星の数だけ・・・・






なんとなくな気持ちでフラリと出掛けた先

あちらこちらの店を覗いてる中、なんとなく気になるものを見たような気がして

店の中から歩道の方に視線を向けてみる。と・・・

俺は慌てて店から飛び出した

「リョーマ!!桃君!!」

大声で呼びかけると二人はすぐに俺の声に反応してキョロキョロと辺りを見回してる

その二人に俺は駆け寄って

途中で俺に気づいた二人は、リョーマは軽くというか

良くて見てやっとわかるぐらいのお辞儀らしきものをして

桃君は両手上げて手を振ってきた。

「二人仲良くお出かけか?」

「さっき偶然こいつとあったんすよ」

そう言ってリョーマの頭をぽんぽんと叩く桃君

その桃君の手をいやそうにぺしっと払いのけてぷいっと顔を背ける。

あははは、見てて面白い二人だ。

「で、目的地は一緒か?」

「違うっす。俺はこの先のストリートテニス場まで・・・」

あぁ、だからラケットケースを背負ってるんだな

でもそれだったらリョーマも行きそうなものだけど?

「リョーマの目的地は?」

「ペットショップ。カルピンの飯がなくなったので」

「そういえばカルピン、最近あってないけど元気?」

「暑さでまいってます」

「あー、ころんと一緒だわ。

家中の冷やっこい所を転々として一日中寝てるよ」

あのぐてーっとしてる姿も可愛いは可愛いけどなぁ

奴ら毛だるまだから夏の暑さは堪えるだろうな

「で、先輩は?」

俺?俺はさ家にいてもやることないし、ごろごろするのにも飽きたから

気分転換的にふらふらーっと出てきたのさ

そしてお前らを見つけて今に至る。

「でもよく見つけれましたね。こんな人込み多い中」

確かに俺もそう思う。

今日は記憶違いじゃなければ近くの神社でお祭りがあるんだったかな?

始まるのは夕方からなんだけどお祭り参加の人達が早めに出てきて

結構な人込みになってたりする。

こんな中人探しなんてしようとしても見つからないだろう!といった感じなんだけど

「なんだろな。俺はお前らのことだったらすぐに見つけられる自信があるぞ」

「どんな自信ですか、それは」

「わからん」

自分でもわからん。

でもお前らが近くにくればなんとなーく”居る”って感覚がするんだよ

それで今さっきもお前らを見つけたしな

「だから、もしお前らが迷子になってもすぐに見つけてやれるぞ!!」

特にリョーマ!お前ちっこいからなー。

こんな人込みではぐれたら何処行ったかすぐわからなくなりそうだ

と、行った途端に睨まれた。

リョーマに”小さい”とかって禁句だからな。でも実際本当にちっさいわけだし

それがまた可愛いんだから俺としては良いと思うんだけどな。

てかな、頼むから俺よりもでかくなるなよ!!

なんて心の中で密かに思ってたりすることはヒミツです。

「迷子って、あんたじゃあるまいし」

「越前、お前、先輩のこと先輩と思ってないだろ(汗)」

「だって、全然先輩らしくないし」

「うん。そうだよなー」

先輩も自分で認めんで下さい!!」

悪い悪い。桃君の反応が面白いのでつい・・ね。

「ま、確かに俺のが迷子になりやすい!!

てかしょっちゅうなってる。けどな、それでも俺はお前らが何処にいようとすぐ分かるぞ」

どれだけ人込みが多かろうと姿が見えてなくとも

多分きっと、ここら辺かな?て感覚でな。

「でもそれ、俺達も分かるっスよ。ねえ、桃先輩」

「おうっ、当然分かりますよ!」

「本当かー?」

からかいを混ぜた口調の俺にリョーマはニヤリと口の端を上げる。

「だから先輩が迷子になった時、俺達すぐに見つけて迎えにいくでしょ」

うわっ、そうきましたか!!

確かにそうだよな。俺がはぐれてもすぐにお前ら迎えに来るもんな

あれはいつも感謝しておりますよ。

てことでまたはぐれた時はよろしく!

てか今度は俺のほうが先に見つけに行ってやろうか?

「それよりいつまでも此処に立ち止まっていたら他の通行人に迷惑だ!

そろそろ移動しようぜ!!」

先輩はこっちに何か用事でも?」

「いや、ない」

でもなんとなくこっちに行きたい気分だからそっちに行く。

てことでお前らの付き添いってことでね

「はぐれないよう気をつけてくださいよ」

「でもはぐれたら見つけてくれるんだろ」

「故意によるはぐれは放っていきますので」

「・・・・・(TT)」

先輩、ちゃんと探しますから泣かないで下さいよー」

 

 

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