神戸STS研究会(通称・神戸大塚原研、「木ゼミ」)主催 2002 連続 国際セミナー 第二弾(以下は案)
東アジア科学史国際シンポジウム:「科学と帝国主義」の観点から
「韓半島の新しい科学史」
そして
「日本帝国主義と科学・技術・医療」
East Asian History of Science Seminar on
New Historiography of Korean Science
and
Japanese Imperialism from the perspective of "Science and
Empire"
日時: 2002年1月13日(日) 会場:神戸大学・百周年記念館 懇親会場は滝川記念会館
神戸STS研究会では、世界的な学術運動である「科学と帝国主義」研究の分野、そして新たな科学史の潮流を、「東アジア」というパースペクティヴから検討することを目的として、韓国・台湾そして現在日本の朝鮮大学校でご活躍中の科学史家の方々をお招きして、最新の研究の検討をするために上記の国際シンポジウムを企画しております。
今回は、「韓半島の新しい科学史」および、「台湾における科学と帝国主義」というテーマを設定しています。「韓半島の新しい科学史」というテーマでは、韓半島の科学史について精力的に著作を発表なさっている朝鮮大学校の任正?教授に、同氏の著書の紹介や今後の出版計画もふくめて、北朝鮮での科学史研究の現状と動向についての報告をいただきます。そのうえで韓国の科学史学会の泰斗である宋相庸教授にコメントをお願いしております。このような韓半島の科学史をめぐる南北対話のうえで、東アジアにおける西欧近代科学の導入の問題や、韓半島での伝統的世界観・技術体系・医療文化、そしてそれらの間の差異・軋轢・融合や総合・独創性などを検討するとともに、豊かな文化を生み出してきた韓半島の歴史を、科学史の面から照らし出していきたく思っております。日本の科学史家として、東京工業大学の梶雅範氏にディスカッションと司会をお願いしております。
「台湾における科学と帝国主義」のセッションでは、台湾の傳大偉氏を招くことになっております。傳氏は台湾を代表する科学史家・科学哲学者であり、中国語圏でのトマス・クーンの翻訳・紹介者として知られ、また最近では台湾をめぐる「科学と帝国主義」研究、なかでも日本帝国主義時代における台湾での科学・技術・医学の研究では、この問題をジェンダー論的に分析しており、国際的にも注目を集めております。
こちらは『サイエンス・ウォーズ』などで日本の科学論の論陣を領導してきた東京大学の金森修氏に、ディスカッションと司会をお願いしてあります。
以上、韓半島および台湾を代表する科学史家と、日本の最先端の科学史家・科学論者が議論する機会となることを意図しております。どうぞふるってご参加ください。
1月13日 東アジア科学史・「科学と帝国主義」シンポジウム (仮プログラム)
pm1:00- 総合司会・趣旨説明: 塚原東吾(神戸大)
挨拶 野上智之神戸大学学長(交渉中)・三浦伸夫神戸大学教授(GMO研究会代表)
セッション1: 韓半島の新しい科学史
pm1:15-2:00 任正?:北朝鮮での科学史研究の現状についての報告
同氏の著書(今後の出版計画もふくめて)など韓半島の新しい科学史。
pm2:00-2:15 宋相庸によるコメント
pm2:15-2:45 質疑応答・ディスカッション: 司会・梶雅範(東工大)
pm2:45-3:15 コーヒーブレーク
セッション2: 台湾における「科学と帝国主義」
pm3:15-4:00 日本統治時代の科学・医療・身体、そしてジェンダー 傳大偉
pm4:00-4:15 コメント: 金森修もしくは加藤茂夫・柿原泰・山根伸洋(?)
pm4:15-4:45 質疑応答・ディスカッション : 司会・金森修
pm5:30- 懇親会 (神戸大学・滝川記念会館)
主催: 神戸STS研究会(木ゼミ)、日本科学史学会・阪神支部会
後援: 国際東アジア科学技術医学史学会・日本国内委員会、国際科学史連合・「科学と帝国主義」部会、
社会認識論研究会・歴史班、日韓科学史セミナー(交渉中)
使用言語: 司会・挨拶など、日本語を母国語とする場合のプレゼンは日本語。
(海外からの参加者には随時、同時翻訳補助をつける。)
基本的に海外からの参加者は英語でのプレゼン、日本語での逐次通訳付き。
参加費: 資料費程度を予定 懇親会費は5000円程度。
連絡先: 神戸STS研究会・神戸GMO研究会 神戸大学・国際文化学部 塚原東吾研究室気付
〒657-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1 tel./fax.078-803-7435
e-mail: eug@cs.cla.kobe-u.ac.jp tsukaken@cs.cla.kobe-u.ac.jp(助手・松本気付)
神戸STS研究会については、www.h2.dion.ne.jp/~tukaken/ および www.cs.kyoto-wu.ac.jp/~hirakawa/
などを参照。