身の毛もよだつセックスのはなし
-A TALE OF HORRIBLE COPULATION-

メダステュータ(掲載No.48)


 私の身の毛がよだったのはつい2時間前のことだ。
 世の中にはとんでもない生物がいる。どんなホラー映画を見たときよりも後味が悪い。
 気味悪いのが嫌いな人、これから先をどんどん読んでね。

 みんなはどんな生物でも雄雌があるものだとおもっているだろう。アメーバのような細胞分裂型の増殖をする者以外は。ウフフ。でも雄雌のない生物もいる。まあそれくらいは知ってる人もいるよね。両生類じゃないよ。
 前置きはこれくらい。恐ろしさにその生物の名前も忘れてしまったのだが、(確かハ虫類)その生物にも雄雌はない。むしろ全員オスだといっておいた方が後々わかりやすいと思う。問題は子孫繁栄の方法だ。
 それは戦いである。
 ただの戦いではない。陰茎、否、ペニスで闘うのだ。
 闘根と言っておこう。
 その生物の闘根は非常に鋭く、ひとたび突き刺されば致命傷になりかねないという。
 彼らは相手をフェイントを交えながら突き刺し、切りつけ、殴打する。防御側は身をかわし、距離を取り、時には足をすべらせ、ギリギリのところでカウンターを狙う。相手に深手を負わせ、動けなくなったところで相手の皮下に精子を注入する。やられた者は細々とキズをいやしながら皮下にできるタマゴをふ化させる義務が生じるのだ。
 負けた者にはかける言葉すらみつからない。
 キズだらけになって動けなくなったところで同性に犯されるんだからね。

 人間に例えてみよう。
 いや、ここから先は敢えてみなさんのご想像におまかせしたい。

想像してみた

よ立った