お弁当
4限目終了の鐘が鳴ると同時に教室を飛び出した。
目的地は家庭科室
何故そんな所に行くかというとだ
自分でも馬鹿だとは思うのだえど、弁当を忘れた。
学校ついて鞄の中身を机の中に移そうとして鞄を開けた時にやっと気づいた。
いつもより軽いなーとは思ったんだけどそこで気づけよな!!
教科書忘れても弁当忘れるなんて俺としたことが!!
なんてそこで悔やんでても仕方ない。
しゃあないから今日は購買か食堂だなーと財布の中身を確認してみれば
・・・・・小遣い貰う直前だったんだよなー
途方に暮れる間にも時間が過ぎていく
このままじゃ授業が始まっちまう!!
早いことなんとか手を打たなければ今日は昼を食いっぱぐれてしまう!!
なんて頭を抱えてる時にポンと閃いた事があった。
あまり時間が残ってないということで閃いた事を深く考えないままに俺は家庭科室に向った。
そこには家庭科担当の先生がいて
俺は前から何故か家庭科の先生のお気に入りとなってるらしくて
だから少しくらいの我侭は通ると解っていたので遠慮なくある事をお願いしてみた。
それは昼に家庭科室を貸してもらうこと。
それプラス、今日どこかのクラスで調理実習があるとを知ってたのでその時に余った材料を貰うこと
・・・・・・・いくらお気に入りだったとしてもダメかな?とか心配したけど
二つ返事でOKもらった!!
これも日頃の行いだねぇ〜♪
てことで家庭科室までやってきたわけだけど
「調理実習あるクラスって手塚のクラスだったんだ」
ドアを開ければそこにはエプロン姿で片付ける手塚の姿。
いっちゃなんねーけど・・・似合わなねー!!!!!
とか心の中で叫んでいたらその叫びが聞えたのかは知らないけど睨まれた。
なんて聡い奴!!
「、何のようだ」
「ん?手塚に用事はない!!用事があるのは家庭科室と、準備室にある冷蔵庫の中身さ♪」
答えながらも俺は準備室にと足を進める。
にしても片付ける奴の姿が手塚以外誰もいないというのは何故なんだろう?
「調理では役に立たなかったからせめて片付けくらいはと思ってな」
それで片付けを一人全部引き受けたってわけ?
律儀な奴。
にしても一人か二人くらい手伝う奴なんていないものかね?
特に女子なんて率先して残りそうなものだけど?
あぁ、でも手塚のあの迫力で「俺一人でやる」とか言われたらそれ以上なんも言えないか
余程肝の据わった奴とかでないかぎり。
「でも、まだまだ片付け終わってない山のがでかいな」
片付けといっても自分の班だけだろうけどまだまだ終わりそうにないぞ?
そんなんじゃ弁当食べる時間なくなっちまう。
「手塚、今日も弁当だよな?」
「あぁ、そうだが・・・・・」
「ん?」
「何をしているんだ」
問う手塚の前で俺は冷蔵庫から引っ張り出してきた材料を置いて、何を作ろうか考えポーズをしていたり。
「今日な、弁当忘れたんだよ。」
でもって食堂に行くお金も購買でパン買うお金もなかったからな・・・
と説明すれば無茶苦茶呆れた顔された。当然か
「ところで手塚」
「何だ」
「お前、昼はどおするんだ」
「弁当があるが・・・・食べる時間があるかは怪しいな」
そうだな。まだ全然片付いてないし。
てことで
「一つ提案」
お前今から教室に戻って弁当取ってこい。
俺がその間に自分の昼食の準備して且つ、そこの山を片付けておいてやるから
「・・・・・・・・・・」
「ほらっ、作って食べるからには美味しく食べたいだろ?それには誰かと食べるのが一番!!だろ?
で、お前がここにいるんだからどうせなら一緒に食べたいじゃないか!!」
でも今のままだったらいつまでたっても終わりそうにないし、
手塚、片付け最中に手が滑って皿割っちゃいそうな気がするし。。。
「それになにより俺が片付けた方が早く終わる!!
でもって片付いたらお前も心置きなく食べれるだろ」
だからな、遠慮とかなしでさっさと弁当取って来い。
そういうとやっと解ってもらえたみたい。
「すまない」
「じゃないだろ。この場合はさ」
「あぁ、ありがとう」
おうっ。んじゃ、行って来い。
てことで手塚を送り出して。俺は手際よく昼食を作っていった。
簡単なのだったらすぐに出来るし、それに一人分だしな。
もとより料理結構好きだしな・・・・腕前は英二にはかなり劣るけど
そこまで考えて、そういえば4時限終了後何も言わずに教室を飛び出したものだから
これはきっと不二とか英二とか心配してるだろうなー
というか何も言わなかったことで戻ったら怒られるかもしれない
うーん。これはどうしたもんか?
と頭をひねりつつも手はちゃんと動いている。
「よしっ、片付け終了!!」
こんな簡単なのになんで手塚にかかると時間かかるんだろうな
やっぱ慣れ?好きかどうかとかの問題?まあ、いいけど
にしても手塚・・遅いな・・・
弁当取りに行ってすでに20分くらい立ってるように思えるんですけど
すでに昼食の準備できたんですけど!!
メニューはご飯と味噌汁と野菜炒め
ご飯は多めに炊いていた物の残り。味噌汁は一人分作るのにそんな時間はかからないし
野菜炒めにしても野菜を適当な大きさに切って適当に味付けして炒めるだけだし
てことで本当にお手軽っすよ。
あー、あったかいうちに食べたいよー!!手塚、早く戻ってきやがれ!!
なんて考えてたらなにやら騒がし声が聞えてきた。同時に足音も
なんだ?とか思ってる間にも近づいてきて
ガラッ
家庭科室のドアが開いた。
そして中に入ってきたのは・・・
「不二!!英二!!!」
最後に手塚が疲れたように入ってきた。
あー・・・手塚。捕まったんだね。この二人に
そして事情話しちゃったんだね?だって二人はきっちし自分の弁当持ってきてるし
「ー!!!」
おっと、英二。いきなり抱きついてくんなよ。危ないなー
「、あんなに急いで飛び出していくから驚いたよ」
「ごめんな」
「事情話してくれてたら良かったのに」
「が戻ってくるの待ってたんだよー!!」
そういって英二が泣きつく。
そうか、いつも一緒に食べてるからな。
これは本当に悪いことしたな
「探しに行こうとした所に手塚にあってね・・・全部聞いたから」
あははははは。。。本当に悪かったって
今度からは真っ先に話すから今回は許してくださいよ
「それより食べるにゃ!!腹へったにゃ!!!」
そういえばもうどれくらい時間がたってるんだ?
もうあまり時間がないような気がしなくもないんだけど
この部屋の時計は何処だったっけ?と探してたら手塚が側に近づいてきた。
「すまない」
「何で謝るのさ」
「あの二人に話してしまって」
そのこと?それは俺が悪いんだから手塚が気にすることないよ
「それより食べようぜ。このままじゃマジで食べる時間なくなる」
「あぁ」
見れば不二と英二はちゃっかりと椅子にすわって弁当を広げて俺達を待っていた。
「、これ自分で作ったの」
「おうっ、簡単ですぐに出来るやつな」
「美味しそうにゃ!!」
「お味噌汁が美味しそう。手塚もそう思わない?」
「そうだな。」
「ねえ、?」
何?なんで英二はそんなに目をキラキラさせて俺を見てるの?
えっ?不二まで・・・そして手塚まで!?(汗)
「今度僕達にも作って欲しいな♪」
えぇ!?
「・・・・・・・・これを?」
「うん」
にこにこと不二が笑う。
英二も期待に満ちた目をしてる。手塚もじっと俺の反応を伺ってる
・・・・・しゃぁないな
「んじゃ、今度腕を振るってやるよ」
「やったにゃ!!の手料理ー♪」
そんな嬉しそうに喜ぶことかね。俺の手料理がさ
でも喜んでもらえるなら作りがいありそうだしな。味の保証はいまいちできないけど
それは雰囲気で誤魔化すということで
たまにはこんな昼食も良いかもしれない