「びんぼうこびと」  ウクライナ民話

つくばりあん第6回公演『びんぼうこびと』


 ある村に、働き者なのに、とても貧乏なおひゃくしょうがすんでいました.何をやってもうまくいきません。あるとき、めずらしく大きなパンとベーコンを買って帰ることができたおひゃくしょうは、子供の喜ぶ顔を見てたまらず得意のバイオリンを弾きます。すると、ちいさな小人たちが出てきて一緒に踊りだすのです。「俺たちはびんぼうこびと、ずっとここに住んでるのさ。」何をやってもびんぼうなのが彼らたちの仕業だとわかると、彼らをおびき寄せ、袋詰めにしてしまいます。するとおひゃくしょうさんの暮らしはよくなっていきました。それをねたんだ金持ちの男が、ふたたび小人たちをおひゃくしょうの家へ帰そうと、小人たちが閉じ込められている袋を開けると、「あんな家はまっぴらさ。それより助けてくれたあなたについていくよ」といって、金持ちにとりついてしまいました。それ以来金持ちはびんぼうになってしまいましたとさ。