悪夢の一日






不二、なんかが魘されてるにゃ」

「あっ、本当だ」

を見ればなんだか苦しそうにしている。。。一体どんな夢みてるんだろう

ー?」

英二が耳元で何度も名前を呼んでるのに全然起きそうにない。

いつもならどれだけ寝てようが気にしたりはしないんだけど

こんなに苦しそうにしてるなら早々に起こしてあげたほうがよいよね

ということで僕もを起こそうと肩に手を置いてゆすろうとした。

「不二、待った!」

「どうしたの?」

、なんか言ってる・・・」

何を?起きてる様子は全然ないから寝言だろうけど。。。

英二がの口元に耳を寄せて澄ましている姿を見ていた。

「・・・・二・・・・・不・・不二」

「なんか不二呼んでるけど」

「僕?」

の夢の中に僕が登場してるってこと?

こんな苦しそうに魘されてる夢に僕は一体どんな理由で出演しているんだろうか?

すごく気になる!!

と思った疑問はすぐに解決されることとなった。

「不二、ごめんよー、俺が悪かったから許して!!」

さっきまでの聞えるか聞えないかと違って今度ははっきりとした口調な寝言だ

というか・・・どんな夢見てるのさ

もしかしてこの魘されてる原因て僕なわけ?

が何をしたのかは知らないけど夢の中では僕を怒らせて

それで怖がってるの?それってなんだか失礼じゃない?

「不二、怒るなよ・・・夢の中のことにゃ」

「別に、僕怒ってないよ」

とはいったものの不機嫌な声色が混ざるのは仕方ないと思う。

「でも、不二に何したんだろう?」

「聞いてみる?」

「どうやって」

それはね、

、怒らないから僕に何をしたか言ってみて」

不機嫌な口調そのままでの耳元でしゃべってみる。

さて、効果はあるかな?

「不二、起こってないと言いながらしっかり怒ってるにゃ」

「何?」

何か文句でもあるの?

「ないです」

「そう。なら黙ってて」

一度英二を睨んで黙らせた後、僕達はの反応を待った。

10秒・・15秒・・・・・30秒

やはり無理だったかな?

多分、覚えて無いだろうけど起こして聞いてみよう!とまた肩に手を置こうとしたその時。

いきなりが立ち上がってクラス中に響き渡るような声で叫んだ



お前のこの間の弁当が見るからに辛そうだったからお前が席を外した時に分からないように

大量の砂糖をまぶしたのは俺です!!ごめん!!許してくれ!!不二







はっ!?

なんだ?今俺何か叫んだか?

そして席について居眠りしてたはずがなんで俺は立ってるんだ??

・・・・・・・寝ぼけたか

恥ずかしい!!と頭を掻きつつ席に座ろうとして気づいた。

なんか教室の様子がおかしい。

皆、俺に視線を向けていて・・・フリーズしてる

何があったんだ?

というか寝ぼけて皆をフリーズさせるような行動でもしたか?

不思議に思ってみてたはずの夢の内容を思い出そうとするがさっぱり思い出せず。

思い出せないものは仕方ないと、皆の視線は気になりつつも自分の席にと座った。

で、時計を見れば、もうすぐ2時間目が始まる時間。

なんだ、かなりよく寝てたと思ってたけど1時間目丸まる寝てただけか

今日も一日長いなー

そんなことを寝起きの頭で考えていて、やっぱり皆の視線が気になる。

・・・・・・・なんだ?



「ん?あっ、英二、次の授業さ・・・」

「そんなことより!!さっき言った事本当なの?」

そんなことって・・・てか何焦ってるんだ?

そして俺は何を言ったんだ??

全く分からずキョトンと英二を見上げる。

しばらく見詰め合う俺と英二

と、英二が視線を上に向けた。

「にゃぁぁぁぁぁ!!!不二!!落ち着け!!んなことした死んじゃうにゃ!!」

・・・・・・・・はいっ?

俺が死ぬ?てか不二がどおしたんだ?

と振り向こうとして・・・・体が動かない。

な、なんだろう、冷気が俺を包んでいるというかなんというか

これって冷気というより殺気という奴か?

なんか、振り向いたら終わり!って感じがしなくもないんだけど

硬直する身体を無理矢理動かして、振り返って・・・

俺は見てしまった。

笑顔に殺気とかなんとか全てを詰め込み俺を見る不二を!!

その両手は上に上げられ、持っていたのは机!!!

それを今まさに俺に振り下ろそうとしていた。

「不二!!な、な、何を!?」

、この間、僕のお弁当に砂糖をまぶしてた犯人て・・・・キミ?」

「・・・・えっ!?」

なんでそれを?

あの時は英二も他の奴らも全然見てなかったから知ってるのは俺だけのはず!

だから俺が言わなきゃ犯人不明でうやむやに終わる事件だったはずなのに!!

「な、んでそれを・・・」

「やっぱりなんだね」

「えーと、その・・・・不二」

「さっきキミが自分で告白してくれてね。一応今確認の為に聞いてみたんだけど・・

やっぱりキミだったんだね。」

あのときはよくもそらっとぼけてくれたね

としゃべる不二の声音が!!

てか俺がさっき自分で言ったってどーゆーこと・・・

そこまで考えてふとさっき起きた時の様子を思い出した。

今もなんだけどクラスの皆が固まって俺を見ていて・・・

で、俺は机に伏せて寝ていたはずなのに・・・立っていて・・・・

内容は覚えて無いんだけど何かの夢を見て、何かを、叫んだような気がする

てことはつまり

「そおうゆことだよ」

「ソウデスカ(汗)」

ぎゃぁぁぁぁぁ!!!不二ごめんよ!!面白半分にやった俺が悪かったです!!

だからその机下ろしてください!!!!

なんて俺の願いが聞き届けられるなんて事があるはずもなく。。。

でも机に関してはさすがにヤバイと英二が必死になって止めてくれたお陰でそこはなんとかなりました。

けど・・けどそこから後は英二もお手上げというか

、自業自得にゃ。諦めろ!そしてがんばれ!!」

と何気に楽しげな応援の言葉をくれて、その後はギャラリーな立場になってしまった。

恨むぞ英二!!てか確かに自業自得だけどさ(><)

結局この日一日、俺に向けられる不二の殺気は薄れることなく

少しでも気を抜けば何が襲ってくるか分からないという恐怖体験をしてしまった。

このことを不二が完全に許してくれたのは、翌日の不二特製激辛弁当を俺が間食し、

三途の河に3分の2、片足をつっこんでからのことだった。

 

 

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