ベガ

星名 学名 星座 バイヤー符号 フラムスティード番号 赤経 赤緯 実視等級 絶対等級 距離 スペクトル型
ベガ Vega こと座 α星 3番 18h36m56s +38゜47’01” 0.03等 0.58等 25.3光年 A0

ベガの位置位置

 こと座のベガは織姫星として有名ですが、七夕伝説のとおり、夏の天の川のほとりで、ちょうど彦星(アルタイル)の対岸に位置しています。実際にベガを見るには、七夕の頃よりも夏本番を迎えてからの方が高度が上がってきて見やすくなります。
 ベガは夏の夜空で最も明るく輝く1等星なのですぐにそれとわかります。

織姫星

 ベガは七夕祭りの織姫星として知られています。彦星のアルタイルとは1年に1度、7月7日の夜にしか会うことが許されないという可愛そうな夫婦です。

 実際には2つの星の距離は14.8光年も離れていますから、光の速さでも片道に14.8年もかかってしまう計算になります。

 ベガはアラビア語で「落ちるわし」という意味です。

夏の星座の最輝星

 ベガの明るさは0.0等星ですから、普通の1等星よりはワンランク明るいことになります。夏の星座の星はいずれもベガより暗いので、夏の夜空の一番星はベガになります。

こと座

 ベガの近くに3等星と4等星とで形作られた小さな平行四辺形が見つかりますが、これがこと座になります。これはギリシャで一番の音楽家オルフェウスが奏でた琴だといわれています。

夏の大三角形

 ベガは、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブとともに、夏の大三角形を作っています。冬と春にも大三角形がありますが、濃い夏の天の川を背景にした夏の大三角形は、一番優雅で華やかなものかもしれません。また、星の色が3つとも白っぽい色をしていのも特徴です。

高温星

 ベガの表面温度は1万1千度もあり、太陽の60倍の光を放っています。質量は太陽の2.4倍くらいの重さがあります。

1万2千年後の北極星

 地球の自転軸は、歳差運動によって約2万6千年の周期で回転しているため、地球自転軸の方向は現在の北極星の方向から次第にズレていってしまいます。今から約1万2千年後には現在の北極星に代わって、ベガが天の北極に5度まで接近して北極星となります。

※つるぷらが描く珍しい天文現象の中にある12000年後の日周運動を参照してください

ベガのまわりのチリのディスクの温度分布惑星があるかも?

 ベガには惑星が存在する可能性が指摘されています。海王星くらいの重さの惑星が、太陽−海王星間くらい離れた距離を回っているかもしれません。右の図は、ベガの周りに広がるチリのディスクの温度分布を示した図で、*がベガになり、×は予測される惑星の運動を示しています。(提供:PPARC)