容姿ランクと法律上の問題
-FIGURE RANKS AND LEGAL PROBLEMS-
| 最近の風潮として、学歴主義を批判する。 しかしここで大きな問題がある。 それは、今の社会を支えている人間が学歴主義に勝ち抜いてきたものだとすれば、なかなか変えることはできない。というのも、社会の骨組みとしてきた学歴主義を打破しようとすれば、その社会自体を否定してしまい、さらには自分自身の存在すらも確信できなくなってしまうからである。 だからといって、馬鹿まるだしの人間が、「学歴しゃぎ(筆者注:主義と言えてない)はいかん」などと言っても説得力がない。 であるから、学歴主義の中での勝者が、学歴主義を変えていかなければならない。それでもとても難しいことだと思う。 以上の考えをもとにして、最近問題になっていることについて考察したい。 その問題はある人材派遣会社の人材名簿流出が端を発している。女性の容姿をランク分けしていたというのだ。 いけないよね。 確かに容姿が重要な仕事というものは少なからず存在する。例えば、受付嬢や化粧品会社のデパート店員などだ。この人らは、ある意味「会社の顔」だ。化粧品会社の販売員が奇麗でなかったら、商品の信用にも影響しかねない。 しかし、だからといって、人間の美的感覚はそれぞれ固有のものであるし、特定の者が判断した容姿ランクなるものによって、職業選択の道を害してしまってはならない。また、個人情報の流出自体、自己の情報をコントロールする権利であるプライバシー権を侵害するものであり人権を無視している。 だから訴えたみたいね。 でもここでよーく考えてほしいのが、先ほどの学歴主義で言うのと同じように、ブサイクが裁判を起こしても、法廷にはどっちらけムードが漂うこと山の如しである。 一方いわゆる美人である人が、キリッとした面構えで法廷までの階段を軽快に駆け上がる姿は誰しもが一度は目にしたい光景であろう。 しかし、美人であるにもかかわらず、その裁判、ひいては女性は容姿が重要であるという風潮に打ち勝つのは並大抵ではない。それが、さらにブサイクたちの手だけでは、他言を要しない。(筆者注:だからといって、問題としてあげられた女性たちがブサイクだというのではない。) だから、私は頑張ってと彼女らの背中をぽんっと押したてやりたい。 だって、私もDランクなんですもの。ブヒッ。 |