キャナルシティ博多

Last up data
12th Sep 2000

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DATA

建物名
キャナルシティ博多
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 設計者

デザインプロデュース
  THE JERDE PARTNERSHIP, Inc.
  (ジョン・ジャーディ氏主宰)

所在地
福岡市博多区住吉1-2

周辺地図


このページの作成者

炉扇庵
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Itineror
すりらんかなぺえじ

キャナルシティ博多

 2000年の夏は、暑い暑い近畿から九州は福岡へと避暑に行ってまいりました。もっとあついんちゃうん?とつっこみを受けそうですが、それはご愛嬌ということで。その福岡の中でももっとも今はあついのは、ここキャナルシティのようです。その名前だけは関西にいた時にも聞いていましたが、どんなものか、と見に行ってきました。


噴水で子供たちが遊ぶの図。

 基本的に、キャナルシティは、ショッピングモールです。それにホテルなどがある、非常に大規模な複合施設です。時間の関係であまりすべてをまわることは出来なかったですが、ワーナーブラザーズも中に入っていたりと、ちょっとアメリカンな感じのところです。ただ、やはりそれはアメリカン、大雑把なところは多く、動線や扉の付けからの細かな設計にそのつらさが現れていました。日本の設計は便所と階段、そう僕は大学で学んだものですが。
 
さて、この噴水は、マレーシアやシンガポールなど、暖かい、いや暑い国々のショッピングモールでよく見られる風景です。子供たちが集まって、水にぬれてました。僕はこのような風景が好きです。というのも、アメリカの子供の如く、子供ははしゃぐもの、という考え方が具現化したようなものに思えたりするからです。ひねた子供が多い現代、でもやっぱ素直な方がいい。

Star Streamers 2000 (C) F.J.U.D.

遠景

 横には結構大きめな川が流れています。どうやらこの付近は元々あんまり環境がよくなかったのでしょう。それに対する配慮からか、いろいろなところで、こちら側に壁をつくったような計画に見えます。 

CANAL CITY HAKATA 2000 (C) F.J.U.D.

噴水近くから

 これがキャナルシティのキャナル。でもキャナルというより池、ポンドっていう感じ。
 建築学生はよく親水空間という言葉を使います。でも、その下のカテゴリーでは、それが動的であるか、静的であるか、という大きな選択があります。これ
は、噴水を使うことで、動的に扱おうというのはわかるのですが、あんまり水が動いていないから静的でもあったりします。キャナルということで、その水と歩く人との関係が、海の港のあり方のようですが、でも本来は、川の港の関係の方が良かったのでは、と思ったりします。ポートシティ博多?
 話は変わるように見えますが、キャナルというテーマで作られた建築空間にシンガポールのクラーク・キイというところもあります。ここは運河に面して、レストラン、バーが面し、観光客用のプレジャー・ボートが行き交うところです。ちなみにその船に乗ると、マーライオンが見れます。そこにおいては、本当に運河が活気あるところに見えます。なぜでしょう。もちろん、キャナルシティにおいても、夏休みと言うことで多くの子供姿も見ることができて、それはそれで活気があるのですが、キャナルに対して近くまで寄る人間が噴水を見る人であるのか、またはレストランで飲んで騒ぐ人なのか、は非常に大きな違いです。
 しかし、ここキャナルシティでの試みは、始めの計画の段階でのコンセプトの設計は大胆でいいと思います。しかし、日本のこの場所ではこうするしかなかったのかもしれないです。

Banner Symphony 2000 (C) F.J.U.D.

廊下

 ディベロッパー的な発想の建物、またあんまりいいとはいえない建材の選択等をみていたのですが、しかし、ここからは建築的というかアーバンデザイン的に面白いことがちょこっと行われていました。
 これはキャナルシティから生えていた廊下です。ここから内部に続きます。やはり建築は、都市があり、それの分析により、導き出されるものだと思います。ただこんがらがるのは良くないですが、でも、その分析ゆえにこんがらがるのは、時々、建築学生である僕には興味深く思えます(たいていそういう考え方は一般の人には同意できないことであった利するけれども)。

CANAL CITY HAKATA 2000 (C) F.J.U.D.

廊下

 その廊下は、別の銀行から生えていました。個人的に、このような連続のつなげ方は非常に面白く感じます。骨をおったら中にボルトを埋め込む如く、現代って感じがします。


廊下内部

 そしてその廊下が銀行の入り口になっているだけでなく、内部を貫通してたらいいなぁ、と思うと、本当に貫通してました。最高。


廊下出口

 なるほど、その廊下を出てみると、そこには商店街が。この廊下は、キャナルシティという巨大な商業施設ができるときに、地域との折衝で生まれた産物だったんですね。


配置図

 このようにキャナルシティと商店街は建築的連続です。この強引さがいい。

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