去り逝く日常
-PASSING DAILY LIFE-
| もし東京でエスキモーの集団移住が行われたらどうなるか。乱れ逝く日常に溢れる疑問と言えなくもないでしょう。彼らは自給自足の狩猟民族です。「象が飼える二世帯住宅」も彼らにとっては「屋上でカリブーが飼える石のイグルー」でしかありません。 しかし彼らはやはり氷の上の民族。コンクリートで覆われた地面の上で住むのには向いていません。氷点下の水の中に落ちることを心配して下を向いて歩けば間違いなく「鉄の塊」に跳ね飛ばされるコトでしょう。もちろんハスキー犬のソリに乗って「ディッペ・ハイヤァ!ハイヤァ!」とか叫びつつ路上を滑走すればしたで余裕で大型の鉄の塊の下敷きになれることでしょう。 新宿のオフィス街でアザラシの腸でも満足気にかじればサァ大変。 カニバリズムから始まって少年犯罪まで通じてきた犯罪の現状、「教育問題」という難しい問題が発展することは必然です。エスキモー達の立場、どんどん狭くなることでしょう。 「おかあさーん、アレ何?」と子供が言えば「ダメです!目を合わせたらいけませんよ!」と母親が言う。悲しいですね、いつから日本はそんな国になったのでしょうか。コレも20世紀が生み出した人間の原罪となるでしょう。 1年もすればエスキモー達もテレフォンショッピングで新型トレーニング機器を買い、アンナミラーズでニコニコ笑顔でランチを貪るコトになるでしょう。これが「伝統の死」というものです。日本人もそんなエスキモー達を見て、自分達の伝統を見直さなければいけないと思われます。やはり彼らを「バナナで釘が打てる世界」から出してはいけないのです。 |