ペルセウス座流星群
天文関係で夏の風物詩といえば何を想像されますか。七夕祭り、さそり座、天の川などいろいろありますが、ペルセウス座流星群はその筆頭に挙げてもよいのではないでしょうか。ペルセウス座流星群は、冬のふたご座流星群とともに年間を通して最大の流星群です。その出現数もさることながら、明るい流星が多い上に痕を残すものもあって華やかで、とても印象に残る流星群といえます。さらに、天体観測するにはいい季節ということも重なって、その存在は次第に天文ファン以外の方にも知られるようになってきました。お盆休みを利用して流星の天体観測をされる方も増えていますよ。さあ、皆さんもペルセウス座流星群の天体観測に挑戦してみましょう!
※下の絵はあくまでもイメージです。一度にこんなにたくさんの流星が見られると勘違いしないようにしてくださいね。
ペルセウス座流星群の出現イメージ

ペルセウス座流星群とは
流星は小さなチリが地球に飛び込んできた時にこれが発光する現象です。ですから流星は、いつ、どこに、どういう方向から飛んでくるのか予想がつきません。ところが年間を通してある時期になると特定の決まった方向から流星が飛んでくるように見える場合があります。これを流星群と呼び、飛んでくる方向に見える星座の名前をとって「何々座流星群」といいます。今回はペルセウス座の方向から流星が飛んでくるように見えるので「ペルセウス座流星群」となります。
母彗星と過去の出現
流星群は彗星の吐き出すチリに関係していると言われています。この流星群の母彗星は133年の周期で回帰するスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)とされています。1991年から1992年にかけて流星の出現が平年の2倍以上あり、これに合わせるように1992年にスイフト・タットル彗星の回帰が確認されました。
ペルセウス座流星群は比較的安定して出現する流星群ではあります。それでも1911年から1912年には現れなかったという記録があるかと思えば、1921年には1時間あたりに最大で250個も出現したことがありました。また、1924年から1930年にかけては少ない出現数が続きましたが、その後はだんだんと増加して現在に至っています。
古い流星群
ペルセウス座流星群は流星が出現する期間が1ヶ月もあることから、流星のもととなるチリの流れの幅が母彗星の軌道から広く分散していることがわかります。また、出現数も年によるバラツキが少なく、輻射点も10度から15度もの広い範囲に広がっています。このような点から古い流星群ではないかと言われているのです。実際、1200年以上も前の文書にこの流星群が登場しているそうです。
ペルセウス座流星群の特徴
3大流星群のひとつ
ペルセウス座流星群は年間に活動する流星群の中でも、最も活動的に活動する流星群のひとつです。しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群とともに、3大流星群の一角を占めます。ちなみに、話題の多かったしし座流星群は出現数が年によってマチマチなので3大流星群には含まれません。
活動期間
ペルセウス座流星群は7月20日頃から活動を始め、8月20日頃に活動を終えます。1ヶ月も
極大は8月12日の明け方もしくは8月13日の明け方となり、年によって異なります。極大の日をはずすと、観測できる流星の数は少なくなってしまいますが、もともと出現数の多い流星群だけに、極大の日以外でも前後数日間は1時間あたりに最大で10個以上の流星を観測することができます。連日観測して出現数の推移を確認してみると楽しいでしょう。
時間帯
輻射点のあるペルセウス座の高度が高くなるほど流星を多く観測することができます。概ね0時以降が良いといっておきましょう。そして、時間の経過とともに輻射点の高度が上がってくるので、明け方に近づくほど観測条件は良くなります。0時以降でないと流星が見られないわけではありませんが、夜半を過ぎてからの方が流星はたくさん見られます。
輻射点(放射点)
流星が飛び出してくるように見える方向は輻射点(放射点)と呼ばれ、ペルセウス座付近が輻射点となります。名前はペルセウス座流星群ですが、何もペルセウス座の中にしか流星が流れないというわけではありません。流星は全天にまんべんなく流れますので、特にどちらの方角でなければならないということはありません。
流星の数
極大の夜のピーク時で1時間あたり50個から60個程度の流星が見られます。先にも書きましたが、大きな流星群だけに極大の日をはさんで前後数日間は1時間あたりに最大で10個以上の流星を観測することができます。でもこれは視界が開けた空が十分に暗い場所で、流星を見慣れた人が観測した場合の話です。都会の明るい空では1時間に1、2個見られたら上出来かもしれません。空の暗さがものを言いますので、ぜひとも空が暗い場所へ出かけて行って見るようにしましょう。
流星の見え方ですが、感覚的に言えば、ボーッと眺めていてしばらくするとスッと流星が飛ぶ、そんなイメージでしょうか。言葉では難しいですね。
特徴
ペルセウス座流星群の流星は59Km/秒という速い速度で地球へ飛び込んできます。このため流星の見かけの速度は速く、痕を残すものが多いのが特徴です。また、明るい流星の割合が多いのも特徴で、見ごたえがあります。
輻射点のあるペルセウス座は夜半を過ぎないと高度が高くなってきませんので、観測できる流星の数も夜半を過ぎてから夜明け前にかけて次第に増えてきます。
以上をまとめると次のようになります。
・明るい流星が多い
・痕を残すものが多い
・速度が速い(願い事は無理かも?)
・夜半から明け方にかけて多く見られる
出現イメージ
8月13日2時30分頃の流星出現イメージのリンクを張りましたので参考にどうぞ。あくまでもイメージということでね。
北の空 東の空 南の空 西の空 天頂方向
その他、流星群観測にあたっての注意点も参照してください。
| 「つるちゃんのプラネタリウム for Javaアプレット」の中にある流星群で流星の出現イメージをつかんでおきましょう。 ・観測地 自分の住む場所に近い場所に変更します ・図法 いろいろな図法で表示してみてください ・方向 図法によっては方向を変更できます ・流星群に日時を合わせる チェックを外すと、時刻を変更できます |
| このページの画像は天文ソフトつるちゃんのプラネタリウム フリー版を若干修正した画像を使用しています。天文ソフトのダウンロードとご購入からお使いいただけます。 |
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男:あっ、流れ星!
女:えっ、どこ? どこ? 私も見たかったナ〜。
男:今度ペルセウス座の流星群があるんだけど、たくさん流星が見えるらしいよ。いっしょに見に行かない?
女:行きた〜いっ。
つる:あの男、流れ星なんか流れてないのにウソつきよった。けしからんヤツ!
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関連リンク:
ペルセウス座流星群が極大 2009年8月13日未明
更新履歴:
2008.7.13 更新
2004.9.30 更新
2004.7. 3 新規
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