何事かと思う程の地響きが聞えた気がして教室のドアに目を向けた瞬間

バンッ

と大きな音と共にドアが開かれた。

そこに立っていたのは

「あれって、吹奏楽部の副部長さんじゃなかったっけ?」

確かそうだったよね?名前忘れたけど。。。と英二が呟いたのに”そうだ”と頷いた。

彼女がこのクラスに尋ねてくる理由は多分、というか間違いなく

自分達の友達であり吹奏楽部の部長を務めているらしいに用事あってのことだろう

が、彼は、今日はまだ姿も見ず、机に鞄も置かれてないことからまだ登校してきてないらしい

、珍しくおそいね」

いつもは自分達が朝練終わって教室に戻った時にはすでに登校してきてるのに

「そだね。。。どうしたんかな?」

英二も気になってたらしくの机の方に顔を向けた

が、その瞬間に

「不二君、菊丸君!!」

と大きな声で名前を呼ばれて

何だろう?と振り返ればいつの間にか入り口から僕達の席までやってきていた吹奏楽部の副部長の姿。

「おはよう。はまだ来てないみたいだよ」

「珍しいこともあるにゃ」

「不二君、菊丸君おはよう・・・そうね、珍しいことに奴は朝練に参加してたわ」

その言葉に僕達は驚いてしまった。

が朝練に参加!?どうして!」

「どうしてって私が聞きたいわよ!!二人とも何か心当たりとかない?」

朝練に出ただけで此処までいわれるのってどうなんだろう?

と、思わなくもなかったが普段の彼の部活出席度を考えると仕方ないものなのかもしれない。

が珍しく朝練に出てた。そのことを話すために来たの?」

確かにそのことだけでもかなりの話のネタにはなるだろうけど

それをわざわざ僕達に話に来るというのは不思議で、

だから聞いてみた。。。が、この時、聞いてしまったことを僕は数分後に激しく後悔することになる。

「よくぞ聞いてくれたわ。あのね、二人にお願いがあるのよ」

「お願い?」

彼女から僕達にお願いがある。ということは、それは

のことで何か?」

聞いた僕に彼女は”アタリ”と頷いた。

「実はね、アレを何とかして欲しいのよ!」

「アレ・・ってにゃに?」

「アレはアレよ!これは絶対にテニス部に関係あることだと思うから

二人で、どんな方法使っても良いからアレをあのバカから止めさせて頂戴!!」

・・・・、君一体何をしたんだよ(汗)

聞き出そうとした僕達に彼女は口に出して言うにも鳥肌が立って嫌だ!ということで決して話てはくれなかった。

そして

「お願いしたからね!放課後までに直ってなかったら・・・・吹奏楽部が総力を挙げてテニス部にイヤガラセをしてやるからね!」

そういって来たとき同様、騒がしく去っていった。

「イヤガラセってどんなことするのかにゃ?」

「さあ」

何かされたとしても・・・

「(テニス部の部員達の姿を思い返しながら)堪えるようなのはそろってないけどね」

「皆図太いからにゃぁ。。。気づかないかも」

「ありえるね」

と英二と笑い合いつつ、彼女にそこまで言わせるような一体どんなことがあったのか?

と不思議に思ったのだが、それはすぐに解明された。

身の毛もよだつ鳥肌と共に

パシーンと勢いよく開かれたドア、その真ん中にが立っていた。

何をしてるんだ?とばかりにはクラス中の注目を集め、

なんとなくの発する雰囲気から皆黙っていた。

そんな教室には一歩、二歩と足を進め、ピタッと立ち止まると

なにやらどこかで見たようなポーズを決める。

そして一言

「俺様の美音に酔いな」

・・・・・思わず、思わず手にしていた鞄をめがけて力いっぱい投げつけてしまったのは仕方ないと思う

「ってーな!!不二、何しやがる!!」

「それは僕の台詞だよ!なんでが跡部の真似をしてるの!」

「そうにゃ!!には全然似合わないにゃ!」

僕達だけでなくやはり先程のの台詞に抵抗を覚えたクラスメイト達から

”似合わないから止めろ!!”とか”気色悪い!”などの声が上がっている。

「うっせーな!!いーんだよ!俺様のすることに逆らうんじゃねぇ!」

何か俺”様”なの!と言いたい気持ちをグッと堪えて僕は静かに尋ねた。



「何だよ」

「なんで君が跡部を知ってるの?」

「は?知るわけねーじゃん」

俺は吹奏楽部なんだぜ?テニス部じゃねーっつーの!

と答えるが憎らしく机を投げつけてやりたくなる気持ちを抑えるので精一杯になってしまった所を横から英二が口を出した。

「跡部知らないならなんでそんな物真似できるのさ?」

「ヌイ情報」

乾、君、今日の放課後は覚えてろ!と思わず力がはいっしまい、

持っていた筆箱から鈍い音が聞えて慌てて離した。

そんな僕を横目で見た英二が慌ててさらにに質問していた。

「な、なんで乾からそんな情報教えてもらったのさ」

「おもしろ情報があるっていうから教えて持てもらったのさ!確かにこれは面白いぞ!」

副部長達が恐怖の目で俺を見ていたからな!

なんて笑いながら英二に向って「樺地!!」と呼んだりして楽しんでる。

「にゃんで俺が樺地なんだよ!」

「バカ!俺が樺地って呼んだら「ウスッ」って答えるんだよ!」

「だからにゃんでだよ!!」

ギャーギャー騒ぐ英二に

クラスメイト達は何がなんだかわからずにただ呆然と眺めていた。



「何だよ、不二」

「その真似、やめて」

「なんでさ?いーじゃん。面白いから」

「・・・!不二の言うとおりやめるにゃ!」

不二の手元を見るにゃ!と慌てる英二の言葉には不思議そうに僕を見て。。。青褪めて言った。

「不二、俺もうやめるから!もう二度とやんないから、お願いだから机を投げるのだけは止めて(TT)」

二個同時に投げられるのはいやー!と言いながらは涙ながらに謝った。

「その言葉に二言はないね?」

「ありません」

いいきった言葉に頷くと僕は掴んでた手を離した。

さて、後は乾にきっちし話をつけないとね。

ににらないことを吹き込むな!と。



 

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