ピアノ
「の家にピアノあるって本当?」
昼、不二と英二と俺の3人で弁当を食べていたら
突然英二が「そういえば!」と俺に質問してきた。
「あるけど、それが?」
「うっわぁぁ!!!本当にあるんだぁ!!」
すげー!!
とかちっちゃい子供みたいに目をキラキラさせて叫んでる英二を
俺は箸で英二を示しながら不二を見た。
「何、あれ」
「さあ?」
不二にでもわからないことあるのか?
とか思いつつ、まあいいや。と弁当を食べるのを再開する。
「不二、それ、色変」
「この色が良いんだよ」
いや、ダメだって。見るからにモロ身体に悪そうな色してる!!
と、力説する俺を見る不二の目に危険を読み取って俺は大人しく自分の弁当に箸をつける
いや、その前に
「英二、そろそろこっちの世界に戻って来い」
そしてさっさと弁当食べろ
時間なくなるぞ?
「すげー!!!」
それはもう良いから
やっとこさで英二を落ち着かせてやっと本当に再開
「そういえば俺の家にあるって誰から聞いたんだ?」
てかお前は今まで知らなかったのか?
俺の家に遊びに来た時に見たことはなかったのか?
「聞いたのは乾!知らなかったにゃ!!行っても全然みなかったし」
おかしいな?
家の玄関脇の半物置部屋となってる部屋にででんと置いていて
そこの部屋は扉閉めてないから見ようと思えば見れるしピアノなんて目立つからすぐわかると思うんだけど?
「」
「何だ、不二」
「この間遊びに行った時に思ったんだけど・・・ピアノ、荷物で埋もれてて見えなくなってたよ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・結構前から言おうと思ってたんだけどね」
・・・・・・・・そういえば、いらん荷物は全部あの部屋につっこむからなー
長いこと整理した記憶もないからピアノが埋もれて見なくなってしまってても仕方ないかも?
今度の休みでも一度ちゃんと整理でもしようか?
「で、のピアノはあのでっかい奴?」
「でっかい、というとグランドピアノのことか?」
「えーと。。そう!!それ!」
「あはははは・・・・アホか!!あんなでっかいのが入るわけないだろうが!!」
てか庶民の家にグランドピアノなんて邪魔以外のなにものでもないわ!
憧れはするけどな
「そんな怒鳴らなくてもいいにゃ・・・」
あー、悪かった。怒鳴った俺が悪かったです。
だからそんな拗ねるな落ち込むな!!
「」
「どうしたんだ?」
そんな恨めしそうな目で見上げるなよ(汗)
「俺、今度のピアノ見たいな?」
「それは、よいけど」
なんでそんなものが見たいんだ?
ピアノが見たいのなら音楽室に行けば思う存分見れると思うけど
「友達の家にピアノがあるって初めてだから見てみたにゃ!!」
理由はそれかい!ま、良いけどさ
「じゃあ、英二がピアノ見に行く時、僕も一緒させてもらおうかな」
「はっ?不二は何度か見てるだろう?」
何を今更改めて見に来るわけさ
「ピアノは見たよ。けど、がそのピアノを弾く所はまだ見たことないから
是非この機会に見せてもらおうかなと思ってね」
「ばっ!?バカ!!お前何言ってんだよ!!」
「ピアノがあれば弾いてる所も見たいというのは当然のことだと思うけど。。。英二はどう思う?」
「不二に賛成!!」
「英二の裏切り者!!!!」
「だってー。俺もが弾く所みたいにゃ!!」
「「てことだから次の休みにはよろしく(にゃ)♪」」
二人してにっこり笑顔で見られて・・・俺に何ができると?
ただできるのは”わかった”と頷くことだけ
そして2週間後の休みに不二と英二は我が家にやってきて
俺は久々なピアノを指がつるかと思うくらい延々と弾かされてしまったとさ