「イヤだ!!ぜーったいにイヤです!!」

誰がなんといおうともダメ!!

いくら不二からのお誘いでもお断り!!

何があろうと絶対に反対!!!

と、言っていたのに結局は連れてこられてしまった(涙)

えっ?何処に連れてこられたのかって?

それは・・・・

口に出すのも身の毛もよだつ、俺の大嫌いな物の一つ!!

夏の定番!!

お化け屋敷だ!!!!






お化け屋敷






なんであんなものが日本にはあるんだよ

あの雰囲気で暑さを吹き飛ばすため?

んなの冗談じゃない!!

好きな奴だけが行けばよいんだ。

嫌いって言う奴を無理矢理連れてくるのはどうかと思うぞ?

「でも、の怖がる反応が面白いから是非見たいんだよ」

お前なー。不二、お化け屋敷なんぞにいかんでも

すでにお前がお化け!!いや、化け物!!じゃなくて鬼!!

「ひどいなー、そんなこと言われたら僕、傷つくよ」

ウソつけ!!

いや、今俺が言う前にウソついたな!!

かーっ、むかつくー!!!

英二!!お前も黙ってないで何とか言えよ。

お前も嫌いなんだろ?前にお前がそう言ってたことを俺はしっかりと覚えてるぞ?

さあ、一緒に不二を倒すんだ!!

後ろにいるはずの英二を振り返れば・・・・・お前を当てにした俺が馬鹿だったよ

「リョーマ、先輩をいじめるのは止めとけ」

「別にいじめてなんかないっス」

勝手に泣き始めたんスよ

と、呆れた顔でわざとらしくため息をつく。

そんな英二とリョーマの様子を不二が楽しそうに見ていた。

「ほら、ここまで来てるんだからもそろそろ諦めようよ」

”ここまで”というのは当然お化け屋敷の開催地となっているデパート

なんでデパートでこんなもんするかなー?

客を呼ぶにしてももっと他のイベントとかなかったのか?

にしてもなんで人気なんだ?それが俺には不思議でならない。

というのは到着してすぐさまお化け屋敷をやっている階まで連れてこられたのだが

入り口には長蛇の列が出来ていて。その時で30分待ちだった。

そして今はもうあと前のグループが入って言ったら次は俺達の番

あぁ、いやだいやだ!!

できることならこのまま帰らせて頂きたい!!

そしてこの待ち時間の間に”帰らせろ”とか”イヤだ!”とかさんざん言ってるにも関わらず

不二は”はいはい”とか”解ったから静かにしようね。他の人達の迷惑だよ”とか

”あんなに小さな子達も入ってるのには入れないの?”

とかとかとか、無茶苦茶腹立つような返答しか返してくれない。

そんな俺と不二がやり取りやってる間のその後ろでは英二とリョーマも何かいろいろやり取りしてたみたいだけど

英二は敗北。俺も勝てないままにこんな所まで来てしまった。

、次だよ」

あぁぁ、もう本当に逃げられない!

もうここは耐えるしかない!と黙ったまま静かに英二の肩を叩く。耐えろ!!耐え抜くんだ!!

先輩。前進んでください」

「へっ?」

俺が後ろを向いてる間にとうとう順番が回ってきたらしく。。。もうすでに半泣き状態のまま中にと進む。

この時、チケットのチェックをしていた受付のお姉さん達が笑いを堪えてるように見えたのは消えのせいではないはずだ!!

はぁ〜、本当なら今日の予定はぼけーっとして過ごすはずだったのに

リョーマん家の裏の境内でリョーマが壁打ちしてる姿をお茶を啜りながらカルピンを膝にのっけて見てるはずだったのに

でもって休憩時間に一緒に新作お煎餅を食べる予定だったのに!!

俺とリョーマが境内に着いた時、何故かそこにいた不二に拉致られて

英二の家に行って英二を連れ出して。。。。。そして今に至る。

不二、お前絶対に暇だったんだろう。絶対にそうだろ?そうに決まってる!!

暇つぶしで俺達をからかおうとするのは止めてくれよ(涙)

てかこれは前に俺が暇だからって不二家に乗り込んでその時のお前をさんざんに邪魔した時の仕返しだろ

あー、これからどんなに暇になろうと不二とこに行くのは止めよう。

行くならリョーマとか英二とか手塚とかそこにしよう。

えっ?幼馴染なヌイんとこは行かないのかって?

行ってもいいんだけどな。別に。・・・ただ、あの怪しい飲み物さえ飲まそうとしなければの話だけど

なんて回想してる場合じゃなかった。

いつの間にやらリョーマが俺を抜かして不二と並んで何かを楽しそうにしゃべってる

俺の横には英二がギャーギャー言っている。うるさい。

リョーマ、お前、英二がうるさいからって置いてくなよ。。。

先輩、以外に普通ですね」

俺の視線に気づいたのかリョーマが話しかけてきた。

「ま、まあな」

今現実逃避してたからな〜。だからまだまともにちゃんと見てないし♪

この調子で行けば楽勝?よっしゃ、この手で行こう・・・か?

「不二・・・・なんでお前、俺の背後をジッと見てるんだよ(汗)」

「んっ。気にしなくて良いよ」

気にするなって言われても気になるんですけど。

それにリョーマまでなんか見だしたし(汗)

そして何故に背後に人の気配がするんだ?そして背筋に悪寒が走るんだ?

ギギギとぎこちなく首を横に動かして英二の様子を伺ってみる。。。

と・・・

「・・・・・・・・・・・・・(@@)」

だからなんでお前まで俺の背後を指差して白目向いて今にも叫びそうなのに叫びがノドにひっかかって声が出ません!!

な感じになってるんだよ!!!!!!!(汗)

ここまでされると背後に何がいるのかかなり予想できる。というか実際予想の通りなんだろうけど

見たくないのに気になる!!振り向きたくないのに振り向きたく・・・・・

「・・・・・・・・・・ぎゃぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!」

見てしまったものに心からの恐怖の叫び声を上げて俺は走り出してしまった。




「あっ、先輩」

ー、おいてくにゃー!!!!!」

急に叫び声を上げて走り出してしまったを英二が泣きながら追いかけようとする。

「英二。君まで何処かに行ってしまったら探す僕達が迷惑するんだよ。だからこれでも見て大人しくしといて」

大人しくさせようとさっきが見て怖がっていた人形の頭部を英二の目の前に翳すと・・・

「にゃぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」

「不二先輩、菊丸先輩白目向いて気絶しちゃいましたよ」

そうだね。静かになって欲しいとは思ったけどまさかここまでの反応が帰ってくるなんて

でも・・・・

「静かになってよかったんじゃない?にしても、何処までいっちゃったんだろうね」

「そうっスね」

が走り去ってしまった方を見てみるけど当然姿は見えないし戻ってくる様子もなかった。

本当に何処までいっちゃったのか

「にしても。。。この人形、中々に良い出来だとは思わない?」

「まだ甘いと思いますけど」

今だ手にしていた人形の頭部をじっくりと見た後、越前君にも見せるとちらりと横目で見やった後、返事が帰ってきた。

その返事に僕はもう一度、さっきよりも眺めた後にポイと放り投げた

そして、片手で気絶してる英二の襟首を掴んで引きずりながら奥に進んでいった。

「そうだね、もう少し迫力ないと僕達が楽しめないよね」

「”もう少し”っスか?」

なんだか越前君が不審そうな顔で見てるような気がする。

まあ、それは置いといて。。。

「でも一番面白いのはの反応だとは思わない?」

本当に期待してた以上の反応だったよ。

あれを見れただけでも先日の僕の邪魔したことを帳消しにしても良いくらい。

今日連れてきて本当に良かった

「・・・・・・・・・そうッスね。あっ」

僕の言葉にしばらくしてから返事を返した越前君が急に大きな声をあげた。

何があったのと彼を見れば。。。

先輩、上級者コースに行ったみたいっス」

そういって指差す方向を見れば、初級。中級。上級にコースが分かれていて

その上級コースの入り口付近にの荷物らしきものが転がっていた

・・・・生きてるかな」

「・・・・・・・さあ」

ふぅ〜、とため息をついてから、僕達はの後を追って上級コースに足を進めた。

それにしても英二はいつになったら気づくんだろうね




絶叫を上げて走り出してしまってから、その後の記憶かなり曖昧で一部消えてしまっていた

覚えてるのは早く出口に行こうと無我夢中で走っていて

でもその途中も横から上から下からと急に飛び出してくる物体達に俺は必死で手を振り回し攻撃しながら進んで行った。

そして目の前に”出口”と書かれた看板が目に付いてさらに加速した途端、目の前に恐ろしげな×××が!!

そこからの記憶が途絶えている。

後から聞いた話だが、俺はバタンと倒れてしまったらしい

そして飛び出してきた恐怖の×××らに抱えられて医務室に運ばれていったとか

目を覚ました俺を笑いを必死に堪えながら”大丈夫?”と話しかける不二やら

あきれ返った目で見るリョーマやら涙を浮かべつつ同情の目で見てくる英二の姿が


・・・・・・・・・・・お願いです。もう二度と俺をお化け屋敷には連れてこないで下さい

 

 

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