アンケート






「えーと、先輩。質問良いですか?」

前を歩いていた先輩方に恐る恐る声を掛けたに皆何事かと振り返った。

そして代表して菊丸が返事をした

「にゃに?答えられることなら答えるよー」

この答えにはぱぁっと表情を明るくして鞄の中から慌てて一枚の紙を出した。

そして

「えー・・・・女の子から手紙をもらったらどうしますか?」

そう言った瞬間に菊丸は目を丸くし

手塚や大石などは”何を言ってるんだ”といった顔で見てきた。

その中で不二だけは何かを知っているようなそんな微笑みを浮かべてを見ていた。

「アンケート。ですけど、それでえーと・・・読まないで捨ててしまうか、読んで返事するか、手紙貰うの嫌いか」

です!と紙に書かれていることを最後まで読みきったはぱっと顔を上げて

自分を見る先輩達の顔をじっと見て返事を待つ。

、ストレートすぎ」

溜息をつく越前には不思議そうに首を傾げた。

「なんで?何かおかしい?」

「おかしくはないけど」

はっきり聞きすぎだろう溜息をつく越前に気づかずはどおしたの?と聞いてくる。

、それ誰に質問するように言われたかは、聞かないでおいてあげるよ」

「ありがとうございます(^^;)」

「にゃに?何の話?」

「えへへへ・・・で、どおなんですか?」

すべて同級生の女子達に質問してきてくれ!と頼まれたことだった

君、テニス部でしょ?お願いがあるんだけど・・・”と

同じクラスの越前にお願いがいかなかったのは一緒に過ごすうちにお願いしても無理だ・・・と皆が悟ったためだった。

そしては気さくで誰とでも仲良くなる性格だった為に頼まれてしまっていた

とりあえず目の前の先輩から!とは菊丸の目をじっと見て返事を待つ。

「そ、そうだにゃー」

あまりに真面目に見てくる目に菊丸は頭をかきながら助けを求めるように視線を大石の方にさ迷わせた。

「大石〜」

「英二の意見を聞かれてるのに大石に助けを求めても仕方ないんじゃない?」

「うぅ・・・不二のいじわる!!そういうなら不二はどうなんだよ!!」

「僕?僕はそうだねー」

「俺は手紙より食べ物だと嬉しいぞ!!」

いきなり割り込んできた桃城に不二は機嫌を悪くすることはなく

「それは桃らしいね」

と楽しそうに微笑んでいる。

「桃先輩。食べ物じゃなくて手紙の話ですよ・・・一応そう伝えますけど」

そういっては質問を書いてあった紙に何かを書き込んだ

そして顔を上げて、ばったりと目が合った手塚に

「手塚先輩はどうですか?」

と勇気ある質問をする。

それにその場にいた全員が緊張し、しかし不二だけは楽しそうにして皆手塚の答えを待った。

「・・・・

「はい」

「くだらない質問をするな」

「・・・・すいません」

「まあまあ、手塚。も悪気があったわけじゃないしね」

「そうだぞー真面目に考えてるとはげるぞー」

ちゃかした菊丸に手塚は鋭い視線を向けると菊丸は慌てて大石の後ろに隠れた。

「で、どーなんスか。質問答えてくれないと今からの練習時間、は気になって練習どころじゃなくなると思うんスけど」

それまで黙って見ていた越前が口を挟んでその内容に皆「そうかも」と頷き

そして皆の視線が手塚に集まる。

そのことに手塚の額にさらに皺が一本刻まれて・・・・

慌てて助け舟を出すように大石が横から口を挟んだ。

「貰うのは、嬉しいかな。でも正直困るな」

「どうしてですか?」

「これから大事な大会が続くからね」

そっちの方に集中したいからね。

その言葉には”そうですね”と頷いて持っていた紙をたたんで直した。

「皆には応援してくれるほうが嬉しいって伝えておきます・・・程ほどの応援で」

「そうしてくれた方が嬉しいな」

「時間をとってしまってすいませんでした。ありがとうございました!」

そういってはペコリと頭を下げた。

「あー、でも桃は食べ物大歓迎!!ってのは伝えておいてくれた方がよいかもにゃ」

「英二、何を」

一件落着。綺麗に治まった所に挟まれた菊丸の言葉に大石は慌てる

「だって、それで食べ物を貰うようになったら部活中に”お腹すいたー!”って騒がなくなるっしょ」

「英二先輩!!」

俺そこまで食い意地はってないっすよ!!と叫ぶ桃城を無視して菊丸は楽しそうに笑う。

「英二、本音は桃が貰った食べ物を横取りしてやろう!と思ってるんでしょ」

「にゃ!?そんなこと思ってないよ!!」

「本当に?」

「・・・・少しだけ」

「ほらね」

「英二先輩・・・横取りしないでくださいよー!!」

「いーじゃん。たくさん貰った中から少しくらい!」

桃城と菊丸が騒ぎ出したことにまたも手塚の皺が増えて

「菊丸、桃城、20週だ!

「「えぇー!!!」」

「文句があるなら増やすが・・・」

「「行ってきます!!」」

増やされてたまるか!と二人は勢いよくその場から駆け出していった。



”・・・・・・英二先輩と桃先輩は食べ物大歓迎”

この騒ぎの原因となったは皆が騒ぎに気をとられてるうちに得たばかりの情報をこっそり書きとめていた。

 

 

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