メカオンチ






それは突然起こった

ー、なんかTVおかしいぞ?」

「ん、どれどれ?」



今日の昼、突然英二から

、今日泊まりに行っちゃだめ?」

といった内容の電話が掛かってきた。

その日は親が仲良く旅行に出ていて俺一人の留守番だったことから

「泊まりに来い!」

「今から行くにゃ!!」

これだけの会話でさっさと電話は切れた。

この後、俺は泊まりにくるなら食料は何が残ってるかとか

まあ、お客様お泊りセットの用意をしたりして

気づけばあっという間に英二のやってくる時間。

そう思った途端に玄関のチャイムがなって

出迎えに行くと・・・

「泊まりに来るって、英二一人だけのことじゃなかったのか?」

「ん?違うよ、あの時後ろにみんないたにゃ」

そういってお邪魔しますと次々に家に上がる奴ら

それは英二を筆頭に桃君にリョーマに大石だった。

「なんか変な取り合わせ」

、すまないな」

最後の大石に本当にすまなさそうに言われて

「いや、いいって。さ、上がれよ」

何も無いけど・・・と大石にスリッパを出した。

「あー、!!俺達と大石と扱いが違う!!」

「ホントっすね!!いけねーよ、いけねーな」

「先輩、ころん何処にいるんすか?」

3人いっぺんにしゃべるな!!対応に困るだろうが!!

英二に桃君、お前ら俺が上がれと言う前にさっさと上がってたじゃねーか

それにスリッパ出せといわれても困る

大体スリッパを出すというのは

”いらっしゃい”

”お邪魔します”

”はい、どおぞ”

の流れで出すもんだろうが!!

今さっきの何処にこの流れがあったというんだ、言ってみろ!!

で、リョーマ、ころんは俺の部屋のベットの上で寝てる。

俺の部屋は。。。前に来たから知ってるな?

最近お前に会えなくて寂しそうにしてたからたっぷり遊んでやってくれ

が、程ほどに

「っす」

俺の言葉にリョーマは素直に2階にある俺の部屋に上がっていった。

「越前はの家に遊びに来たことがあるのか?」

「おう、目的はころん。。。うちの飼猫と遊ぶ為でな」

反対に俺もよくカルピンと遊ばせて貰うためにリョーマの家に行かせて貰ってる。

「へー、そうだったのか」

「で、大石、なんでこんな流れになったのか教えてくれ」

あっ、何時までも玄関で話すのもなんだから奥に行こう

と、俺は大石を奥の部屋に案内する。

そして玄関に取り残される形となった英二に桃君

俺の部屋に向うリョーマを見送り、俺達が前を通るのを見送り・・

先輩!!なんで俺達と対応が違うんですか!!!」

「ひどいにゃ、(TT)」

「いや、これは当然の流れだと思うので説明省く!!

で、そこらへんにお菓子あるから適当に食っとけ。

英二、泊まらせてと言ったからにはもうすぐしたら夕食の用意手伝えよ」

当然桃君もな

えっ?なんでこれを大石やリョーマに言わないかって?

それは言わなくても先に動いてくれるからに決まってるじゃないか

といった言い方も気に入らなかったのかしばらくの間英二と桃君はぶーぶー文句言っていたが

やがてつけたテレビが気になるようで静かになった。

で、大石にいろいろ説明してもらって、

やっぱりこの状況になった経緯に納得行かない点は数々あれど

着てしまっものは泊まっていけ!ということに治まった。

この間も何度も大石に謝られて。。。これでまた胃を痛くしたらごめんよ?

これから英二が急に”泊まりに来る”と言ってきた時は英二一人が泊まるのか

他にも来る奴がいるのかとかいろいろ確認しないとダメだな。

でないと今回みたいに俺は楽しいことになりそうだから良いんだけど

大石みたいに振り回される奴が出てきそうだ。

とかなんとか考えてたら英二からTVが可笑しいと声が掛かった。

「おかしいって・・・」

何がだろうと行ってみると、確かにおかしかった。

画像が乱れに乱れまくっている

「あー、これ最近しょっちゅうなんだよな。

結構長いこと使ってるからもう買い替え時なのかもしれないな」

「何年くらいっスか?」

「10年近く?」

「ふるっ!!よくそんな長いこと使ってますね」

「今まで別になんの以上もなかったからな」

でもさすがにこれがしょっちゅうだと近いうちに目がやられるな

親父が旅行から帰ってきたらいっとかないとな

これで言うの忘れてたらずっとこのままになってるだろうから

と、俺はホワイトボードに”TV不調。買い替え希望”と書き込んでおいた

よしっ、これで忘れてたとしても見れば一発で思い出せて安心だ。

「で、、どおするにゃ?」

「どおするって」

俺は今見てるわけじゃないから別に良いけど

てか俺のTVは自分の部屋にあるからこのTVあんま見ないんだよな

だから困るのは俺じゃなくて今見ている英二達

このまま無視してたらまたうるさくなりそうだと・・・と思って仕方なく俺はTVに近づいて

その側面をおもいっきし・・・


バンッ!!


叩いた。

一瞬さらに画像乱れたTVは次の瞬間にはちゃんと綺麗な画面に戻っていた。

「これでOK!!」

な、大丈夫だろ?

と、振り向いて英二達を見れば、何故か俺の顔を驚愕のまなざしで凝視していた。

英二と桃君だけでなく大石までも

「・・・どうしたんだ?」

、今のは」

「あぁ、細かい所いじるの俺苦手だし、てかいじると完全に壊れるんだよ。」

簡単に直るはずのものも俺がいじると直るどころか二度と使い物にならないようになってしまう。

だからいじるのは禁止されてるんだよ

で、バレたら弁償させられる。

いや、冗談じゃなくて前にも一度それでバレてマジで弁償させられたから!!

あの時のようなのは二度とごめんなんだよ

で、そうしたらできることっていうとさ、限られるだろ?

「それに叩いたらよく直るって言うじゃん」

それを実行したまでのことさ

で、それがなんでお前らがそんな固まるようなことになるんだ?

「・・・・・・だから」

「あぁ、そうだな。だもんな」

「そうっすね。先輩ですもんね」

・・・・一体どんな会話だ?

俺だから何だといんだよ?

わけの分からない反応に俺は首を傾げながら台所に向った。

急遽増えたお客のお腹を満足させられるだけの夕食の材料があるかどうか確かめる為に・・・・


 

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