バレンタイン
今日は学校中に甘い匂いが充満していた
それもそのはず、今日は2月14日のバレンタインデー
となると人気者である男子テニス部員達はというとだ
女子の黄色い声を背に必死に逃げて・・・走っていた。
つーか
「なんで俺まで逃げにゃならんのさ!!」
今俺は両手を片方英二、片方不二に掴まれて走っていた。
ちなみに前方には手塚とリョーマが仲良く並んで走っている。
後方には・・・・たくさんのお嬢さん方の群れ
うわぁぁ・・・・・・目までハート型にして追いかけてきてるよ
すげー
「!感心してないで走るにゃ!!追いつかれちゃうよ!!」
早く早く!と英二が急かすけども、だから何で俺まで逃げにゃならんのさ
「何でって・・・」
「あの追いかけてるお嬢さん方の目的はお前らだろ?」
俺関係ねーし。
だから離してくれ。俺を教室に行かせてくれ
そう真面目に行ってみると前を走ってたリョーマが呆れたよう目で俺を振り返った。
「先輩って鈍いんスか?」
おいっ、リョーマ、それはどーゆー意味だよ
俺はちっとも鈍くないぞ!!
なんて俺が文句言う前に隣にいた不二が口を開いた。
「そうだね。は自分のことには鈍いね」
不二、お前までがそんなこと言うとは思わなかったぞ?
英二、お前は言わないよな?
「えっ?鈍いじゃん」
自分も追いかけられてるってこと分かってないし
って、分かってないのはお前だろ!!
追いかけられてるのは俺じゃなくてお前らなの!!
俺は前から走ってきたお前らに挨拶しようとしてそのまま拉致られたんじゃねーか!
あそこで会わなかったら俺は今頃教室で平和に過ごせてたんだよ!
・・・リョーマに不二に英二!俺の顔見てため息つくな!!!
そして手塚!!無視するな!!お前からもこいつらに何か言ってやってくれ!!
そして俺を解放してくれ!!!
「」
「何だよ」
「後ろの声をよく聞いてみろ」
「はいっ?」
後ろの声って・・・お嬢さん方の群れの声?
なんでそんなもんをと思いつつ、とりあえず黙って耳をすませてみる。
と・・・・・なんで?
「なんでお前らの名前に俺の名前まで混じってるんだ!?」
一体何があったんだ?
「これでわかった?追いかけられてるのは僕らだけじゃなくてもだってこと」
「だからそれは何でなんだよ!!」
追いかけられる身に覚え何もないぞ??
って、リョーマ!!何でそこで”手の施しようがない”って言いたげな目で見るんだ?
俺はわからねえから聞いてるだけだろうよ!!
「、話は後だよ」
「そうそう。今は逃げにゃいとね♪」
話しながら走ってたからスピード落ちてて追いつかれそうだよ
と言われて背後を見ればかなり迫っていて何人かは伸ばした手が
というより伸ばした手に持っていたハート型のラッピング物が届きそうになってる
ぎゃぁぁぁ!!!スピード上げるぞぉぉ!!
ということで本気になって走りだした俺達に到底並みのお嬢さん方がかなうはずもなく
見事引き離すことができて、そのままテニス部の部室にと逃げ込んだ。
これでしばらくは安心だ。
じゃなくて授業はどおするんだよ!!えっ、チャイムが鳴った後に教室に走りこむ?
かぁー!!なんでんな朝から疲れにゃならんのだよ。。。
でもまだ校舎内を群れてるお嬢さん方につっこんでく勇気はない。
つーか、本当になんで俺まで追いかけられてるんだよ
チャイムが鳴るまでまだ時間はあるんだからそこの所をきっちし説明してくれよな!!
その後のおまけ♪
放課後、校舎裏にて・・・
「先輩・・・・・これ!!」
「あっ・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・誰宛?」
「・・・・うわぁぁぁぁぁぁぁん(><)」
(走り去る女子生徒
残されたのは呆然とした一人)
「おーい!!なんで泣き去っていくんだ!!
誰宛か言ってくれないと渡せないだろーが!!!」
こうして自分宛てとも知らず適当にテニス部員に渡すだった