青春、してる?
校内を走り回ってる内に辿り着いた場所
そこには寝転がってゴロゴロしてるリョーマと桃君の姿があった。
「よっ!二人ともこんな所で何してんだ?」
良い若者がこんな天気の良い日にごろごろするだなんて感心できないぞ?
「先輩、何じじくさいこと言ってるんスか」
「じじくさいとか言うな!!!」
「だって実際そうだし」
「越前、そおゆうことは思っても口に出しちゃいけねーな、いけねーよ」
先輩らしく注意する桃君
その姿勢は偉い!かもしれない。が、その内容はいただけない
「桃君、それは君も俺のことを”じじくさい”と思っているということだね?」
睨みつけるように低い声でそう言うと
桃君は一瞬固まった後、目をそらした。
はぁ〜。なんちゅう後輩達だ!!
俺の何処がじじくさいというのか?
「いっとくけど俺は今、青春真っ只中なんだぞ?」
本当に!!
真っ只中を突っ切ってる最中なんだからな?
じじくさいというのはお前らのようにごろごろしてるようなヤツラをいうんだ!
たまにはお前らも俺みたいに突っ切ってみろ?
「いや、俺達は部活で青春してますので・・・」
乾汁を飲まされて叫びながら走っていくことか?
確かにあれも青春の一つ!!それも王道だ!!
ただ、叫んで走っていく場所は違うけど
太陽に向って走っていくのなら完璧だけどな!!
てか部活だけでなくその他でも青春しろよ!!
「面倒臭いっス」
おいっ、リョーマ、お前のほうがやっぱりじじくさいぞ?
桃君の方はというと苦笑いを浮かべている。
はぁ〜・・・こいつらは・・・・
「ところで先輩はどおして此処に?」
来た時息切らしてましたけど?と不思議そうな桃君に俺は苦笑した。
あー、理由な。言っても良いんだけど・・・・長いぞ?
目を逸らしながら言った俺に
「理由って、アレですか?」
と目の端でリョーマが何処かを見ていて、
俺も桃君もそちらに視線を向けてみる。と、
「!!そこから動くな!!」
と、この世のものには見えない形相をした手塚がこちらに向って走ってくる。
「げっ!?」
思わず頬を引き攣らせて一歩後ろに下がってしまった。
「またなにかしょうもないことをして部長を怒らせたんでしょう?」
違う?と言うリョーマにただひきつった笑みを返すしかない
「先輩、一体何したんスか?」
部活中に八つ当たりは勘弁すよ?
100周!とか言われんのはイヤっす
とぼやく二人にに軽くスマンと謝って俺はその場から逃げ出す
「待て、!!逃げるな!!!!」
逃げる俺に迫って来る手塚の声が届く
が、待てといわれて待つ奴はいない!!
そしてあんな形相で走ってくる姿を見たら誰であろうと皆逃げると思う
ということで俺は逃げます!!
捕まったらどうなるかなんんて。。。経験済みだし遠慮したいしな!!
てことで必死の鬼ごっこは再開された。
「先輩、部長があんな顔で追いかけてくるようなこと何したんだろうな?」
「さあ、きっと・・・」
いや、間違いなくくだらないことしたに決まってますよ
でもってあれがあの人の青春なんですよ。
「・・・・・突っ切ってる最中っていってたしな」
今も部長から必死で逃げてるの姿を眺めてあんな青春だけは絶対に嫌だ!
と心から思う二人だった。