| つくばモンテッソーリ子どもの家に関する用語解説 |
| お宝紹介について |
実はこの企画が始まってかれこれ10年になります。 子ども達の様子を眺めるにつけ 日本では「言語教育」の根源の教材や企画が未開発であることを痛感しておりました。 つくばモンテッソーリ子どもの家では子どもが発言する楽しさを実感できるように 「一番好きなもの」を堂々と持参し、責任を持って管理し、その喜びを伝えるという企画を練りました。 斬新な企画ということで、当初は 「こんな物を持っていくなんて」 「オモチャばかりで遊ぶようになるのでは」 などというご心配をもった方もいらっしゃったのも事実です。 私は子どもの「自己管理能力」を信頼しておりましたので何も躊躇なく実践することが出来ました。 子どもと環境との信頼関係は深まり、友達を受け入れる許容量は広がり良いこと尽くめ。 今では定番となったこのような企画がアメリカでは”Show and Tell”と言われ毎朝このようなことをする学校が多いことを知ったのはずっと後のことでした。 しかし子どもが育つ環境に人種の別なし、という信念となり世界に通用するこの企画がつくばモンテの誇りです。 |
| お宝紹介・・・・・Show and Tellについて補足 |
| 日本人は他国に比べ自己表現が乏しく、話ベタ、プレゼンテーションが下手だと言われますがどうしてでしょうか。 国民性で話が苦手というわけではなさそうなのですが・・・・ 外国の幼稚園や小学校では毎朝、自分の好きなもの・みんなに見せたいものを教室に持ってきて みんなの前に立って自分で説明・発表をする時間を設けております。 持ってくるものは各人それぞれ。 宝物・工作・ぬいぐるみ・プレゼント・・・・それにまつわる素敵な話を先生もお友達も楽しみしている素敵な時間です。 この”Show and Tell”によって ●皆に注目を浴びる体験が出来る ●自分が思ったり考えたりしたことを発表する際に皆に伝える練習になる ●対象物をよく観察する習慣がつく という機会が得られ、幼いころから自己表現のトレーニングにもなるのです。 またお互いを思いやる心も一層深まることにつながっていきます。 日本ではまだ実施されている学校が少なく、もっと取り入れられるべきではと考えております。 |
| 線上歩行について |
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「線上歩行」という練習、これはモンテッソーリが考え出した子供の自立をはぐくむ「お仕事」の一つです。 子供が足を乗せて歩くのにちょうどいい太さに描かれた白線の上を、かすかに聞こえるゆるやかなリズムの音楽にそって、 子供たちは心身をコントロールしながら背筋を伸ばし、未来を見つめるようなまなざしで真っ直ぐにゆったりと歩きます。 小さな子供たちが「威風堂々」と見えたり、うちからの輝きで満たされるように見受けられる瞬間です。 練習には、床やシートの上にゆるやかな楕(だ)円を白線で書くとよいでしょう。 この時期の子供たちはいつも活発に動きまわり、少々手を焼くほどの騒々しさを生み出すものですが、実は同時に「静粛」 を生み出すことにもとても敏感で、自分の内面のコントロールにも多大なエネルギーを費やしたいのです。 子供は外を歩けばすぐに道路の縁石に興味を示し、その上を歩き続けたりするものです。 また、部屋の畳の縁に沿って、いつの間にか夢中になってその上を歩いたりします。 私も幼いころそんなことをしては母に「縁を踏んではいけないよ」と言われたものです。 こんな行動は、子供が自力で心身をコントロールし、何かを成し遂げたいという強い欲求の現われなのです。 そしてこの時期にこそ、こんな経験をしていかなければ自分の衝動を自分の力で抑えて行動するという理性の下地を築く重要な機会を逃してしまいます。 長い人生ほんの入り口、三歳の時点で人間はその内面において一生を左右するような課題に取り組んでいるのです。 しかし、道路や、堤防などと危険と紙一重の場所で放任するわけにはいきません。 ゆるやかな楕円状の白線さえあれば衝動をコントロールする力を身につけさせ、なおかつ集中した後の達成感で意欲が育つのです。 大きな衝動を余すことなく教育の機会に変えてく挑戦が必要です。 「いけない、だめ」と手を焼く姿にこそ、子供の発達の要求、自然な育ちの方向性が示唆されていることを大人は知らなければなりません。 活発な子供の姿の内面には、「静粛」を求める強い魂が同時に存在することを理解しましょう。 放任の環境だけでは子供は決して自由を謳歌(おうか)できません。 子供が自由を手にするためには、大人が先入観で管理するのではなく子ども自身が自己管理のきく自立の道が開かれていなければならないでしょう。 「線上歩行どこでもシート」を使って、練習を楽しんでいます。また室内には畳を上げるとこのシートが顔を出す仕掛けがあり、畳上げからが子供生活の欠かせないお仕事です。 今日も子供たちは自分の力で「静粛」を生み出しています。 この力こそ、あらゆる生活の根源のエネルギーに変わるものなのです。 |