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ひみつのめだっこちゃん(掲載No.64)


 近頃の日本の風潮と言えば、「無関心」の一言につきるかもしれない。
 特に若者に顕著な傾向であると言えるだろう。逆に政治や民族、宗教に関して熱く語ろうものなら「あぶねぇ奴」のレッテルを貼り込まれることが多く、またそういったレッテルを一旦貼り込まれてしまうとなかなか社会復帰できずに刑務所で一生を終えてしまう例も少なくない。
 たとえ運良くムショを出ても、実名報道の恩恵にあずかりロクに就職もできず、挙げ句の果てに裏商売に手を出してしまう、というようなことが犯罪白書に赤裸々に書かれていた。
 とにかく、さらっと何事にも無関心、自分の興味あるものだけをひたむきに追求し、夢を手中に収めるといった生き方(自分主義と誰かが言っていた)が一般大衆ウケ(=テレビウケ)しているという事実を否むことはできない。還暦を来春に控えたこの私には。

 そういう生き方を、テレビで切り取られる側面だけを見て、「ひいおばあちゃん、あれかっこいいね、僕も自分のやりたいこと以外は無視するよ」なんて言ってる25のヒバコンが、道ばたで倒れてる人を見ても無関心を装う。あるいは電車で下半身のない男を目の前にして寝たふりをする。或いは自分の障害となる人間に対していきなりブチキレるなど、全く持って靴のはきちがえもいいところだ。
 話がそれたが、還暦を来春に控えた私が何を言いたいかというと、そのような「精神力低下」と「キレやすさ」ばかりが取り沙汰されているが、その影でこのような現象が起こっていることを忘れて欲しくないということである。
 というのは、最近になって特にだが、自称感動屋が増えているのだ。
 ああ、自分に酔ってるな、って思わせるくらいならまだかわいいが、最近になって「無関心世代」及び、「キレる若者」が増えてくると、こんなことを言い出す奴が出てきた。

 「テレビをハイビジョンに買い換えました。もう死んでもいいです。」

 こいつはもっとひどい。

 「この間スーパーで牛乳が安売りしてました。本当に感動しました。」

 おめーはバカか、と一蹴してやりたいところだが、やはり還暦を来春に控えている私としてはおおらかに、

 「ふーん、死ね。」

 と声をかけてやりました。
 還暦を来春に控え<管理者注:ウソがしつこい>、私は声を大にして言いたい。

 「鼻の奥の米粒がとれた感動にむせび泣けぇぇぇぇぇ!」

米粒がとれた感動をつづる

ンゴンゴやってみる