Fine Day  酔夢酔話さかな・酒菜・肴

昔昔(天武天皇の時代)のお話です。仏教が盛んだったころ殺生戒というものがありまして、動物の肉を一切禁止された時代がありました。そのころ副食の魚介類や野菜を「菜(な)」と呼びまして、お酒のつまみとして食べられる食物を「酒菜(さかな)」と呼びました。

平安時代にはいり鳥だけは食用にしていいことになりました。でもやっぱり他の肉も食べたかったので、ウサギを鳥に見立てて「一羽、二羽」と数えたり、猪を魚とこじつけて「山クジラ」と言ったりしたそうです。また戦国の武将は犬の肉もたべていたそうです。

今では、肉も魚介類も野菜もすべて「酒菜」に含まれるようです。

もうひとつの「さかな」=「肴」には、お酒を飲むときに添えられる食べ物のほかにお酒の席に興を添える踊りや歌、会話も含まれるそうです(厳密にいえば、その場にいない人の話題は含まれないようですが(笑))

魚(うお)が「さかな」と呼ばれるようになったのは、日本は魚が豊富なので酒の「さかな」になることが多かったからと言われています。