VACHERON CONSTANTIN GENEVE

Skeleton Automathic

34mm 18KYG Cal. 1120 SQ

 

cal. 1120 をスケルトナイズしたもの

 cal. 1120 :36石、両方向巻き上げ式。パワーリザーブは42時間。モノメタル製スムーズテンプ&フラットヘアスプリング。5姿勢差8調整。ジュネーブシール取得。1967年に完成した直径 28 mm 、厚さ 2.45 mm の自動巻ムーブメント。その最大の特徴は独創的なローターのメカニズム。一般的な自動巻では、重力により落下するローターを中心軸だけで受け止めている。そのため中心軸とそれを支えるベアリングや中心軸と噛み合う歯車には相当な負荷がかかっている。それゆえベアリングの磨耗やパーツの欠損の可能性がある。バセロンは中心軸のベアリングの磨耗を軽減させるため、ローターの内側に一体化させたベリリウム合金製のレール(4個のルビー製ローラーベアリングをセット)にも負荷を分担させ格段の耐久性を獲得した。5.5振動を採用している事からも調整が困難で手間がかかっても耐久性を重視したことが伺えるモデルと言える。

 その他では薄型にするため”懸垂式香箱”を用いていること。まばゆいチラネジを良く見ると、ねじ込まれている深さや頭部分の大きさが微妙に異なっているが、これは大きさの違う4種類のタイプのチラを用い、ひとつひとつ手作業でねじ込まれ調整されているからである。

 パーツの仕上げはパテックで特に有名だが、バセロンもまた例外では無い。ガンギ車裏側にもヘアライン仕上げが施され、歯車にも中心部から放射状に磨き上げられている。勿論アンクルの面取りも丁寧に施されており、細かいパーツのひとつひとつに老舗バセロンのプライドと”こだわり”が込められている。

スケルトンはムーブメント全体がとても綺麗に輝くため自宅での撮影では厳しい画像になってしまいます。ごめんなさい。