食のWEBマガジン「TRIPPA通信」
【おいしさ】をめぐる5つの命題と2つの現場 「どうして、こんなにおいしいのだろう」から始まるのだと思います。誰でも最初は。【おいしさの理由】(命題1)が知りたくて、繰り返し食べ、作っているうちに、【おいしさの向こう側】(命題2)が見えてくる。
ある料理人さんが言いました、「料理から、風景が見えるんだよね」。料理は気候風土の中から生まれるものだから、使われている食材がいつのまにか、山の料理なのか、海の料理なのかを語っている。あるフランス菓子職人は言いました。「自然に恵まれたアルザス地方のお菓子はフルーツで飾られる。土地のやせたブルターニュ地方のお菓子は生地だけで形作られて、ほら、フォークで描くラインが飾りなんだよ」。「ワインの味から、ブドウが生えていた土壌の性質が感じ取れる」というソムリエは少なくないはずです。

そんなことを知ると、【おいしさまでの道筋】(命題3)があるのだと気付きます。料理やお菓子が私たちをひきつけるのは【おいしさだけじゃない】(命題4)と思えてきます。こんなふうにして、【おいしいって、どういうこと?】(命題5)にはまったのが、私たち9人のトリッパ隊です。
5つの命題を解くべく、私たちはこれから新雑誌を立ち上げます。命題解決の糸口を与えてくれるのは、私たちを取り巻くたくさんの優秀な料理人・パティシエ・ブーランジェ・食材生産者の人たち。このブログは、新雑誌立ち上げまでの活動報告です。【おいしさが生まれる現場】であるレストランやパティスリーのレポートもお届けします。このブログを通して、【おいしさの最前線】をクローズアップできたらと考えています。トリッパ隊を代表して  君島佐和子
TRIPPA通信
2005 TRIPPA All right reserved.