天体望遠鏡の入門機を買っちゃおう

天体望遠鏡を購入される前に、「天体観測入門」の中にある天体望遠鏡の選び方および天体望遠鏡の用語を読まれることをおすすめします。また、天体望遠鏡購入でよくある質問もご覧ください。

信頼性の高い入門機

 ビクセンといえば入門機からベテラン用まで幅広いラインナップを取りそろえた天体望遠鏡メーカーとして定評があります。つるちゃん自身も使っていますし、初心者の方にも安心してオススメできます。ここでは入門用の天体望遠鏡をビクセンから5機種紹介しましょう。クリックするとYAHOO!ショッピングへ飛びます。

写真イメージ 機種名 口径 焦点距離 形式 架台 つるちゃんの説明

スペースアイ 50M 50mm 600mm 屈折 経緯台  スペースアイはビクセン天体望遠鏡の中では入門機に特化したシリーズです。ポルタ型と比べて価格が安くおさえられています。とりあえず天体望遠鏡で月のクレーターや土星の環を見てみたいという方にオススメです。

 スペースアイ50Mは口径が50mmしかなく、双眼鏡とあまり変わりませんが、双眼鏡と比べてはるかに高い倍率で観測することができます。

 接眼レンズはPL4mm(150倍)とpl20mm(30倍)が付属します。150倍という倍率はこのクラスにしては過剰気味です。ファインダーは5倍20mmと小さいので、暗い天体は導入しづらいと思います。架台はこのクラスにしては珍しく上下水平の微動装置付ですから、星を追尾する面で安心です。

 なんだかんだ言ってこの機種の最大の特徴は、よくできている割りに安いということでしょう。
 


スペースアイ 70M 70mm 700mm 屈折 経緯台  スペースアイ70Mはスペースアイ50Mの大口径版です。口径は50Mよりも20mm大きくなって70mmありますから、その分だけ集光力も大きくなって像に安定感があります。

 接眼レンズは50Mと同じく、PL4mm(175倍)とPL20mm(35倍)の2本が付属します。175倍という倍率はやや過剰気味ですから、気流が安定した夜に惑星観測用として使いたいところです。

 架台はこのクラスにしては珍しく上下水平の微動装置付ですから星の追尾の面で安心です。価格面でもスペースアイ50Mと比べてそれほど高いわけではありませんから、お買い得感があります。

 
スターパル 50L 50mm 800mm 屈折 経緯台  スターパルは小口径屈折式鏡筒と経緯台がセットになった天体望遠鏡入門機です。軽量で操作もシンプル。月面クレーターや木星の衛星などを観測することができます。小学生低学年からの学習用にも最適です。

 スターパル50Lは口径が50mmしかなく、双眼鏡とあまり変わりませんが、双眼鏡と比べてはるかに高い倍率で観測することができます。

 経緯台は軽量でシンプルなもので、微動装置がありません。しかしフリーストップ式であるため、思った方向で即座に止めることができ、簡単操作を実現しています。三脚はスチール製です。観測の際に付属品を置くことができるトレーがあるので重宝するでしょう。

 ファインダーは5倍20mmと小型です。コンパスが内蔵されているユニークなもので、初心者の方にはありがたいでしょう。

 接眼レンズはH20mm(40倍)とH6mm(133倍)の2本が付属します。133倍という倍率はやや過剰気味ですが、月のクレーター観測では威力を発揮するでしょう。天頂ミラーと星空ガイドブック、星座早見盤が付属します。
 
スターパル 60L 60mm 910mm 屈折 経緯台  スターパル60Lは基本的に50Lと同様ですが、口径が50Lよりも一回り大きく60mmあります。その分だけ経緯台も少し大型化されています。50Lと同様に天体望遠鏡入門機ですが、末永く使いたい方はポルタ2経緯台を採用した機種をおすすめします。

 ファインダーは6倍30mmで、このクラスの望遠鏡としては大きめで助かります。コンパスが内蔵されているユニークなもので、初心者の方にはありがたいでしょう。

 接眼レンズはH20mm(46倍)とH6mm(152倍)の2本が付属します。152倍という倍率はやや過剰気味ですが、月のクレーターや惑星の観測では威力を発揮するでしょう。天頂ミラーと星空ガイドブック、星座早見盤が付属します。

 

ミニポルタ A70Lf 70mm 900mm 屈折 経緯台  ミニポルタA70Lfは、天体望遠鏡の入門機として定評があったポルタA70Lfの後継機です。ポルタの名がつくシリーズは、ビクセン天体望遠鏡の中にあって、これから天体観測を始めようという入門者をターゲットにした経緯台式の機種です。

 ミニポルタ経緯台は下で紹介するポルタ2を小型・軽量化したものです。手を離した位置で鏡筒がそのまま固定される「フリーストップ式」を採用しているのが特徴です。また、微動範囲が限定される部分微動ではなく全周微動ですから、天体望遠鏡の操作がスムーズです。

 スペースアイ70Mと同じ口径70mmですが、架台の作りがしっかりしていますから、初心者の方でも安心して使うことができます。接眼レンズはPL20mm(45倍)とPL6.3mm(143倍)が付属します。ファインダーは6倍24mmで少し小さめです。

 総重量は5.3Kgですから手軽に持ち運ぶことができます。初心者の方はもちろんのこと、ベテランの方でも気軽に使える2台目の天体望遠鏡としても良いでしょう。

 

ポルタ2 R130Sf 130mm 650mm 反射 経緯台  ポルタ経緯台の新機種ポルタ2シリーズで、以前に発売されていたポルタR130Sfの後継機です。ポルタ2はポルタ2アダプターが付属するとにより、三脚と経緯台の分離脱着がワンタッチで行えます。また、アリミゾ式プレートが採用されており、鏡筒の脱着も簡単です。もちろん全周微動付の経緯台です。

 鏡筒は反射式を採用することにより、口径130mmという、入門機としてはかなり大きな口径が安価に提供されています。入門機でも大口径が欲しいという欲張りなあなたに最適です。

 三脚は大型のアルミ三脚が採用されていますから、長時間安定した天体観測を行うことができます。ファインダーも6倍30mmで、入門機としては必要十分なものです。

 接眼レンズはPL20mm(33倍)とPL6.3mm(103倍)、6倍30mmのファインダーが付属します。大口径な機種だけに総重量は11.0Kgと、やや重たくなります。

 

ポルタ2 A80Mf 80mm 910mm 屈折 経緯台  ポルタ経緯台の新機種ポルタ2シリーズで、以前に発売されていたポルタA80Mfの後継機です。A80Mfに採用されているポルタ2経緯台についてはR130Sfと同じです。

 ポルタ2経緯台は鏡筒を手で持って自由に動かすことができ、手を離した位置で固定されるフリーストップ式です。また、フリーストップの固さを調整する工具を経緯台本体に収納できますから、工具忘れの心配もありません。

 屈折式天体望遠鏡の入門機としては少し大きめの口径80mmだけに、惑星観測などで威力を発揮します。ファインダーも6倍30mmで、入門機としては必要十分なものです。

 大型のアルミ三脚が採用されていますから、長時間安定した天体観測を行うことができます。

 接眼レンズはPL20mm(46倍)とPL6.3mm(144倍)、6倍30mmのファインダーが付属します。付属の正立天頂プリズムを使うと正立像が得られますから、地上風景を観察することもできます。総重量は9.0Kgあるので入門機としては少し重たい感じです。

 
ポルタ2 VMC110L 110mm 1035mm カタディオプトリック 経緯台  この機種が経緯台式のポルタ2であることは他の機種と同様です。カタディオプトリック式を採用することにより、口径が110mmある割りには非常にコンパクトな鏡筒に仕上がっており、鏡筒長は360mmしかありません。保管も移動も文字通りの省スペースを実現しています。

 口径は110mmですから極限等級は12.0等星で分解能は1.05秒。入門機としては十分過ぎるくらいなスペックです。三脚も他機種と共通の二段伸縮式で、90cmから130cmまで変えることができて安心です。

 接眼レンズはPL25mm(41倍)とPL8mm(129倍)が付属します。ファインダーは等倍のXYスポットファインダーですから、やや好みの分かれるところでしょう。