ふたご座流星群
師走に入ると、なんだかまわりがあわただしくなってきます。気温の方もぐんぐんと下がって寒さも本格的になってきますが、そんな頃、ふたご座流星群が極大を迎えます。ふたご座流星群は夏のペルセウス座流星群のような華やかさはありませんが、毎年確実な出現を見せてくれる、当たり外れの少ない流星群です。特に近年は夏のペルセウス座流星群をしのぐ出現を見せており、目が離せない流星群です。
※下の絵はふたご座流星群の出現イメージです。一度にこんなに多くの流星が見られるわけではありません。

ふたご座流星群の特徴
ふたご座流星群は次のような特徴をもつ流星群です。
3大流星群のひとつ
ふたご座流星群はペルセウス座流星群、しぶんぎ座流星群とならんで3大流星群のひとつに数えられており、毎年多くの出現が期待できます。輻射点が一晩中見えている関係もあり、ひと晩に観測できる流星数を平均すると年間を通して最大の流星群であるといえます。
出現数
年によって若干のばらつきはありますが、ピーク時には1時間あたりにだいたい50個〜60個くらいの流星が毎年安定して出現し、多い年なら100個前後出現する場合もあります。もちろんこれは空が暗く視界が開けた場所で見た場合の話で、明るい都会の空の場合だと出現数はぐっと少なくなってしまいます。近年は出現数が増加傾向にあるようです。
極大日
例年は12月の14日もしくは15日に極大となりますが、14日に極大となる年の方が多いようです。
流星の特徴
流星群に属する流星はそれぞれ性状に特徴があります。ふたご座流星群の場合は概ね次のようになっています。総じて特徴のない流星群といえるかもしれません。
・方向 ふたご座の方向、正確にはα星のカストル付近から飛んでくるように見えます
・速さ 流星としては普通の速さです
・明るさ 特に明るいものが多いとか暗いものが多いとかいった特徴はありません。近年は明るいものが増える傾向にあるようです。
・その他 火球が飛んだりということはあまりありませんし、爆発したり色が変化するものもあまりありません。
流星観測のポイント
ふたご座流星群を観測する場合のポイントをいくつかあげてみましょう。
時間と方角
ふたご座流星群の場合、輻射点は一晩中見えていますので時間にとらわれる必要はないでしょう。しいて言えば、輻射点の高度が高くなる真夜中から明け方にかけて条件が最も良くなります。
次に見る方角ですが、流星は全天に流れ、どこに流れるのかわかりませんので、あなたが見たいと思う方角を見ればよいでしょう。
流星の飛び方
先にも書きましたが、ふたご座流星群の流星は輻射点の方向、つまりふたご座のカストル付近から飛んでくるように見えます。また、輻射点に近いほど流星の経路は短くゆっくりと飛び、輻射点から離れるほど流星の経路は長くて速く飛びます。
ふたご座流星群の流星の速さは普通に分類されます。しし座流星群やペルセウス座流星群などの流星と比べるとゆっくりと飛びますが、それでも「あっ」と言う間の現象であることにかわりはありません。
肉眼で見よう
天体望遠鏡や双眼鏡は空の一部を拡大して見るための道具ですので、視野が狭くなって見える範囲が限られてしまいます。輻射点付近の暗い流星を観測するなど特別な目的がない限り、そういったものは必要ありません。流星を見るだけなら肉眼で見るのが一番です。
防寒対策
ある意味この防寒対策が一番重要かもしれません。この時期になると日中でも寒い日が多くなりますから、夜間はとにかく寒くなります。防寒着やカイロなどは多めに準備しておきましょう。
ふたご座流星群の出現イメージ
12月14日1時頃の流星出現イメージのリンクを用意しましたので参考にどうぞ。あくまでもイメージということでご覧ください。
北の空 東の空 南の空 西の空 天頂の空
その他、流星群観測にあたっての注意点も参照してください。
| つるちゃんのプラネタリウム for Javaアプレットの中にある流星群でふたご座流星群の出現イメージをつかんでおきましょう。 ・流星群 ふたご座流星群とします ・観測地 自分の住む場所に近い場所に変更します ・図法 いろいろな図法で表示してみてください ・方向 図法によっては方向を変更できます ・流星群に日時を合わせる チェックを外すと、時刻を変更できます |