沈黙







「うにゃぁぁぁ」

「うにぃぃぃ」

に英二。うるさいよ」

放課後の教室

俺と英二は今日提出の課題をすっかり忘れていて

今部活返上で取り組んでいた。

俺はいつもながらサボリ扱いで良いけども英二は・・・

きっと明日当たり手塚に走らされるんだろうな。

もしかしたらヌイにペナル茶とか飲まされるかもしれない。

自業自得とはいえ可哀想な気がするんだけど

一番のとばっちりは不二

友達で同じ部活で席は俺達の後ろで・・ということで先生に見張り及び

解らなくなった時の不二頼みということで一緒に残らされてる。

で、今不二はというと課題に頭を抱えてる俺達の前の席で一人読書してた。

不二頼みなんだから解らなくなったら聞いたら教えてくれるはずなんだけど

さっきから俺達の唸り声も呼びかける声も全て無視されてしまってる。

・・・・・・・巻き込まれて怒ってるんだろうね

ごめんよーとか心の中では思うんだけどね、

けど解んないんだよ!!

解らなければそれだけ帰るのが遅くなって、不二もさらに練習参加が遅れるんだぞ?

だからそろそろ教えてくれませんか?

読書を続けている不二の様子を伺ってると横でも同じように英二が不二を見ていた。

きっと同じような考えにたどり着いたんだな。

てかたどり着く場所はどうやろうと同じになるよな

不二に教えてもらわなきゃいつまでたっても出来ない!!

ということで

「「・・・・・・不二ー」」

ガタンッ!!!

びくっ!?

うぎゃ!?俺達が声を掛けたと同時に不二が読んでた本を落としたよ(汗)

いや、落としたというよりも、俺の目からはわざと叩き落したって風に見えたような

これは自分達が考えている以上に怒ってるかも!!

怖いよー(涙)

横にいる英二も恐怖で顔がひきつってるよ

これは、一体どおしたらよいんだ?

どうしようもない沈黙ができてしまって

今もし誰かが教室に入ってきたらきっと恐怖で倒れちゃうかもだよ?

つーか、倒れるでしょう!!

でもそんな教室に恐怖に怯えてはいるものの一応意識はきっちし持ってる俺達って凄いよな

なんて思わず馬鹿なことを考えてしまって。

そんなことを考えてる間にやっと・・・不二が本を拾ったよ

「あぁ、落としちゃった」

とか言いつつ・・

”落としちゃった”じゃなくて”落とした”だろ?

それに落としてから拾うまでのあの時間はなんだよ!!

とか思ってて気づいた。いつの間にか英二が、遠い世界に旅立ってたことを

うあぁぁ!!英二ずるい!!

俺だってできることなら今すぐ旅立ちたいんだからさ、置いてくなよ!!

カムバーック!!!!



「は、はいっ!?(汗)」

旅立った英二を揺すってたら名前を呼ばれてギギギと顔を不二に向けたら・・・

奴は目を開いて、でも口は笑ってで俺を見ていた。

「な。。。。んでしょうか」

尋ねる声が掠れてるよ。なんだか嫌な汗も流れてきてるみたいだし(汗)

「さっき呼んだ?」

「えーと・・・コレ、教えて欲しいなー?と思ったのでございますが教えて頂けないものでしょうか」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・・・」

永遠に感じられる沈黙の時間。

やっぱ答えてくれないか。。。と思った時に返事が帰ってきた。

「・・・そこ、この間授業でやってたよね」

「そ、そうだったでしょうか」

「そういえば。英二も。。。その時寝てたよね?」

「そ、そーだったかなー?(汗)」

「ちゃんと理解してるから寝てたのかと思ったけど・・・違うかったの?」

「・・・・・・申し訳ございません」

あぁ。。。英二、お前恨むよ(TT)

なんで、なんで俺だけが今不二の恐怖にさらされなきゃいかん?

「英二はもちろん後があるから。ね?」

”ね”って言われても俺はどおすれば良いんでしょうか?



この後、さんざん恐怖にさらされた俺はどうにか教えてもらうことができて課題は無事提出することができた

英二は旅立ってしまっていた為、課題増量の明日提出となって。。。

明日か、良いなーやっぱずるいなーとか思った途端に不二に睨まれて・・・

はぁ・・・これからは課題忘れたりするのは絶対に止めよう

とかいって止めれるもんじゃないのでせめてとばっちり食う奴を不二以外にしてもらえるよう先生に頼み込んでみようと思う。

きっと無理だろうけど

 

 

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