するライダーでも以外と装着していないのがこのエルボーガードです。しかし、不意な転倒で怪我する部分として多いのがこの「ヒジ」です。そしてヒジは関節の為、一旦怪我をすると治り難い部分です。

 値段は5000円〜100000円くらいまで
ウエストベルト
 意外と初めての方で忘れがちなのがウエストベルト。
 上下運動の多いオフロード走行では腰へのダメージがとても多いのです。ウエストベルトを装着することにより、腰をしっかりサポートし、内蔵の揺れを抑え身体のダメージを軽減します。
 プロテクション効果を持ったパットが入っている製品もあり、転倒時のガードの役目も兼ねてくれる影の必須アイテムです。

 値段は5000円〜100000円くらいまで 
ニーガード
 ブーツに続いて足を守る為に必要なのがこの「ニーガード」です。転倒すると路面にぶつける事が多いのがヒザです。これは絶対に装着して下さい。ヒザが悪くなってしまうと日常生活にも支障が出てしまいますからね。実はわたくしもヒザが悪くて、もうすでにこの若さで自分の足では全力疾走出来ません。

 中にはサポートを兼ねた優れもののニーガードも存在します。自分の腕・足にバンド等で止める簡単なものですが、擦り傷や打ち身といった怪我を未然に防いでくれます。

 値段は10000円〜900000円くらいまで
ブレストガード
 一見「動き難い。」と言った印象を受けますが、一度着けると無いと不安になってしまいます。エンデューロレースと言っても色々なコースがありまして、当然ジャンプもある訳です。

 腹や背中を守る目的だけでなく、肩、上腕部までガードしてくれるこのブレストガードは必要でしょう。他にジャージの下に着るタイプのものもあります。

 値段は20000円〜300000円くらいまで
インナーウエア
 以外と忘れてしまい勝ちなのが、インナーウエアです。エンデューロは平均4時間と長丁場で戦うレースなので、当然シートに座る時間も他のレースに比べて、格段に長くなります。

 そして長い時間にシートに触れるお尻(尾てい骨)部分は、振動と体重移動の繰り返しで摺れてしまい皮がムケル事があります。出来れば要所にパットが入っているものを装備する事をお薦めします。

 また、バイク用でなくても、自転車やスキー用のものも安く流用出来るものがあります。

 値段は2000円〜150000円くらいまで
エンデューロジャケット
 エンデューロに使用されるジャケットは気温や、季節の変化による体温調整がコマ目に出来る様にエアインテーク機能が着いたもの、ゴアテックス生地のもの等色々なものがあります。

 最近では欧州のエンデューロ選手権で見られるような袖が取り外し可能なものが出ています。

 値段は15000円〜550000円くらいまで
キャメルバック
 エンデューロレースと言う長丁場を戦うライダーは水分補給が必要です。またいちいち「喉が渇いた。」と言うだけでピットINしていたのでは、時間の無駄です。このキャメルバックは背中に背負い、チューブで中の水分を補給出来る言わば「エンデューロライダーの水筒」です。
 このキャメルバックはエンデューロライダーの証でもあります。

 値段は10000円前後
モトクロスソックス
 極論していしまえば、普段履いている3足1000円の靴下だって、軍足だって構わないと思いますが(事実そうしているライダーも居ます。)わたくしはあくまでもモトクロスソックス派です。何故なら必要な部分が厚めに裁縫されていて、それがいかばかりかのプロテクトになるからです。

 値段は1500円〜350000円くらいまで
ウエストバック
 過酷なエンデューロレースでは、レース中にマシントラブルに見舞われる事がしばしばあります。そんな時に必要最小限の工具や、針金、テープ類、予備部品を入ておけば安心と言う事です。正に「転ばぬ先の杖」「マシンの救急箱」それがウエストバックです。

レースに必要な用具は?

 さて、トランポ、マシン、ウエア類等の用品が揃いました。次にいよいよエンデューロレースに参戦する訳ですが、まだもう一つ大事なものがあります。ピットエリアやパドックで使用する用品類です。

スタンド
 トレールマシンならサイドスタンドなどが装備されているので必要ないのですが、レーサーなどは付いていない。と言う訳でトランポから降ろしたマシンを安全に立てておくのに必要です。またタイや交換などのマシンのメンテナンスをする時にも重宝します。
 かつてはビールケース等で代用しているライダーもいましたが、マシンを運ぶ際にかさ張るし、邪魔になるので、現在殆どのライダーがスタンドを使用しています。
ガソリン携行缶
 エンデューロレースをするライダーで持っていない人はまず居ません。レース中ピット内での給油、現地まで安全にガソリンを運ぶ為にも是非手に入れたい。ポリ缶で代用している人もいますが、危険だし最近ではポリ缶だとガソリンスタンドで、ガソリンを売ってくれない所もあります。
工具
 これはもう常識。バイクに乗るなら絶対に揃えたいアイテムです。レース会場に工具を持ってこないライダーはいない。
予備部品
 レースに参戦するなら、消耗品を中心としたある程度の予備部品を確保しておく事が大切です。代表的なものとして、エアクリーナー、チェンジペダルやレバー類、プラグが挙げられます。出来ればそれらを、ウエストバックなどに工具類と一緒に携帯してレースに臨む事が大切です。

 エンデューロに参戦するライダーの中にはタイヤ、ホイールなどの大物を常にトランポに積んでいる人も居ます。
 他にも意外と忘れがちなのがチューブ前後、ボルト、ナット類です。ボルト、ナット類は色々な長さを各サイズ取り揃えておくと急なトラブルの時に便利です。

バイクのガード類ってどんなものがあるの?

 体の保護具(ガード)の次に大事なものが、エンデューロレースに参戦する為の大事な相棒バイクのガード類です。このガード類は、バイクを壊さない事、そしてあらゆる路面、他のライダーから自分を守る目的の意味もあります。
 しかし、あまりゴテゴテと装備してのでは、かえって軽量に出来ているマシンの重量をUPしてしまう恐れがあります。他のライダーや先輩ライダーのマシンをよーく見て真似するのも良いと思います。

チャンバーガード
 2サイクルのオーナーなら大体の人が装着しているのではないでしょうか。場所も路面から近い為、損傷し易いですしね。材質もアルミからカーボンまで軽量、かつ頑丈なものが多いです。
ハンドガード
 これはもう今やオフロードバイクの定番アイテムです。トレールマシンではほぼ100%純正で装備されています。目的は「前車からのドロ、石から手を守る。」「転倒の際レバー類の破損を防ぐ」が主だと思います。
 エンデューロに参戦する殆どのライダーはアルミ材質+樹脂製で出来た頑丈なものを装着しています。
アンダーガード
 4サイクルマシンに乗るライダーに良く見られる装備です。目的は言わずと知れた路面からのヒット、飛び石でクランクケースを保護する為です。
 しかし、マディ路面のレースでは、守る為のアンダーガードにドロが詰ってしまい、マシンの重量をUPさせてしまいます。装着するには少し工夫が必要かと思います。
バーパット
 エンデューロと言ってもジャンプスポットのあるコースもあります。ジャンプを失敗し、お腹をハンドルにぶつけてしまう事があります。その衝撃をやさしく(でもないか?)受け止めてくれるのが「バーパット」です。
ブレーキガード
 ハイスピードで走るマシンを確実に制動してくれるのがブレーキです。ブレーキの効かないマシンでレースに出るのは自殺行為です。
 しかもコースの路面や岩などで、ブレーキディスクを痛めてしまう事もあります。そんなトラブルを未然に防いでくれるのが、ブレーキガードです。材質は樹脂、アルミ材が中心です。

どんなエンデューロレースがあるの?

 一口にエンデューロレースと言っても、完全にモトクロス場を使っただけで、短いコースを2〜3時間グルグル走らせるだけのものから、林道、牧場などの広い範囲を走らせるもの、ウッズ(森)ばかりのもの、スキー場、海岸などの日頃バイクで走れない場所を使ったエンデューロレースもあります。
 いずれにしても主催者の趣味、志向がふんだんに盛り込まれている色んなレースがあります。また開催される季節も一年を通じています。オフシーズンが無いのもこのエンデューロレースの特徴です。

レース名 内容 主催者
北九州エンデューロ選手権  初めてエンデューロと言うレースに参戦するなら一番お勧めのレースです。「QRクラス」などの子供から「トレールクラス」「ビギナークラス」「エンジョイクラス」など時間やコースが色々と分かれています。

 他に「レディスおまけ」「おじさんおまけ」「仮装おまけ」と言うオマケルールがあり、誰にでも楽しめ、入賞する確立の高いエンデューロ。それが北エンです。主に熊本のゴンドーシャロレー牧場で開催されます。
北九州エンデューロ実行委員会
トライエンデューロ  福岡県の春日市にあるオフロードショップ「ファクトリー」さんが主催するレースです。コースには「お笑い坂」などの楽しい名前が付くのですが、コースはとてもハードなウッズ(杉林)です。(1周7km〜12km)

 別名「ツライエンデューロ」とも言われています。参加者の殆どが九州のエンデューロレース会の上位ライダーです。レース会場は大分県上津江村の「オートポリス特設会場」で開催されます。
 レース終了の表彰式後に、名物となった「顔面土色賞品争奪戦」があります。
オフロードショップ ファクトリー
グリーンフィールドエンデューロ  熊本のチーム「HALレーシング」さんの主催する初心〜中級者向けのエンデューロレースです。(1周7km〜10km)このレースも「ビギナークラス」「2ストクラス」「4ストクラス」と分かれてして、各人の好みやレベルにあわせて好きなクラスにエントリーで来ます。また表彰式の景品が豪華なのもこのレースの特徴です。レース会場熊本県矢部町の「御所オートランド」で開催されます。 HALレーシング
阿蘇オープンエンデューロ 毎年1月中旬にWONET(ウエストオフロードネットワークの略)戦の第1戦として開催されます。コースは1周30kmと長く、時間も5時間と九州のエンデューロでは少し長めです。

 コースもモトクロスコースから林道、ウッズ、川、草原と多種多様なコースが目白
押しです。レース会場熊本県矢部町の「御所オートランド」で開催されます。
阿蘇オープンエンデューロエンデューロ実行委員会

ライセンスは?またどんな人がエンデューロに参戦しているの?


 モトクロスやロードレースの様にMFJなどのライセンスは必要ありません。あくまでもアマチュアが主体のレースがエンデューロです。従って年齢層も幼稚園生の4歳から定年過ぎの60歳くらいまでの熟年者まで広い年齢層の人達が居ます。やはり一番多いのは20代後半から40代前半の人が大部分を占め、属に言う「速い人」もこの年齢層に含まれます。

 そしてアマチュアなる上に参戦するライダーの職業もさまざまで、公務員、学生、会社員、自営業、はては無職の人も居ます。そんな参加者の中には、ごく一部ですがショップやメーカーからオイル、バイク、用品類のサポートを受けている人も居ます。
 しかしみんな個人個人が自分の持てる時間を有効に使い、エンデューロと言う草レースを楽しんでいます。

九州で速い人

塾長
 WONET戦には必ず顔を出している有名ライダー。彼の事を良く知る人達は、彼を「鬼」「人でなし」「根性曲がってる」と言う。理由は良くわからない。
 疾風怒涛所属
キング
 長い間九州のエンデューロ界にトップとして君臨し続けるエンデューロライダー。走りに派手さはないが、コンスタントに走る姿勢は見習うものがある。

 林道倶楽部所属
助ちゃん
 今や九州のエンデューロ界では若手bP。いつもニコニコしている。特技は「阿波踊り」

 アドベンオフロード所属

エンデューロ用語

 エンデューロレースに出場する時、普段使いなれない言葉が出てきます。それを解説します。
 

ウッズ  一般的には「林」「森」など木が多いコースをこう呼びます。路面は枯葉や、木の根が混ぜんしていて、独特なライディング技術が必要となります。またハンドル周りのセッティングも必要になります。
マディ  雨などが降って路面がドロドロのベチャベチャになった状態を指します。路面とタイヤのグリップが悪いので、タイヤの選定、空気圧の調整が重要になります。
ヒルクライム  エンデューロレースの目玉的として使われるセクションで、一般的には「坂」です。晴れていれば問題ないのですが、雨などで路面が濡れてしまうと渋滞が始まるのもこのヒルクライムです。
スタック・ポイント  属に言う「渋滞」です。先に述べたマディの路面や、ヒルクライムなどでたくさんのライダーが右往左往する状態の場所を言います。エンデューロレースではこのスタック・ポイントをいかに速く、巧く切り抜けられるかが上位入賞のポイントとなります。