先日あるジュニアオーケストラの管楽器の分奏をしたときの話です。その曲は全ての木管楽器で長いユニゾンのフレーズがありました。ほとんど皆さん地声状態で吹いています。当然ユニゾンになっていないわけです。そこでまずタンギングは前、響きは後ろということから初め、ユニゾンは響きの位置で合わせてもらうようにしたところ、これが不思議かな完全にとはいえないまでもほぼユニゾンとして聞こえてきたのです。この間チューニングもしていなければチューナーも全く使っていません。
よく指導者の中には音程が悪かったりピッチが合わないと耳が悪いと一言で片付けてしまう人が少なくありませんよね。しかし本当に耳が悪いのでしょうか?多くの場合合っていないことはわかっていても、どうすればよいかがわからない人がほとんどなのではないでしょうか。この時期吹奏楽のバンドの多くはそれこそユニゾンやハーモニーを合わせたり、リズムを合わせたりと必死になっているのではないでしょうか。電子楽器でBの音を鳴らして一つの音を何十分もチューニングしたり、チューニングメーターとにらめっこしたり・・・。
しかし実際の音楽の中では全ての音でそんなことをやっている暇はありませんよね。速いパッセージのユニゾンや3度で動いたりしたらどうするんでしょうね。つまり音程を合わせるということは響きを合わせるということなので、まず響きをどこに設定するかがピッチを合わせるうえでも最初にすべきことではないでしょうか。タンギング位置よりも前で合わせようとすればピッチなんか何処へ行くかわかりませんよね。
皆さんはどうされていますか?